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ローカルビジネス進化論

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#未来を創る

地方での百貨店が消滅!?🏪

地方での百貨店が消滅!?🏪

 百貨店の三越が郊外の大型商業施設へ出店していた時期がある。いわば商売敵でもあるイオングループの郊外型巨大ショッピングセンター(SC)「ダイヤモンドシティ」(現イオンモール)、スーパージャスコと同じ建物内という立地で相次いで二店舗営業を始めた。2006年に一店舗目のむさし村山店を出店。マーケティングを誤り来店客層のニーズを充分読むことが出来ず、売上げが目標を下回り、早々と2009年に退店してしまっ

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札幌市に超高層オフィスビルが増え始めた🏢

札幌市に超高層オフィスビルが増え始めた🏢

 超高層マンションブームに端を発した札幌市の超高層ビルブームはオフィスビルに飛び火。仙台市の高層ビルも止まらない。特徴は中央駅周辺の動きが目立つ。
 札幌市はそれに引っ張られるよう、大通り公園と札幌駅の両エリアに相次いで区画全体を超高層ビルにするという計画が発表された。

契機となったのは2003年の札幌駅前に誕生した「JRタワー」ホテルやオフィスの複合ビルで、地上38階建ては東京以西で一番高いビ

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都会の中古電車が地方で輝く🚃

都会の中古電車が地方で輝く🚃

 関東圏に住んだことがある人には、気軽に日帰りで行ける行楽地として箱根は絶大な人気を誇る。また新宿から出発する小田急のロマンスカーはその際にはずすことが出来ない。
 国際観光地箱根に向かうメインのアクセスである観光特急にふさわしい気品と、運転席を2階に上げ、先頭が展望車両となっている独自性で、日本を走る私鉄電車の中でもトップのステイタスを誇る。

 そんなロマンスカーもそれぞれの時代に合わせた最新

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日本国内にカジノって必要?

日本国内にカジノって必要?

 地域活性化の切り札的存在として合法化後のカジノビジネスに向ける視線は熱かった。お隣の韓国にも外国人専用の数カ所のカジノがあるが、東洋のラスベガスとして長年君臨してきた中国のマカオは返還以降、治安も良くなり中国本土からの観光客が急増した結果、ついにカジノ売上でラスベガスを抜いて世界一のカジノ都市になった。

 2002年にそれまでの地元資本によるカジノの経営権保護から、外資に公開したことによって一

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ICTとスマートシティ閑話☕️

ICTとスマートシティ閑話☕️

 今世界的に人口の都市部への集中が問題となっている。住宅、交通機関、エネルギー供給、災害対応そして老朽化する各種インフラ等、過密化した都市で起こる様々な課題の解決は喫緊の問題。日本でもコロナ禍で露呈した。

 そうした解決策の一つに「スマートシティ」がある。先進国ではまず老朽化する都市インフラ、そして日本同様に急速に進む高齢化問題を解決する。

 一方の新興国では仕事を求めて農村部から、流入が続く

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地方発スポーツの重要性が増してきている🏟

地方発スポーツの重要性が増してきている🏟

 「香川にあの松中信彦選手が来る」。 平成唯一の三冠王を獲得し、福岡ダイエー、ソフトバンクの黄金期を築いた強打者が、なんと地元の香川オリーブガイナーズGM兼総監督として赴任する。

 この驚きのニュースが流れた当日は、ヤフーニュースのトップ項目にもなり、全国のプロ野球ファンに驚きを持って迎え入れられた。

 野球の独立リーグ「四国アイランドリーグplus」からは、昨年もドラフト指名選手が複数出た。

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“高級アウトドアフィールド”が沸騰中🏕

“高級アウトドアフィールド”が沸騰中🏕

 人口減少社会に突入した日本では、遊休不動産や低・未利用地の活用は国全体の問題として対応を求められている。そこで見渡すと世の中は第二次キャンプブームと言えるアウトドアブーム。

 特に高級キャンプ用品の市場が活性化している。これまでアウトドアの中心となっていた輸入キャンプ用品の価格と比べても驚くほど高いが、どれも魅力的と思われる商品群。そうしたブランドものの高級キャンプ用品に気軽に触れて体験出来る

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ITが変えるローカルビジネス🖥

ITが変えるローカルビジネス🖥

 オフィスのIT化が進み、電源とWi-Fi環境さえあれば、すぐに業務が出来るケースが増えた。これまでよりも省スペースで最大限の効果を生むワークスタイルへと、否応なく変化をしている。なによりコロナ禍でリモートワークスタイルが定着しつつあるのは大きな変化。業務内容に応じて、すでに個人専用のデスクを無くし、真ん中に会議スペースを取り、連絡のあった時間だけ会議室で顔を合わすような業務スタイルの企業はリモー

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