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#文春文庫
昭和史をどう生きたか 半藤一利対談 (半藤 一利)
(注:本稿は、2022年に初投稿したものの再録です。)
著者の半藤一利さんの著作は、今までも何冊も読んでいますし、先日も「墨子よみがえる」や「戦争というもの」を読んだところです。
やはり、半藤さんの戦争反対・平和希求への想いや言葉は強く心に沁み入ります。
本書もそういった流れの中で手にした本です。
澤地久枝さん、保阪正康さん、戸髙一成さん、加藤陽子さん、梯久美子さん、野中郁次郎さん、
堤清二 罪と業 最後の「告白」 (児玉 博)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
いつもの図書館の新着書のリストの中で目についたので手に取ってみました。
堤清二さんは、言わずもがなですが、セゾングループの総帥、「辻井喬」というペンネームで小説家としても有名でした。(2024年注:最近の方は「セゾングループ」といっても、あまりピンとこないかもしれませんね)
本書は、トータル10時間以上にもわたるインタビューで堤清
森と氷河と鯨 ワタリガラスの伝説を求めて (星野 道夫)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
星野道夫さんの著作は、かなり以前に読んだ「魔法のことば」という本以来ですから久しぶりになりますね。
こちらは、未完に終わった雑誌の連載に日誌を加えて一冊の本に作り上げられたものです。
私とは全く違った世界に生きた星野さんの思考や行動に触れると、(その瞬間だけでしかないのが情けないのですが、)大いに励起されるものがありますね。
さ
生命と記憶のパラドクス 福岡ハカセ、66の小さな発見 (福岡 伸一)
(注:本稿は、2015年に初投稿したものの再録です)
「生物と無生物のあいだ」を皮切りに「動的平衡ダイアローグ」「フェルメール 光の王国」等々、福岡伸一氏の著作は何冊か読んでいます。
本書は「週刊文春」で連載された小文をまとめたものとのこと。とても穏やかで軽いタッチの読み物です。
本書の隋所に福岡氏一流の興味深い視座からのものの見方が開陳されています。
たとえば「働きバチは不幸か」とい
もう、きみには頼まない ― 石坂泰三の世界 (城山 三郎)
(注:本稿は、2013年に初投稿したものの再録です)
「2013年本屋大賞」に百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」が選ばれました。私も昨年読んだのですが、確かに気持ちの良い物語でしたね。一本芯の通った経営者の生き様はとても刺激的です。
本書もそういうテイストの本として手に取ってみました。
主人公は、第一生命・東芝の社長を歴任、その後長年にわたり経団連会長も務め“財界総理”との異名もとった