- 運営しているクリエイター
#新潮文庫
センス・オブ・ワンダー (レイチェル・L. カーソン)
(注:本稿は、2022年に初投稿したものの再録です。)
いつもの図書館の新着書リストを覗いていて目に留まった本です。
環境問題にいち早く警鐘を鳴らした書物として有名な「沈黙の春」の著者レイチェル・カーソンの遺作ということで手に取ってみました。
幼いロジャーとともに自然溢れるメーン州の海岸と森を散策した様子を綴った小品です。
エッセイのような体裁で、とても大切なレイチェルからのメッセー
自衛隊失格 :私が「特殊部隊」を去った理由 (伊藤 祐靖)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
伊藤祐靖さんの著作は、以前「国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動」という本を読んだことがあります。
今回の本は、いつもの図書館の新着書リストの中で目にとまったものです。
普段あまり気に留めていない「自衛隊」がテーマですが、先の伊藤さんの著作が結構興味深い内容だったので、こちらもちょっと期待しつつ手に取ってみました
運を天に任すなんて ― 人間・中山素平 (城山 三郎)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
この前、西和彦さんの「反省記」という本を読んだのですが、その中で西さんの生き方に大きな影響を与えた人物として中山素平さんが紹介されていました。
本書は城山三郎さんによる「中山素平さんの評伝」です。
中山素平(1906年(明治39年)3月5日 - 2005年(平成17年)11月19日)さんは、日本興業銀行頭取・経済同友会代表幹事等を
東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (リリー・フランキー)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
先日、いつか観たいと思っていた映画の方を先に観て、素晴らしい作品だと感動したので、今さらですが「原作」に立ち戻ってみました。
小説なのでストーリーには触れませんが、こちらも良かったですね。
内容は、リリー・フランキーさんの自叙伝ともいうべき小説で、たとえば、こんな自虐的?なフレーズにも(甚だ失礼ながら)納得感があります。
確か
建築家、走る (隈 研吾)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
変わったタイトルの本ですね。
今回の東京オリンピック開催にあたっての新国立競技場の設計者としても有名な隈研吾さんの自伝的エッセイです。
建築家に至るまではオーソドックスなキャリアを歩み、主な経歴や実績だけを辿ると順風満帆のようにみえる著者の半生ですが、実際は、それこそ「走り回った」山あり谷ありの様相だったようです。
そして、その過
無所属の時間で生きる (城山 三郎)
(注:本稿は、2019年に初投稿したものの再録です。
この投稿以降しばらくはあっさりとした内容が続きます。)
城山三郎さんは私の好きな作家のひとりで、今までも「辛酸 ― 田中正造と足尾鉱毒事件」をはじめとして、小説やノンフィクション等そこそこ読んでいます。
今回は、久しぶりの城山三郎さんのエッセイです。
私も、もうすぐ定年を迎え、ここに書かれているエピソードが正に当てはまるステー
一握の砂・悲しき玩具 ― 石川啄木歌集 (石川 啄木)
(注:本稿は、2016年に初投稿したものの再録です)
なかなかできていないのですが、図書館に行ったら、普段手に取る本とは出来るだけ違ったジャンルのものにも関心を向けようと思っています。
とはいえ本書はあまりにも有名な石川啄木の歌集ですから、“何を今さら”という感は拭えず、かなりの気恥ずかしさがあります。
「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る」「たはむれに母を背負ひ