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謙遜するなんておこがましい

北京オリンピックで日本人選手の活躍が今週はめざましい。
メダルを取っても思う通りの結果を出せたわけではなく、自分基準では満足の出来ではなかった選手も、聞かれれば「精一杯努力した結果です」と胸を張ります。それはそうでしょう。あんな高いところからスキーを履いてジャンプしたり、空中で回転したり、氷の上で回転したり、人間の限界ってどんどん広がって行くのだと本当に感心します。

私たち日本人は謙遜するのは美徳だと教えられています。謙虚であれ、とよく言われます。でも、オリンピアン達のように本当に頑張った人たちが自分の努力を自分で堂々と認めることに不快を感じる人はいないはずです。なぜなら、彼らが想像を絶する努力をしていることが想像できるからです。その人達に向かって結果の是非を責めたりしません。

女性の多くが自分の成果を主張するのが苦手です。先週行ったワークショップの一人の参加者が「自分の成果を主張したら、はしごを外されそうで怖くて出来ない」と発言していました。他にも同調する人が数名。それは根拠のない恐れではなく、きっとそうした例を見てきたからでしょう。

謙遜する必要はありません。なぜならあなたはそれほど偉大ではないのだから。  ゴルダ・メイア(イスラエルの元首相)

そんな折、こんな言葉を目にしました。本当に精一杯努力した人に対して石を投げる人はいないと思うのです。認めないにしても鞭は打たないはず。梯子をはずされたらそのままそこに留まればいいのです。後戻りしない!
金メダルは自分で自分にあげましょう。堂々と「私は頑張った」と言える自分になることから始めたい。オリンピアン達からまた教えられました。


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