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映画レビュー『アメリカンビューティー』(1999)
感覚と時間は不可分
静止した絵をみやるときですら、
何かを感じるには時間が要る
音楽に至っては、
時間がなければ存在できない
しかし時間には尺度がない
感覚的にも物理的にも時間は相対的なもの
なので誰かが何かを感じるために必要な時間は
それぞれ異なり、
ある事柄に対して感動したり悲しくなるまでが
数秒だった人もいれば、数年かかった人もいる
しかし、それは短いとも長いとも言い得ない
そう
映画レビュー『CONTROL』(2007)
イアン・カーティス役のサム・ライリーがすごい。
動き完コピ。
淡々としているからどう苦しんでいたのか分かりづらさもあるけれど自死するくらいの個人的な苦しみなんて他人にわかるはずないから、無駄な心象の解釈や表現が無くてよかったんだと思う。
ただどうしようもなく素直で、若くて、割り切れないものをそのまま抱えた人だったのだろうと想像する。
サントラも良かった。
1.ニュー・オーダー : : Exi
映画レビュー『ドライブ・マイ・カー』私とは他者に対し無限の責任を負う者である
2021年8月20日公開
監督:濱口竜介
脚本:濱口竜介、大江崇允
原作:村上春樹
キャスト
家福悠介:西島秀俊
渡利みさき:三浦透子
家福音:霧島れいか
高槻耕史:岡田将生
イ・ユナ:パク・ユリム
コン・ユンス:ジン・デヨン
ジャニス・チャン:ソニア・ユアン
ペリー・ディゾン
アン・フィテ
柚原:安部聡子
本来的に量り知れない存在であるのが他者。
音の裏切りや高槻の暴力性。
家福が作る舞
ディスクレビュー / Lizzy Mercier Descloux『Manboo Nassau』(1981)
パティ・スミスやリチャード・ヘルらとの親交をきっかけにNYパンクシーンで活躍したフランス出身アーティストLizzy Mercier Desclouxの2枚目のアルバム。
部屋中で何かが弾けて飛び跳ねているような、からっとしたポストパンクサウンド×アフロビート×ファンク。
パンク以降の70年代末〜80年代半ばのNY、よりアート志向で実験的なサウンドの"ノーウェイヴ"というムーブメントがあり、アー
ディスクレビュー / BOOKER T. JONES『The Road from Memphis』(2011)
大御所オルガン奏者Booker.T.Jonesのソロ7枚目となるアルバム。Questloveプロデュース。
太いリズムセクション、ファンクネス、キャッチーなリフ、ビンテージなんだけどモダン。この時代だからできたディープファンクミクスチャー。ANTI-Recordsの多様性とQuestloveのセンスが遺憾なく発揮されている。
特におすすめは1-4,7,9-11
じっとしているのが難しいくらい