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食べるを愛でる

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食にまつわるあれこれ
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#食べる

食べるを愛でる。

食べるを愛でる。

いつも、タイトルを思いついてはその先を書かず、下書きに残っていることが多い。これもそのひとつだ。
そうしたいと思う時が、きっとベストタイミング。ということで書き進めてみることにした。

わたしは、食べることにまつわる行動や想像が好きで仕方ないところがある。
なにしろ、人間生きていればお腹はすくようにできている。

スーパーで食べたいものを想像しながら食材たちと見つめ合う。あ、今日は白菜が安い。

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サラダレンジャー

サラダレンジャー

ご飯を食べる時は、できるだけ野菜も摂るようにしている。とはいえ、一度に何種類もの具材を入れたサラダは稀にしか作れない。

あれもこれもたくさん買うと傷んでしまうので、大抵は1〜2種類だけのサラダになる。でも、今日がその稀な日になった。

野菜運に恵まれて、サラダほうれん草とレタスをお手頃価格で入手できたのだ。
それに加えて、家にあった残り少ないサニーレタス、トマトに、昨日茹でたブロッコリーをモリモ

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うどん天ぷらサブスク

うどん天ぷらサブスク

自分でも驚くほど、家でも外でもうどんばかり食べている。家で作るものはごま油で炒めた舞茸をメイン具材に使っていて、めんつゆ出汁との相性が抜群に良くて気に入っている。

雪国まいたけの公式で、お蕎麦のレシピとして公開されているものだ。わたしは蕎麦よりもうどんが好きなので、いつもうどんで作る。生卵を落として、一煮立ちさせたものを器へ移し、七味をかけていただく。

家ではこんな具合だけれど、なかなか作れな

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人を良くする食

人を良くする食

この前、出来たてのいなり寿司を食べる機会があって感動した。

些細なことで気分が傾いて、イライラしてしまうことがある。
そんな時はひとり時間を確保して、いま1番食べたいものを食べると少し楽になる。

食という字は人を良くすると書くのだと教えてもらって、本当にそうだなと腑に落ちたこともある。

でもどういうわけか、お腹が空いているわけでもないのに、食べ続けてしまう自分に気づいた。感情にまかせて食べて

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ちいさなお店

ちいさなお店

昔住んでいたところのすぐ近くで、気に入っていたお店があった。

お店は屋台のようなサイズ感だけれど、移動式ではない。帰り道によく通る場所にあり、仕事が早めに終わって、しょっぱいものが食べたい時にうってつけのお店だった。

おじちゃんとおばちゃんがきりもりしていて主に焼き鳥が売られていたが、たい焼きもあって、しょっぱいものだけじゃなくて甘いものもあるのがよかった。

ああいう、まちにぽつんと馴染んで

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伊勢うどん

伊勢うどん

伊勢には何度か行ったことがあったのに、なぜか伊勢うどんは食べたことがなかった。満を持して初実食することに。天ぷらが乗ったものを頼んだ。

今回食べたものは器の底に醤油ベースと思われる濃いめのつゆが入っていて、ぶっかけスタイルだった。うどんはコシがなく、ふわふわ食感だ。

讃岐うどんに慣れすぎているのと、好きすぎるのとで、やっぱり噛みごたえがあるほうが好きだなと思った。でも、お腹にやさしいものを食べ

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ドーナツブーム

ドーナツブーム

最近、自分の中でほんのりとドーナツブームが舞い戻ってきている。このマイブームは、体感では1年に1〜2回程度訪れる。ドーナツ屋さんはいつも決まってミスタードーナツだ。

最寄りのお店は、職場や家から15分くらい歩かないとたどり着けない場所にあるものの、食べたい気持ちの方が勝って足を運んでいる。徒歩圏内にあるだけありがたい。

お気に入りのメニューは、ハニーディップとダブルチョコレート。毎回こればかり

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ハンバーグバカ

ハンバーグバカ

店内の黒板に大きな文字で書かれていて、なんだかフフッとなってしまった。この店の名前は「大人のハンバーグ」だ。

大人だって、ハンバーグを前にバカになったっていいじゃない!というメッセージなのかもしれない。

体調が微妙な時こそ、しっかりしたものを食べなきゃと自分を励ます気持ちで来店した。食欲があるのは幸せなことだ。

卓上の説明には、美味しい食べ方が書かれている。「肉汁がエキサイティングに跳ねます

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気軽な料理

気軽な料理

毎日食べても飽きない料理を挙げるとするなら、お味噌汁だと思う。

お味噌汁が好きすぎて、作るときは大体1〜1.5リットルほど作るし、おかわりもしてしまう。必ず入れる具材は玉ねぎだ。旨みが滲み出て、本当に美味しい。

気軽に作れるように、玉ねぎやお揚げさん、ほうれん草に揚げ茄子、人参など、具材はあらかじめ仕込んでおいたものを冷凍庫に入れてある。その日の気分であれこれ入れてみるのも楽しい。

出汁は顆

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中華屋さんの不思議

中華屋さんの不思議

まちの中華屋さんが好きだ。
なぜか人の家の食卓にお呼ばれした感覚になるのと、そこにいる人たちの気さくな雰囲気を感じられるからなのかもしれない。

ほかのご飯屋さんでも似たような感覚になることはあるけれど、中華屋さんの確率が高そうな気がする。なぜかはわからない。

よく賑わっているお店では、ご飯の炊き具合がとても絶妙で美味しいことが多い。
メインの料理が美味しいことも大切ではあるものの、ご飯の美味し

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よなよな晩白柚

よなよな晩白柚

お店で季節的な要素を取り入れたイベントを積極的にやっている。
お風呂屋さんのいいところのひとつだと思う。

去年の冬至の頃には、世界最大の柚子といわれる晩白柚(ばんぺいゆ)をお風呂へ浮かべた。熊本の八代市から送っていただいたものだ。まんまる大きい、思わず目を引くサイズ感。
お客さんからも好評だった。

イベント期間中は、お風呂だけでなくお店に入ってすぐ目に入る場所にも置いて、お客さんとの会話のタネ

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