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花っていうものは、はかないものなんだからね
「卵子は増えない」
最近インターネットを眺めていて初めて知り衝撃を受けた、43歳子供2人持ち男性の私である。義務教育レベルの知識らしい。
女性が生まれた時に持っている原始卵胞は約200万個。それが思春期までに約30万個に減少し、以降、毎月約1,000個ずつ減少していく。単純計算で40歳くらいで尽きることになる、ということだ。
知らなかった。私の認識は、卵子は一方的に減るだけではなく再生産もさ
嘘をつかないための嘘
あれは小学校3年生の頃だったろうか。ある朝、兄と一緒に登校していると、唐突に、「お前、好きな女とかいるの?」と聞かれた。
言うまでもない。初恋が保育園児の頃だった僕はその後も毎年違う女の子を好きになっていたのだが、その時はツインテールが似合うKさんのことが好きだった。
しかし、いつの世も小学生男子には、恋愛は恥ずかしいものだ、という価値観がある。素直に認めることはできない。
しかし、「いない
CORSAGE DEVANT
そのお店の名前を、今でもふと思い出す。
インターネットの検索窓に打ち込んでみるが、ヒットするものはない。
それならば、僕が記録するしかないだろう。
金沢で大学生をしていた1990年代末の、ある日のこと。購読していたファッション雑誌『FINEBOYS』をめくっていると、あまりにもカッコいいブーツが目に飛び込んできた。
「MIHARAYASUHIRO」
聞いたことがないデザイナーだ。
当時
友達リクエストを削除
極めて低次元の話である。
私は学生時代の同級生からのfacebookの友達リクエストを削除したことが、二度だけある。メッセージを添えない、リクエストだけのリクエストだった。拒絶した理由は、彼らはただの元同級生で、友達ではなかったからである。
しかし、そもそもfacebookの「友達」など友達であるはずもない。例えば仕事で一度会っただけの人と「友達」になることもある。
私は彼らに何を見てリクエ
ちょっとやそっとじゃ殺し合いはやりませんよ
「意外と、言えば変わるものなんだなって思いました」
以前、若い部下から言われたことがある。私たちが、ある学校を卒業した人たちを、本人たちが希望する機関に割り振るという交渉をしていた時のことだ。
候補者の一人Aさんが希望する機関から「受入れ不可」の回答があった。理由は、「Aさんは卒業試験の成績が我々が要求する水準を超えていない」というものだった。
ふむ、Aさんの調書を読み込んでみると、確かに試
夢は、僕の生活には必要ない。
もう10年も前の、つまらない思い出。
あるアーティストのライブに行った。当時は長男が1歳になったばかりで、妻に「悪いけどちょっと行ってくる」と言って暇をもらったのだった。
開始前に物販を眺めて、ドリンクを買ったことは憶えている。しかし、肝心のライブの内容はまったく憶えていない。
それなりに良かったとは思う。思う、というのは、記憶が飛んでしまったからである。
そつなく本編が終わり、立て板に水
世界は語られていないことで満ちている
毎日、次から次へとニュースが報じられる。
仰天するニュース、腹立たしいニュース、にやけてしまうニュース、涙があふれてしまうニュース、いろいろなものがある。
いろいろな感情を抱きつつも、一方で私は(ここで語られていないこともあるのだろう)と思いながらそれらのニュースを読む。
すわこいつは陰謀論者か、と思わないでほしい。陰謀論は楽しいので好きなのだが、私は歳を取り、そういうものを心から信じること