うつ病と抗うつ薬の正体
鬱病というのは非常に厄介な現象だ。
外傷なら、どのような治療をすれば、治癒するのか、この治療は効果があるのか、その経過を視覚的に観察できる。しかし、この目に見えない感情と感覚は、当事者にしか分からない。数値化、可視化できない。
書き始めに、病気、疾患という言葉を使用せず、現象という言葉を使用したことに違和感を覚えるかもしれない。
それは、鬱病の正体の一つに、病気、疾患ではなく、ストレスを相手にすることに疲労した一時的な心理的反応があり、あえて、強調するために、現象と言い換えた。
別に現象でなくてもいい。人間には、そういう、心の振る舞いがあるということを言い表せれば、何でもいいだ。
「今日は、何だか気分が冴えない」
「調子が出ない」
「憂鬱だ」
そういう思いを誰もが一度、経験したことがある。しかし、一晩寝たら、気分が軽くなった、時間が経ったら、どうでもよくなったなど、改善の余地はあると言われれば、思い当たる節はあるだろう。
悲しいことがあって悲しむのは当然のことで病気ではない。
多くの人が「鬱病になってしまったら、一生、治らない。一生、薬を飲まなければならない」と思い込んでいる。この勘違い、間違った解釈が真のリカバリーを妨害している。
「鬱病は、甘え」
時代錯誤の昭和の熱血スパルタ教師が言い放ちそうなセリフだが、ここまで心無いセリフに賛同するつもりはないが、精神論、感情論が関与していることは決して誤りではない。
鬱病の正体
鬱病と砂糖
そして、もう一つ。今回、メインで話していきたい、鬱病の正体のもう一つは、「人体の生命機構における不調によるもの」で、こちらは、病気、疾患の方だ。
そう語るのは、元、参政党の吉野敏明さん。
この方の人物像に関して、賛否両論があるが、それはさておき、鬱病について語る理論は、的を射ている。
高体温、低体温、高体力(実証)、低体力(虚証)、表証、裏証の概念から診断することを東洋医学では八綱弁証(はっこうべんしょう)と言う。
この診断に基づくと、鬱病になりすい人は、低体温、低体力の人だ。
では、この条件の人は、皆、鬱病になるだろうか?
否。ならない人もいる。
では、なる人とならない人の違いは何なのだろうか?
それは、糖類を過剰摂取しているか、していないかだ。
彼がこの見解に至ったのは、食事の問診を長年取り続けた過程で、鬱病患者には、糖類を過剰摂取している人が多い事実に気付いたことだった。
昔の人は鬱病が少なかった。
なぜなら、縄文時代や東南アジアは、砂糖や蜂蜜がなかったため、摂取していなかった。そのような加工された甘いものを食べなくても、野菜や果物といった自然そのものの甘味で事足りていたのだ。
自然の甘味とは言っても、現代と同様な高糖度の果物などは、昔には存在していなかった。
まとめると、低体温、低体力、ストレスだけでは鬱病になりにくいのだが、ここに一番影響力が強い、糖類の過剰摂取が加わることで、条件が重なることで、鬱病になる。
砂糖の摂取で鬱病が起こる仕組み
西洋医学的に見ても、砂糖を摂取すると短鎖脂肪酸が作られなくなる。これが少なると、鬱病になる。
また、砂糖を摂取することで、ドーパミンが15分間放出される。放出されると人間は、多幸感が得られる。
しかし、高血糖になるため、人体は、インシュリンで血糖を下げようとするのだが、下げすぎてしまい、今後は、血糖を上げようと、上げ直すホルモンが分泌される。
この過程では、ネガティブな感情が出現する。
そのため、これを、甘いもので打ち消そうと思ってしまうので、負のループ(高血糖値スパイク)が起きる。
甘いものを食べる→幸せに感じる→イライラする(不安になるなども)→また、甘いものを食べる。
脳は、快楽報酬系の思考回路に再形成されしまい、もはや、砂糖は、麻薬と言えるのだ。
鬱病を予防する方法
では、鬱病をどうすれば予防できるのか?その方法を数例、紹介していく。
断糖
甘党には耳が痛い方法だが、上記で述べたように、砂糖が鬱病を招く。いきなり、全てを絶つのは現実的ではないので、少しずつ減らすことから始めることを勧める。
また、日本古来の質素な和食を採用することを心掛けよう。
運動
低体力の人がアスリート並みのスタミナを得るのは難しいことだが、今よりは運動することで改善できる。
また、2013年に発表された、マウスを使ったプリンストン大学の研究では、運動することで、脳の領域が変化し、不安をコントロールできることが判明している。
入浴
入浴で鬱病が予防できる?意外かもしれないが、先人たちに低体温の人は少なかった。それは、しっかり入浴していたからだ。
また、入浴することで水圧が老廃物を押し出し、それが排尿と一緒に排出されるため、デトックス効果も期待できる。
コミュニケーション
ストレスが加わった時に、甘いものを大量にヤケ食いしてしまった経験はないだろうか?しかし、その行為は、鬱病になる入口になってしまう。
それよりも、もっと大事なことは、人とコミュニケーションを取り、繋がりを大切にすることだ。悩みを打ち明けることで、ただ共感されるだけでも、心が救われることもあるし、解決の糸口を教えてくれるかもしれない。
抗うつ薬の正体
鬱病に関連して、その治療に使われる抗うつ薬についても言及しようと思う。以前にも、『うつ病のメカニズムであるセロトニンのアンバランス理論は間違い』という題名で紹介した。
当時、この内容を知った時は衝撃的だった。
このことを、多く人に認知してもらいたく、また、文書としても書き留めておきたかったため、再掲する。
精神科医という名の犯罪者
アメリカは、大きな薬物中毒問題を抱えており、薬物売人が、国を破壊している。
しかし、フェンタニル、覚せい剤、ヘロイン、その他、違法なストリートドラッグを売買している人のことを指している訳ではない。
FDA(アメリカ食品医薬品局)が承認し、認可した処方薬を売買する大規模な売人ネットワークのことだ。
彼らは、世界最大の犯罪組織である。医師によって配布され、ドラッグストアで医薬品が購入されている。
これらの薬物中毒は、アメリカにおける主な死因となっている。
この犯罪組織の中で、最悪の犯罪者は、「精神科医」と呼ばれる、偽の医師で、5人に1人は刑事事件で逮捕されている。精神科医から性的虐待を受ける確率は、一般的な性犯罪者より3倍も高い。
脳の不均衡理論は間違いだった
「精神疾患」と診断された人に向精神薬を処方することを正当化するために用いられる精神医学の中心的概念、「脳の不均衡理論」は、2022年、『Molecular Psychiatry』に発表された研究によって誤りであることが判明した。
この研究は、多くの人から反感を買われたが、それは、向精神薬は無意味で危険で、精神医学の分野全体が詐欺であることを暴き、信用を失墜させたのだから、当然である。
著者たちは、全ての批判が寄せられるまで1年間待ち、現在、それに対する返答を公表している。
さらに、この研究は、精神医学の背後にある科学を否定した最初の研究ではない。
抗うつ薬とプラセボ効果
ハーバード大学の医学部のプラセボ研究プログラムのアソシエイトディレクターである、アービング・カーシュ博士は、2011年に『The Emperor’s New Drugs – Exploding the Antidepressant Myth』という本を出版した。
そこで、彼は向精神薬はプラセボ効果であることを語っている。
アービングカーシュ博士のインタビューはBitchuteで見ることができる。
ここまで、見ていただ人の中には、反対の意見を言いたい人もいるだろう。
気持ちは分かる。私も気分の落ち込みや、不安、辛い気持ちと闘ってきたし、自殺経験者でもある。しかし、それでも、一度も服薬したことがない。
薬を服薬しなくても、より良い人生を送くれること、如何に素晴らしい人生を送るかは自分次第であることを、私の人生が証明している。
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