P.K.M.K

経験は豊富だが敬虔とは言い難く、中途半端な一応クリスチャンで医療事務員。聖書のこと、医療事務のこと、本のことなどについて書いていきたいです。

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最近の記事

今日の一冊!銀河鉄道の夜

今日の一冊!番外編Bluetoothとオーディオブックについて。 前回も書いたが、今更ながらBluetoothを使えるようになった。音があまりにもクリアーに聞こえるのでびっくりしてしまった(笑)。イヤホン使うの実に10年ぶりくらいで世の中の進歩に驚いた。歩いていても全く落ちないこともまたびっくり(笑) オーディオブックは、歩きながらも聴くことが出来て、かなり有効なシステムな気がする。今、まだ読み終えていない村上春樹で試しているが、結構耳からでも話を理解することが出来る。新しい

    • 読書日記 サードドア

      今日の一冊! 仕事に行き詰まったら、いつも読みなおすことになると思う。サードドア!この発想・着眼点が素晴らしい。何かを成し遂げる人が持っている観点・根性を学んだ気がする。この精神を見習いたい。 特にジェシカアルバの言葉が1番勇気をもらえる。ただ綺麗なビジュアルな女優さんだけと思っていたが、とても行動力があり、そこには世の中をよくしたいという哲学がある。もうすでに女優業だけでもお金持ちだろうに、あえて苦労を買ってでも、チャレンジする姿がより美しい。自身が訴訟されたことを、「自分

      • 読書日記

        今日の一冊! 間違いなく、この10年間で読んだ中では最高の作品だと思う。久しぶりの読み終わるのが寂しいと思いながら読んだ。最後は落ち着いた場所で読み終わりたいと思い、電車の中はあえてやめて家に帰り読了した。幸せである。 家庭内暴力といじめと、高校生の甘酸っぱい恋と青春、夫婦の再生とスターの孤独、世界の滅亡と人間の生を描いた名作だった。ブックオフには売らないな。この筆者は初めて読んだ。もちろん他の作品を読もうと思う。

        • 久喜ハーフマラソン

          久喜ハーフマラソン参加の振り返り 自分自身の記録として下記長文ですが、記録させていただきます。 私の個人的な拘りというか症状で「トイレが近い(大も小も)」「トイレは綺麗でないといやだ」というのがある。これは年取るごとに、この意識が強まり、最近登山しなくなってきた大きな要因である。 自分の職場や部屋の机は、めちゃくちゃ汚いくせに、トイレは水洗は当たり前で、出来たらウオシュレットが欲しいし、石鹸で手が洗らえる水場は要求してしまう。 マラソン大会の場合は、トイレの大混雑というの

          「チ」第8集

          今日の1冊は「チ」第8集 僕にとっては、予想外の早めの最終回で唐突感があり、打ち切りなのか?と不安に思ってしまったが(笑)、その心配は杞憂であり、見事な最後だったと思う。終わってしまうのは寂しいが、物語とはしては見事な完結だったと思う。 ずっと宗教について考えてきた。宗教2世問題について、いろんな人と語り合いたいと思う。そして今よくない方向で、この問題がクローズアップされてきた。 宗教でも、愛社精神でも、母校愛でも、国家愛でも、思いが強すぎるとそこから人は攻撃的になって

          「チ」第8集

          「ジョーのモデルと呼ばれた男」 天才ボクサー青木勝利の生涯

          #読書感想文 一人の人生をおいかけた力作で、とても面白かった。いろいろな人生があり、何はともあれ人間味あふれた人生なのだろうと思う。 世代的に、このボクサーは、このような活字でしか僕は知らない。 ボクシングが好きで、よく関連本を読む。日本のボクシング史にちなむ本を読む場合は、必ず青木勝利のことが出てくる。今では考えられない人気があった時代の話。才能の塊だったのだが、人生はそんな簡単には上手くいかない。 この人にとってのボクシングとはなんだったのだろうか。 青木勝利のよう

          「ジョーのモデルと呼ばれた男」 天才ボクサー青木勝利の生涯

          「旧約聖書:戦いの書物」

          #読書感想文 今日の1冊「旧約聖書:戦いの書物」 とても興味深く読ませていただいた。ここでいう戦いは、戦争というよりは、聖書の登場人物の人間としての葛藤を描いている。キリスト教内にいると、どうしても聖書の登場人物を「聖人=優れた特別な人」というようなイメージが前提で読むようになってしまいがちだと思う。 僕は、この筆者のような熱心な信者というわけではない、歴史学者・聖書学者が書いた聖書本の方が、人物が生き生きとして物語としても頭にすんなりと入ってくる。 繰り返しだが、僕は

          「旧約聖書:戦いの書物」

          「チ。」地球の運動について第7集

          今日の一冊! 今、一番新作が待ち遠しい活字本である。漫画といって軽く見てはいけない。中身はとても深く、そして広い。 子供ころから宗教のある家庭で育った。自分自身も今でも宗教の一員であり信仰は持っているので宗教を否定する立場にはいないが、「敬虔な信仰心」というものに対しては若干抵抗を覚えて生きていた。信じる者がないと人は救われないと思う。宗教が人を支えていることは確かだと思う。ただ宗教が熱心な信仰心が、この世にいろんな争いを巻き起こしてきたことは事実だと思っている。僕はずっ

          「チ。」地球の運動について第7集

          罪と罰

          今、読んでいる一冊! いつか読まねばならないと思いつつ敷居が高く、なかなか手が出なかった。 このロシア情勢と今月時間に余裕があったので、手に取り読み始めた。 難しいことは難しいので、何度も戻ったりしてなかなか進まないが、確かに面白い。また小説の最高峰と言うだけあり登場人物に全て深みがある。 ロシア人気質が少し理解が深まる。このご時世にお薦めではなかろうか。 コロナ禍が終わったら、読書会を立ち上げたいなと思ってます。小説限定で感想を語り合う会をしてみたいです。 ハウ

          ちばあきおを憶えていますか。

          今日の一冊! もちろん、ちばあきおを覚えている。 キャプテン、プレイボールは何度も読み返した漫画としては、僕の中で1番である。魔球も甲子園も美人マネージャーも出てこない、日常を描いた野球漫画だ。魔球も美女も出さずに、人気作になるためには作者は文字通り命を削り創作していたことを学ぶ。最後は読みながら泣いてしまった。 自分は、谷口君のようなキャプテンになりたいと思って生きている。彼のように、いつのまにか周りをやる気にさせる!どこの部署に配属されても谷口君的科学反応を目指して

          ちばあきおを憶えていますか。

          「ミステリー列車が消えた」西村京太郎

          今日の思い出した1冊! 「ミステリー列車が消えた」西村京太郎 この本が、自分にとって記念すべき「はじめて読んだミステリー」であり、 「初めて読んだ西村京太郎作品」になる。中学2年か3年の時だ。 これをきっかけに、十津川警部シリーズ中心に西村作品を読みあさった。 中学時代に西村京太郎を読みつくして、高校では赤川次郎を読みつくす。そして、その間に椎名誠を読みつつ読書の習慣が身についた。 西村京太郎と赤川次郎には本当に感謝している。二人の作品を悪く言う人が多い気がする。

          「ミステリー列車が消えた」西村京太郎

          「プラハの春」春江一也

          #読書感想文 今日の思い出の1冊 「プラハの春」春江一也 冷戦あけてまもない大学時代に1か月程入院をしていた時に読んだ思い出の1冊。 この本を読んでから、プラハの春に興味があり、関連本をたくさん読むようになった。 サッカーでもアイスホッケーでも、チェコびいきである。 長野五輪でのアイスホッケー優勝は嬉しかった。 外交官と反共産党活動家とのラブミステリーである。 あまり恋愛小説というのを読まないが、これは本当に命をかけた恋愛でひきこまれた。 侵入してきたソ連の戦

          「プラハの春」春江一也

          「ベラチャフラフスカ 最も美しく」   後藤正治

          #読書感想文 今日の思い出の1冊 「ベラチャフラフスカ 最も美しく」筆者は後藤正治氏である。 僕の初めて見た五輪の記憶は、サラエボなので、チャフラフスカは映像と書籍でしか知らない。 もともと五輪も大好きで、後藤正治氏も好きな筆者だったので、この本は発売日に購入してすぐ読んだ。 政治とスポーツは切り離して考えるべきだが、切り離せて考えるにはスポーツの存在意義が大きすぎる、それが五輪やW杯の価値でもあるのだと思う。それゆえスポーツと政治は切り離すことは出来ないのだと思う

          「ベラチャフラフスカ 最も美しく」   後藤正治

          「創世記」

          #読書感想文 今更ながら、聖書通読(正確には、読む聖書アプリ使っているので、聖書音読)をしている。 キリスト教の家系に生まれたので、物心ついた時には当たり前のようにクリスチャンであった。 しかしいかんせん不勉強であり、熱心さには欠ける信仰者である。 聖書は身近であったが、正直、部分部分で御言葉を読むものであって、物語として解釈したことはなった。一応、高校の時に覚悟を決めて「一度は聖書通読を実施した」ことはある。通読したことは事実と今でも胸をはって言える。 ただ理解し

          「創世記」

          警官の血 佐々木譲

          今日の1冊! 「警官の血」佐々木譲 大好きな筆者の1冊である。 親子三代の警察官を通じて、日本社会の激動の歴史を映し出す。 また父と息子との葛藤の物語でもある。男性なら、誰もがある程度は抱えているであろう、父との比較という息子の葛藤を描いている。 交番・駐在・公安・刑事それぞれの警官の姿も描かれている。 佐々木譲の中でも一番好きな作品だが、私にとっては、この作品は今のところ、警察小説の中でも一番の作品である。 この続編もまた良かった。もっと続編も出してほしいもの

          警官の血 佐々木譲

          「ヒロインたちの聖書物

          今日の一冊! 「ヒロインたちの聖書物語」 一応クリスチャン家庭で生まれ信者の端くれである。物心着いたときは「キリスト教」が当たり前であった。学校もミッション系だったので、聖書の授業があり、最低限の聖書の知識があると思っていた。ただ一度は聖書通読したことはあるが、真剣に聖書に向き合ったことはなかった。どちらかというと、聖書を一字一句理解し賛同しなくてはいけないという認識が強く、その分「読んでもよくわからん」という思いがあり、向き合わずに今に至る。 ただ最近、このような聖書

          「ヒロインたちの聖書物