美弱あつめ010 「『書けない』を味わいつくす」
「もう文章を書けないかもしれない」と沈んだことは何度かあるはずなのだけれど、それがいつ、どんな状況だったのかが思い出せない。能天気なのかしら……!心の中心部ではあまり大ごとだと思ってないのかもしれない。中心部の周りで感情がざわわと波立つのをひたすら味わうと、また自然と書けるようになるから。
で、まさに今、人生で何度目か分からない「もう文章を書けないかもしれない」タイミングなのだ。「書いてるやん」とツッコミが来そう。たしかに書けないことはない。でも「お腹すいた」とか「下半期が