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ゆっくり読みたい自分用マガジン

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時間があるときにじっくり読みたい記事を保存しておくための自分用マガジンです。
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記事一覧

美容の推し✨②

美容の推し✨②

コロナ禍でサボっていたスキンケアとメイク。マスクで動かさなくなった顔の筋肉の緩み、弛み。更年期後期によるホルモン変化によって突然現れたシミ、シワ。一昨年の暮れと昨年夏に罹患したコロナによる後遺症。それと重なるようにして職場で起こったトラブルによるストレスでの体重減少。

これら諸々の事情により、肌が一変。ここ1〜2年の老け込み方がハンパないと実感、そこで昨年スキンケアを大きく見直した。

以前投稿

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note賞を獲ったガラスペン狂いが語るガラスペンの使い方。

note賞を獲ったガラスペン狂いが語るガラスペンの使い方。

 どうも、230本という圧倒的物量でぶん殴って創作大賞2024note賞を獲ったガラスペン狂いです。

 性能調査開始から約四年半、調べたガラスペンはいまや250本に迫る勢い。つまりそれだけ多くガラスペンで字を書いたというわけです。そこ、9割以上正の字だろとか言わない。

 字の下手さは相変わらずですが、ガラスペンを扱うノウハウの蓄積量は自負しておりますので、ここはひとつ「ガラスペンの使い方」につ

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2024年 #小説 noteまとめ100作

2024年 #小説 noteまとめ100作

今年もたくさん読みました。



「noteで小説書いても読まれないよね」

……と、はじめた小説noteまとめ100作もなんと4年目の4回目。今年もやってきました!どこかにいるかもしれない100ファンの方々、お待たせいたしました!

今年は100作読むで創作大賞のベストレビュアー賞をいただいたりと、「読む」に向き合った年でした。
もうすっかりnoteは小説も読めるプラットフォームになったしね!

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【随時追記】令和6年能登半島地震/奥能登豪雨クラウドファンディング先まとめ

【随時追記】令和6年能登半島地震/奥能登豪雨クラウドファンディング先まとめ

令和6年元旦の、能登半島地震で亡くなられた皆様に、ご冥福をお祈りいたします。いまも避難生活を送られている多くの能登のかたがたに、心からお見舞い申し上げます。また、被災したことで甚大な被害を受け、先行きが見通せなくなった方がたくさんいらっしゃることを、Xを通じて知りました。

私は、上田聡子と申しまして、輪島市出身で、いまは金沢に住んでいる物書きです。私も、元旦に輪島に帰省していて被災しました。変わ

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[習作]サイカイカフェ#00 -補足-(#書き手のための変奏曲)

 読んでいただいてありがとうございます。

まえおき マリナ油森さんのご提案による #書き手のための変奏曲 、ご存じですか?

 これに参加したいと思い、こんなことでもないと公開しないような習作をやってみようと考えました。

 発表された7月7日から何をやろうかと、割と安易に考えていたところ、マリナさんご自身が二日後に投稿されたこれを読んでぶっ倒れました。

 なるほど。習作とはいえこの次元の文学的

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ぐるっと1,200km 北海道ドライブ5泊6日

ぐるっと1,200km 北海道ドライブ5泊6日

 結婚五周年記念事業として、夫と北海道をぐるーーーっとドライブする旅をしました。その距離、約1,200km!1,200だぜ。運転は任せきりだ。ひどい妻である。変わるタイミングはあったよ。でも、山道・夜道に、鹿とかキツネとかさぁ……(言い訳)

 ざっくり北海道旅日記と、ちょっぴり夫婦の話。

 主なスケジュールは以下。

1日目 新千歳空港〜札幌泊
2日目 札幌〜岩見沢〜砂川〜上富良野泊
3日目 

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海亀湾少年のショートショート【エッセイ】

海亀湾少年のショートショート【エッセイ】

 短かいから読みやすい。短いから書きやすい——。

 ショートショートを制作したことがある人なら、これと似たようなことを思った人は多いのではないだろうか。初めての創作で、いきなり原稿用紙百枚分の純文学作品を書き上げるのは難しい。けれども、小説の面白さを知った読者が、自分にも書けるのではないかと思い、小説の実作に挑戦しやすいのは、このショートショートという型式のように思う。

 わたしもそのパターン

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小説/2枚目のメッセージ《#ピリカ文庫》

小説/2枚目のメッセージ《#ピリカ文庫》


『東京』『ヲ爆』『破する。』

8月30日午前 0 時。3枚のファックスが県内の複数マスコミ会社に送信された。正確に言えば、最初の『東京』が 0 時ちょうど。次の『ヲ爆』が 0 時10分。次の『破する。』が  0 時15分。

爆破予告が届いたとすぐに判明したのは、MHK前崎、テレビぐんま、群馬中央新聞、前崎タイムス。いずれも一般市民が知り得る代表番号宛にインターネット経由で一斉送信されたとみら

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【掌編】桃源郷サステナビリティ

【掌編】桃源郷サステナビリティ

「早い話が、単位をあげよう。だから奴等を部室から追い出してくれ」

放課後の進路相談室で、桃瀬先生は俺に言った。ガラス製のローテーブルに両手をつき、額を同一面につける勢いで、頭を下げてくる。まだ俺たちと変わらぬほどの艶と張りを備えた黒い髪。椅子に腰掛けた状態で教員の頭頂部を見下ろすなど、初めての体験だ。

「どういうことっスか」

訊ね返してはみるものの、説明は受けたばかり。

①桃瀬先生が顧問を

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不幸に安住する人

 書くかどうかはわかりませんが、幸せの定義がずれている人を描きたいです。とてもグロテスクな生き方です。そういう状況に陥っている事こそが怖いという事になるでしょう。
 怖さを極める事は、このnoteでは受け入れにくいことかもしれませんが、他に書くところがわからないので、怖い事ばかりを、ここでも考えていこうと思います。
 以下、大まかなストーリーラインです。

暗闇の檻
 身体が壁に叩きつけられる音が

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【イベントレポ】お箸で食べるスパイスごはんに載ってる料理のランチプレートとトークと再会や出会いにあふれた

【イベントレポ】お箸で食べるスパイスごはんに載ってる料理のランチプレートとトークと再会や出会いにあふれた

6月30日、『お箸で食べるスパイスごはん』出版記念イベントを開催、たくさんの方に来ていただきました(関東圏以外、静岡、神戸、そして青森からも!)

当日は友人たちにも調理をお願いして、レシピ本に掲載された料理を朝から仕込む。

この日はレシピ本を持参くださった方も多かった。

「今日食べてみて、自分がレシピ本通り作ってた味と同じで、答え合わせもできました!」

って感想ももらった。

大阪にいた頃

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『猫城』

『猫城』

 三畳ほどの床面積、それでいて二階建ての、たったそれだけのサイズの建物が存在する。中国山地のドがつくほどの田舎の田畑の中、周囲の景色とは不釣合いに建っている「城」である。たった三畳たった二階建てであろうが、日本人であればおそらく全員が「城」と呼ぶだろう。小さくとも城は城なのだ。
 近隣の住民(と言っても数えるほどしかいないのだが──)からは『猫城』と呼ばれ、立派そうに見える天守閣の屋根の端には、金

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【サイゼリヤで再ヤムチャ】

【サイゼリヤで再ヤムチャ】

 森の中から空を見上げると、生い茂った木の葉がたくさん見える。その合間の枝をぴょこぴょこと跳ねるように渡る鳥がいる。そんな感覚によく似ているのが、ディズニーリゾートラインに乗りたいなって衝動だと思う。
 舞浜駅からすぐのその駅。長いエスカレーターを昇ると、遠くから小さな音楽がゆっくりと近づいてくる。その間、エスカレーターの上でノルウェイの森の冒頭を思い出す。
「大丈夫です、ありがとう」
 わたしは

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