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ウイグル

生まれながら人には自然権がある(平等、自由、財産)とジョン・ロックは言ったけれど、実行力を保障されない権利は成り立つはずがない。

国際法、国際人権法、国際条約で保障されていると言っても、各国が国内法にそれを適用しないと実行力は無い。

国連でも、常任理事国である中国とロシアはよく紛争解決に向けた決議案を拒否する。

なので国連や国際社会といった大きそうな機械はそれほど大きくは機能しない。

中国は長年、ウイグル人に対する人権侵害、ジェノサイドを続けている。

漢民族から監視され、家族が引き離され、暴力に晒され、拷問され、強制的に不妊手術され、食糧も医療も不足している。
中国国内ではその情報を拡散するだけでも罰せられる。

下に貼ったAbemaの番組は情報がとても生々しくて衝撃を受けた。

強制労働が関わるとされている新疆綿の不買(中国初のSHEINとか)はどれくらい意味があるのか正直わからない。
強制労働はむしろ中国内販向けに行わされているという情報もある。

綿の出自はとても複雑なので企業として潔白を表明していたとしても本当のことは謎だし、中国から輸入している綿が約30%×中国内の新疆の綿シェア90%=日本で使われている綿の27%が新疆綿、と考えると周りに潜みまくりで完全に避けて通ることは難しい(安すぎるものは疑っていくしかない)。

自分にできることは何だろう。
運良く国外へ避難できた人達に対するサポートとか。

国際機関やNGOを通して支援することができるよね。

当事者たちが少しでも元気になってくれれば、
そこからまた、世界に向けての生の声がより広がっていくと思う。

何かアイデアやプロジェクトがあったら教えてくれたら助かります。

▼かなりショックの強い内容だけど、
当事者インタビューも含めて惨状がよく分かる番組だった

▼ウイグル伝統音楽 
文化も替えのきかない宝物。なぜこんな素晴らしい演奏を生み出す人達を差別できるのか。
左からおそらく、ダフ、イキリク、カーヌーンという楽器(たぶん)

▼寄付の参考に

1. 日本UNHCR協会
  活動概要: 難民支援を行う国連難民高等弁務官事務所 (UNHCR) の活動を日本で支援し、難民の保護・支援活動、啓発活動、資金調達を行っています。
  寄付ページ: https://www.japanforunhcr.org/

2. 人権・人道支援基金 (HRN)
  活動概要: 国内外での人権問題に取り組み、調査・報告、救援活動、法的支援、政策提言などを行っています。
  寄付ページ: https://hrn.or.jp/donation/

3. JACエンゴス
  活動概要: ウイグル人の権利擁護や状況改善を目指し、情報発信、啓発活動、講演会やイベントの開催、ウイグル人を支援するプロジェクトの紹介などを行っています。
  寄付ページ: https://jacengos.org/notice/279

4. CONGRANT
  活動概要: ウイグル人の権利擁護や状況改善を目指すプロジェクト「ウイグルの声を届けるプロジェクト」に寄付ができます。情報発信や映像制作、調査報告などを行っています。
  寄付ページ: https://congrant.com/credit/form?project_id=6020

5. ウイグルジャパン
  活動概要: ウイグル人の人権問題に関する支援活動を行い、情報発信、啓発活動、日本政府や国際社会への訴え、ウイグル人難民や家族の支援、ウイグル文化の継承・発展支援を行っています。
  寄付ページ: https://uyghur-j.org/japan/about/donate/

6. キャンペーン・フォー・ウイグル (Campaign for Uyghurs)
  活動概要: ウイグル人の人権問題に対処し、情報発信、政策提言、啓発活動、連帯活動などを行っています。
  寄付ページ: https://campaignforuyghurs.org/ja/

※追記
Twitterをみていたら極右ぽい政治家が、選挙のアピールポイントとして"ウイグル問題の取り組み"についてたくさん投稿していた。
反中国の手段に使ってるだけな感じがぷんぷんして悲しくなった。
けれどとにかく支援が必要な人達からしたら背に腹は変えられないよね。
自分は国で一括りにして中国を嫌うつもりは一切ない。むしろ文化的に好きなところはいっぱいある。日韓問題もそうだけど、途方もない複雑さ。

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