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「欲しい」が「心地良い」とは限らない

みなさん、こんばんは。綺羅です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


最近、畑には新たな苗が知らないうちに育っていました。

まさかのスイカと、ウリです。

種や苗を買ってきて育てているわけではなく、スイカやウリの種を、畑の肥料として蒔いていたら出てきたのです。

あんなに小さな種一粒から、苗が育ち、葉っぱも大きくなって、花が咲くなんて、思っても見ませんでした。

また、植物の過ごすことについても、記事として書いていきたいです。


ところでみなさんは、ポータブルスピーカーはお持ちでしょうか?

携帯スピーカーのことなのですが、今では様々なメーカーから、製品が販売されていますね。

中には、スピーカーを常時持ち歩いている人もいるくらいに、私の周囲では浸透しています。

そんなスピーカーのお買い物から、以前いろいろと考えたことがあるのです・・・。




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スピーカーにどんな性能を求めるかは、人それぞれです。

・音質の良さを追求したもの

・長時間使えるもの

・外見がかわいいもの

・防水機能があるもの

・Bluetooth対応のもの

etc・・・

これらの機能が組み合わさったスピーカーや、一つの機能に特化したスピーカー等いろいろあるので、買う時に「このメーカーで、この型のこの機能!」とはっきり決められる方は、少ないのではないでしょうか。

価格によっても性能がかなり違ってきますし、メーカーによっても微妙にこだわりが違ってきます。

このように、条件を挙げ始めるとキリがないのですが、本当に自分の目に適う製品があるかと言えば、そう上手くは見つけられません。

ですので、多くの方が「これだけは外せない!」という基準を持って、製品を探されているのではないかと思うのです。


私自身は、音楽機器について「音質」を重視しています。

特に、音の強弱や音の深さ、各楽器やパートの音を細かく聴きたいと思っているので、そういう細かい部分を楽しむためにも、「音質」は最重要項目として、毎回製品を選んでいます。

HSPの特性の一つとして「ささいな刺激を察知する」ことがありますが、それぞれに違う音が重なって「音楽」として形作られる「刺激」は、私にとってなくてはならない「癒し」です。

その「癒し」を得るために、よりよい「刺激」を感じ取りたいので、「音質」が良い機器を探します。


ある時、以前に使っていたスピーカーが長く使っていたのもあって、とうとう「音割れ」を起こしてしまったのです。

「音割れ」がどうしても耐えられない私は、即座に次のスピーカーが欲しくなって、家電専門店に足を運びました。

次のスピーカーについても「音質」を重視していたのですが、「音質」を重視するとなると、どうしても余計な装飾や複合機能が付いていない、シンプルに「高音質」に特化したスピーカーを、お店の方に勧められました。

「高音質」の機能は欲しいけれど、なんか納得いかない・・・。

いつもなら「高音質」というキーワードだけで、いろいろな機器を比較し、買いたいと思う製品に目星が付けられるまでに購入の決断ができていたのです。

ですが、なぜかその時は、欲しいと思いつつも「あー、今回はもういっかー。」という気持ちが強く働いていました。

どうしても欲しかったのですが、一つの「納得いかない」引っかかりが異常に気になってしまい、選ぶどころではなくなってしまったので、後日、出直すことにしたのでした。



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その後、改めてお店に行っても、どうも「これだ!」と思える製品に出会えず、しばらく過ごしたある日のことでした。

私は、普段の「ディズニー好き」から、ディズニーストアに遊びに来ていました。

ディズニーストアとは、全国に点在する「ディズニー」専門の雑貨屋さんです。

私はそこで、思わぬ出会いを果たしたのです。

あれだけどの製品を買うかで迷ったのに、ここに来て「これだ!」と思うスピーカーに出会えたのです。


見た目はぬいぐるみ、しかもスピーカーとしての機能が働くと、体が揺れ動く機能がありました。

ただし、私の欲しい機能である「高音質」はついていません。

ですが、この製品に強く心惹かれたのです。


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この可愛らしい見た目、なんと「美女と野獣」のビーストです。

当時はまだ、実写版映画の発表がされていなかったので、ビーストのグッズが販売されること自体が、珍しいことでした。

ちなみに後ろ姿はこんな感じです。


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髪をくくるリボンまで、きっちり再現されている所に、この製品のこだわりを感じます。


私は「高音質」にこだわったことを無視して、すぐにこのスピーカーを購入しました。

ただ「あのビーストが、ベルとのダンス以外で、色々な音に乗って揺れ動くとか、可愛過ぎる!」という、使った時の楽しみ感が具体的にイメージできたのです。

自分の「欲しい音」を発するスピーカーではないですが、自分の「音楽を楽しみたい気持ち」に寄り添ってくれるスピーカーを手に入れることができて、今ではなくてはならない存在です。



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自分が「欲しい」と感じるものと、自分が「楽しめる」ものとは、別のものになることがあると、この経験から分かりました。


もし、家電専門店で「高音質」に最後までこだわって別のスピーカーを買っていたら、こうして記事にスピーカーを取り上げていなかったかもしれません。

また、「防水機能」のスピーカーを買っていたら、水まわりでもスピーカーを使い、早い段階で壊れていた可能性もあります。


私は、自分が「欲しい」と感じている「音」が、必ず自分を幸せにしてくれるかと言えば、そういうわけではないと思います。

また、自分が「不快だ」と感じている「音」が、いつの間にか心地よく感じていることも、あると思うのです。

「音」の部分は、人によって、様々な物事に言い換えられます。


私は、自分が「欲しい」と感じるものと、自分が「心地良い」と感じるものは、同じでないことがあると思います。

そうなると、どういう選択をするのがいいか、悩ましい所です。


私の場合は、「心地良い」と感じるものを選びました。

人によっては、「欲しい」と感じるものを選ぶ人もいるでしょう。

あるいは、「欲しい」と「心地良い」の妥協点を探し出して、それに適った製品を買う人も出て来るでしょう。

どの選択脚が「正解」だとか「間違い」だとかは、分かりません。

ただ、私自身は満足して、今でも使い続けているので、このスピーカーを買うことができて、良かったと思っています。


私は、欲しいものと、心地のいいもの、両方とも満たしたいのであれば、最終的には、自分で理想の型の製品を作るよりほか、方法が思いつきません。

自分の欲しいものを、既存のものから探し求めるというのは、実は途方もない作業になっているのかもしれないですね。



🎼

トップ画像は あお様 からお借りしました!

ありがとうございました。


みなさんからの、スキやコメントやフォローで、今日も私の創作活動が生かされています!

この記事にお時間をいただき、ありがとうございます。


それでは、今日はここまでです。

みなさん、いい週末を!



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