YAYOI by Omotenacism

ビジネスコーチ/合同会社オモテナシズム 代表 ダイバーシティ、コミュニケーション、おも…

YAYOI by Omotenacism

ビジネスコーチ/合同会社オモテナシズム 代表 ダイバーシティ、コミュニケーション、おもてなし、日本と海外、読書録など備忘録として徒然なるままに。https://omotenacism.com/, https://www.amazon.co.jp/dp/4863675461/

マガジン

  • オモテナシズムとは

    日常のおもてなしマインドをあれこれ。

  • 人生を豊かにするおもてなし

    「おもてなし」という言葉、日本人は好きでよく使うけれど、本当に理解していますか? お客様をもてなすご馳走や気持ちだけではなく、お互いに思いやり察しの心で最高を目指そうとする、茶の湯に始まった日本人の美学です。 そして、もてなす側とお客様の間の間だけではなく、どんな場面、状況にあっても、その場にいる人々に一体感をもたらし幸せにすることができる。影響力、魔法の力です。 ビジネスでも家庭でも役に立つおもてなし、是非ヒントにご一読ください。

  • 心理的安全な職場

    仕事場が楽しいと、一緒に働くチームが良いと、仕事の効率もあがり成果はあがります。そんなことわかっていても、具体的にどうしたら良いのでしょう。職場をいきいきと楽しくするヒントとなるエピソードを集めます。

  • ボスの知らない女性の特性

    同じ職場で感じる男性と女性のずれ。お互いに理解することで、もっと働きやすくなるはずです。女性を応援したい男性へのコーチングのヒントとなるエピソードを載せています。本はこちら☞https://www.amazon.co.jp/dp/4863675461/

  • 読書録

    ビジネスから小説まで、感じたこと発見したこと共有させてください。

記事一覧

「おもてなしマインド」のある人とない人

「おもてなし」を大切にしている日本人ですが、誰もが「おもてなしの心」を持っているわけではありません。おもてなし力のある人とない人、何に違いがあるのでしょう。 一…

■旅立つ前にマナーのおさらい■

コロナ禍ですっかり遠くなった海外。そしてインバウンド客もめっきり見かけなくなりました。が、いよいよ各国、そして日本もまた閉ざしていたドアを開きました。 日本人の…

ビジネスのおもてなし

■外国人の目からみると 2013年の外国人旅行客は過去最高の1000万人を突破し、政府は20年には2000万人を目指しているようです。また日本に在留する外国人は約200万人です…

おもてなしと察しの心

■何故、日本人は「おもてなし」が好きなのか 日本ほど日本人論が好きな国民はいない、と言われています。日本人について書かれた本も数多く、好んで読まれているようです…

日本のおもてなしの特徴

■一座建立 一座建立という言葉を聞いたことがありますか。 お茶席で招く側が心を尽くし、お客様が心から喜び、双方が一体感となってよい雰囲気ができる、そのような場面…

おもてなしの要素を知る

 日本の「おもてなし」には3つの要素があります。おもてなしをするときには、しつらえ、ふるまい、よそおい。この3つを意識してみましょう。  ・「しつらえ」、おも…

「おもてなし」のルーツ

■「おもてなし」のルーツ 本当によく使われる「おもてなし」という言葉ですが、「おもてなし」とは何なのでしょうか。まずは、その意味ルーツを知っておきませんか。 「…

英国のサーバントリーダー

エリザベス女王がお亡くなりになりメディアでは連日女王の姿が流れています。そのひとつ「私の人生が長かろうが短かろうが国民に奉仕する」と宣言する若き女vv王は「Serv…

~おいしいご飯が食べられますように~価値観とランチタイム

「心理的安全な職場」が唱えられて久しいけれど、そんな綺麗な言葉では解決できない、表面には表れない檻が職場にはたまっている。 今年の芥川賞を受賞した高瀬隼子氏の「…

謙遜するなんておこがましい

北京オリンピックで日本人選手の活躍が今週はめざましい。 メダルを取っても思う通りの結果を出せたわけではなく、自分基準では満足の出来ではなかった選手も、聞かれれば…

金メダルの基準

反省し過ぎる、自分を責めすぎるのは、多くの女性に見られる特徴です。だから、反省し過ぎるより「自分が出来たこと」「頑張ったこと」にフォーカスをして自分を誉めましょ…

ビジョンが必要なのは今をイキイキ生きるため!

あなたは3年後、5年後の自分の姿をイメージ出来ていますか。コラムを読んでくださっている方にはお伝え続けてきていますが、女性対象の公開セミナーを始めて8年以上になり…

ロールモデルより自分の生き方を探す

 先日、107才で亡くなった芸術家、篠田桃紅さんの美術展に行きました。そこで購入した彼女の画集にとても共感する言葉がありました。 一人一人、生まれも育ち方もぜ…

10年後に何を着ていたら幸せ?

以前から、日本の働く女性たちはもっと服装に意識を働かせても良いのではないかと感じていました。女の子なのかお母さんなのか、キャリアを目指しているのか女性らしさを強…

3月生まれおめでとう!

私の名前は「弥生」であることから分かるように3月生まれです。そして、私の友人知人には3月生まれがやたらと多い。3月は毎日、誰かの誕生日です。SNSを始めて、芸能人でも…

女の話が長いと日本が元気になる!

「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」五輪組織委員会の森会長の発言が波紋を呼びました。この発言は、日本がいかに女性に対しての視点が遅れている国であるか…

「おもてなしマインド」のある人とない人

「おもてなしマインド」のある人とない人

「おもてなし」を大切にしている日本人ですが、誰もが「おもてなしの心」を持っているわけではありません。おもてなし力のある人とない人、何に違いがあるのでしょう。

一つ目の違い。その仕事が好きでないこと。二つ目は、想像力が働いていないこと。そして、三つ目は、承認されていないことにあるのではないでしょうか。

仕事が好きではない、与えられた仕事であると感じている時には、もちろん楽しんで働くことは出来ない

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■旅立つ前にマナーのおさらい■

■旅立つ前にマナーのおさらい■

コロナ禍ですっかり遠くなった海外。そしてインバウンド客もめっきり見かけなくなりました。が、いよいよ各国、そして日本もまた閉ざしていたドアを開きました。
日本人の国際化は進み、海外へ旅行することはそれほど特別なことではなくむしろ海外離れともいわれるこの頃ですが、外国人と接する機会は増える一方です。

そこで知っておきたいのが服装のマナー。長い間、海外のファッション業界で働いていましたが、日本人に欠け

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ビジネスのおもてなし

ビジネスのおもてなし

■外国人の目からみると

2013年の外国人旅行客は過去最高の1000万人を突破し、政府は20年には2000万人を目指しているようです。また日本に在留する外国人は約200万人ですが、この30年で3倍に増えているそうです。なかでも在留中国人は70万人だそうですから、3分の1を占めています。じわじわと増えて行く外国人、街中でも中国語の会話を耳にすることが増えていませんか。
異文化の接触において、お互い

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おもてなしと察しの心

おもてなしと察しの心

■何故、日本人は「おもてなし」が好きなのか

日本ほど日本人論が好きな国民はいない、と言われています。日本人について書かれた本も数多く、好んで読まれているようです。
その理由には、長く鎖国をしていた歴史や、島国であるため他国からの直接的影響を受けた(植民地化されるような)経験がないことから、自分達の独自性を探って主張したいという気持ちから来ているようにも思います。
 その独自性を表すのにぴったりと

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日本のおもてなしの特徴

日本のおもてなしの特徴

■一座建立
一座建立という言葉を聞いたことがありますか。
お茶席で招く側が心を尽くし、お客様が心から喜び、双方が一体感となってよい雰囲気ができる、そのような場面を表します。
どのような場面にも、物事や機会を与える側と受けとる側が存在します。どんなに与える側が頑張っても、受けとる側がそれを評価しなければ良い場は生まれません。

■三位一体「舞台(しつらえ)」「支度」「仕掛け」
 また、「おもてなし

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おもてなしの要素を知る

おもてなしの要素を知る



 日本の「おもてなし」には3つの要素があります。おもてなしをするときには、しつらえ、ふるまい、よそおい。この3つを意識してみましょう。

 ・「しつらえ」、おもてなしの場をくつろいで頂けるよう、季節感を出し、主人の美意識を表現し整えます。また目的に相応しい場所、道具、装置をそろえます。茶席であれば、

掛け軸、床の間の花、茶碗など一つ一つに迎える側のこだわりが示されます。

・「ふるまい」、

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「おもてなし」のルーツ

「おもてなし」のルーツ

■「おもてなし」のルーツ
本当によく使われる「おもてなし」という言葉ですが、「おもてなし」とは何なのでしょうか。まずは、その意味ルーツを知っておきませんか。

「おもてなし」の語源を調べてみると「もて成す」からきているようです。その意味は、①ご馳走・ふるまい ②(人に対する)取り扱い・待遇 ③取り繕い、取り計らい とどの辞書にもたいてい3種類の意味が説明されています。諸説ありますが、恐らく、この「

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英国のサーバントリーダー

英国のサーバントリーダー

エリザベス女王がお亡くなりになりメディアでは連日女王の姿が流れています。そのひとつ「私の人生が長かろうが短かろうが国民に奉仕する」と宣言する若き女vv王は「Service to people」という言葉を使っています。

またチャールズ新国王は「忠実に愛と尊敬をもって皆さんに奉仕する」とやはりServeという言葉を使い宣言しました。

Serve、日本語では仕える、奉仕する。Servantとは誰か

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~おいしいご飯が食べられますように~価値観とランチタイム

~おいしいご飯が食べられますように~価値観とランチタイム

「心理的安全な職場」が唱えられて久しいけれど、そんな綺麗な言葉では解決できない、表面には表れない檻が職場にはたまっている。

今年の芥川賞を受賞した高瀬隼子氏の「おいしいご飯を食べられますように」を読んで苦々しい想いを抱きました。あるメーカーの地方支店の人間関係を描いています。仕事が出来ないのに要領よく甘えて皆に守られている女性と、仕事が出来るのに率直すぎて損をしている女性、飲み会や食事を一緒にす

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謙遜するなんておこがましい

謙遜するなんておこがましい

北京オリンピックで日本人選手の活躍が今週はめざましい。
メダルを取っても思う通りの結果を出せたわけではなく、自分基準では満足の出来ではなかった選手も、聞かれれば「精一杯努力した結果です」と胸を張ります。それはそうでしょう。あんな高いところからスキーを履いてジャンプしたり、空中で回転したり、氷の上で回転したり、人間の限界ってどんどん広がって行くのだと本当に感心します。

私たち日本人は謙遜するのは美

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金メダルの基準

金メダルの基準

反省し過ぎる、自分を責めすぎるのは、多くの女性に見られる特徴です。だから、反省し過ぎるより「自分が出来たこと」「頑張ったこと」にフォーカスをして自分を誉めましょう、といつもお伝えしています。

しかし、オリンピックの最中、女性の活躍を見ていると、ちょっと違うのではないか、という気がしてきました。「頑張っている」というのは彼女たち、彼らたちのような真剣に自分のやるべきことやりたいことに、日々自分と戦

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ビジョンが必要なのは今をイキイキ生きるため!

ビジョンが必要なのは今をイキイキ生きるため!

あなたは3年後、5年後の自分の姿をイメージ出来ていますか。コラムを読んでくださっている方にはお伝え続けてきていますが、女性対象の公開セミナーを始めて8年以上になりますが、今でも少し先の自分の姿を描くことが得意ではない方が多いと感じています。

先日、もうすぐ企業勤務を卒業する外資系企業の女性部長さんにメールをすると、いよいよフィナーレを迎えるにあたり、プライベートも充実させ、そして最後まで責任を果

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ロールモデルより自分の生き方を探す

ロールモデルより自分の生き方を探す

 先日、107才で亡くなった芸術家、篠田桃紅さんの美術展に行きました。そこで購入した彼女の画集にとても共感する言葉がありました。

一人一人、生まれも育ち方もぜんぶ違う。                      だから一の生き方を参考にすることは出来るけど                   そっくり真似することはできない。                         自分で生き方を生み出

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10年後に何を着ていたら幸せ?

10年後に何を着ていたら幸せ?

以前から、日本の働く女性たちはもっと服装に意識を働かせても良いのではないかと感じていました。女の子なのかお母さんなのか、キャリアを目指しているのか女性らしさを強調したいのか、カジュアルなのか手抜きなのか、よくわからない曖昧なファッションの女性を多く見かけます。それが好きだから、楽だから、好みだから、というのは理解できるし、好きなものを着ればいい、とやかく言えばハラスメントと言われるかも知れません。

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3月生まれおめでとう!

3月生まれおめでとう!

私の名前は「弥生」であることから分かるように3月生まれです。そして、私の友人知人には3月生まれがやたらと多い。3月は毎日、誰かの誕生日です。SNSを始めて、芸能人でもないのにとんでもない多くの方からお誕生日にお祝いの言葉をもらうようになりました。「おめでとう」と言われるのは親しくない人からでも嬉しい。「ありがとう」と並んで承認の言葉です。

しかし、ありがたいことではあるし嬉しいのですが、自分のバ

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女の話が長いと日本が元気になる!

女の話が長いと日本が元気になる!

「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」五輪組織委員会の森会長の発言が波紋を呼びました。この発言は、日本がいかに女性に対しての視点が遅れている国であるかを、明らかにしてしまいました。

さて、本当に女の話は長いのでしょうか。長いとすればその理由はなんでしょうか。

私は、女性の話は長い、女性はよくしゃべる、とプライベートでも仕事の場でも実感として感じています。もちろん、私自身も(笑)そして

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