後藤正治

#本田靖春 さん

#本田靖春 さん

スキ
5
古書店は死なず|後藤正治

古書店は死なず|後藤正治

文・後藤正治(ノンフィクション作家) 京都の北東、比叡山に最澄が延暦寺を開創して以降、法然、栄西、道元、親鸞、日蓮などあまたの学僧が山道を踏みしめた。後年、山道が道路に移り変わったが、一歩外れるといまも森閑としている。中腹部、比叡平(大津市)にニュータウンが開かれて半世紀になるが、閑静な住宅街が広がっている。 5月、当地にユニークな古書店がオープンした。梁山泊(りょうざんはく)。店主を島元健作という。 建物面積は25坪で総吹き抜け。元居合の道場だったとか。両側壁は、天井

スキ
11
【立花隆「知の巨人」の素顔】「田中角栄研究」が変えた日本のノンフィクション|後藤正治

【立花隆「知の巨人」の素顔】「田中角栄研究」が変えた日本のノンフィクション|後藤正治

文・後藤正治(ノンフィクション作家) 後藤氏 田中角栄退陣の引き金立花隆氏に、というよりも同時代に登場した数人の書き手に、敬意を抱き続けてきた。日本においてノンフィクションが本格的にスタートするのは1970年代であるが、おおよそ、この数人によって新しい分野の扉が開かれ、以降の世代の書き手がメシを食えるようになったといってもいいであろうから、である。 10年前、『中央公論』誌上で「探訪 名ノンフィクション」を連載した動機は、私なりに先達者たちの代表作をたどり、味わい、論じ

スキ
3
【この本】リターンマッチ 後藤正治

【この本】リターンマッチ 後藤正治

何がきっかけだったか、活字中毒になって15年ほどが経った。 その経験が自分の人生の大きな方向を決めたし、その中で幾つも素晴らしい本に出会ってきた。良書はいつも自分を贅沢な時間を提供してくれ、人生観にも大きな影響を与えてくれた。これまで読んできた書籍の中から人生観や仕事の仕方に影響を与えた本、良書を紹介していく。(若干のネタばれあります) 長い間ノンフィクションを書きたい、と考えてきた。どんな本を書きたいか、と考えた時にまず思い浮かぶのがこの作品である。発刊は1994年。すで

スキ
7