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記事一覧

「なぜペルシア語を勉強しているか」の本当の答えはね…

「なぜペルシア語を勉強しているか」の本当の答えはね…

前回参加していたペルシア語講座、継続で申し込みをしました。ちょうど先週の今日ぐらいに先生からご連絡を賜りまして、「いつも熱心にご参加くださり」というお言葉をいただいてしまい、恐縮したことでありました。先生ったら、またご謙遜を。おかげで1月から3月は毎週土曜日、楽しみにしておりましたのですよ。

あとは、自分以外に同じクラスの受講生がいるかどうか。たぶん大丈夫なのだろうとは予想しているのですが(前期

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大学院の「闇」に迫る!(前編)修士の「闇」、学歴ロンダについて語る

大学院の「闇」に迫る!(前編)修士の「闇」、学歴ロンダについて語る

こんにちは、現役ポスドクの毒太郎と申します。このnoteはあくまで毒太郎のアカデミア研究の体験を元に、偏見に基づいた知見を語っていく場です。ですのでほとんど統計値などは出てきませんので悪しからず。いちポスドクの意見、感想だと思って下さい。

また今記事は「闇」だのなんだの言っていますが、筆者は修士課程進学を強く進めています(少なくとも理系の場合)ので、その理由を知りたい方は最後まで読んでいただけれ

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非アカデミック就職が決まりました

非アカデミック就職が決まりました

ちょっとキャッチーなタイトルにしてみました。
しかし自分としては「こんな泥船いますぐに出て行きたい!」っていうダークな気持ちよりは、大学に残って続けていける希望が少しでもあるなら研究者を続けたかった気持ちが強いみたいです。
内定をもらって、初めてその気持ちが強いことを意識しました。いつの間にか研究者が将来の夢になっていたのかもしれません。

この気持ちはサンクコストではないのか?と自問自答しつつ、

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博士号取得のススメ

博士号取得のススメ

先日、真鍋淑郎氏がノーベル賞を受賞されました。

恥ずかしながら同氏が気球温暖化研究の第一人者の一人ということは、ノーベル賞の報道があるまで存じ上げませんでした。
日本人がノーベル賞を受賞したという、おめでたムードの報道が中心でしたが、真鍋氏が1958年には渡米してアメリカ国立気象局に入り、その後、プリンストン大学でも研究を行うという、アメリカの研究者であって、日本の研究者では無いということから、

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白饅頭日誌:7月14日「批判ぎらい」

白饅頭日誌:7月14日「批判ぎらい」

 昨日リリースした記事「あなたの《批判》』と、かれらの〈批判〉」は、多くの人から読まれ、いまも多くの反響が寄せられている。私のもとに寄せられたいくつもの声を見ていると、やがてひとつの疑問が浮上してきた。

「ではなぜ、若者たちが『批判ぎらい』になってしまったのか?」である。
 

マガジン限定記事「毎日更新の秘訣は、あなたにも役立つ」

マガジン限定記事「毎日更新の秘訣は、あなたにも役立つ」

 マガジンの毎日更新を続けて4年と2ヶ月、新著を出し、購読者の裾野がどんどん広がってきています。

 最近になって多くなったメッセージは「どうやったら毎日そんなにたくさんの文章を書けるのか」という質問です。

 noteをはじめようと思った学生さんから、文筆業を仕事にしたいと志している人、あるいはすでに文章を生業にしている同業者など、実にさまざまな人からこの質問を受けるようになりました。たとえばこ

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クエン酸の効能

『ダウンタウンDX』で小藪が、愛用の健康食品として「有機ゲルマニウム」を挙げた。地上波の有名番組で「有機ゲルマニウム」というワードが発音されたのは、ほぼ初めてのことじゃないかな。
小藪さん、ありがとう!

さて、有機ゲルマニウムの新商品が出ます。
有機ゲルマニウムウォーター『ロータス』です。

ゲルマニウムには全身の血のめぐりをよくする効果があって、そこにクエン酸が加わることで、抜群の疲労回復効果

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わたし流のOld Money Style

わたし流のOld Money Style

やっと春めいてきて、日照時間に気分を左右されるわたしは、すっかり浮かれ気分。
今年も大好きな東京で春を迎えられてしあわせです。

年始に今年はOld Money Styleに挑戦したいと投稿していましたが、どれだけやむごとなき方々に憧れたとしても正真正銘庶民のわたしが、どのように生活に取り込めばいいかを考えてきました。

2024年春現在のアンサーは、以下の通りでございます。

ありがとう、ラルフ

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自己紹介

自己紹介

この記事をご覧いただきありがとうございます。

Kazukiです。

この記事では、私の自己紹介をします。

学歴2003年3月 国立高専卒業 準学士(工学)
       *機械工学科
2020年3月 放送大学卒業 学士(教養)
       *教養学部 自然と環境コース
2022年8月 学位授与機構で学士(工学)
       *機械工学で受験

私が放送大学を卒業したのは、工学の学士が欲しか

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機械工学の学び方と入門書の紹介

機械工学の学び方と入門書の紹介

機械工学の学問体系は、機械力学、材料力学、流体力学、熱力学のいわゆる4力学が基本となります。大学の機械工学科では、古くからまずこれらを学んでいます。なお、機械力学には高校物理の力学から、機械の動く仕組みの基礎となる機構学、機械に発生する振動に関する機械振動学が含まれることや別に扱われることもあります。しかし、これらの力学を学んだだけでは実際に機械を作ることはできません。機械を作ることができるように

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【剣術的な「速い」動きとは】股関節、胸背部、腕を分けて協調させること

【剣術的な「速い」動きとは】股関節、胸背部、腕を分けて協調させること

最近では少しずつ様々な世界で武術の体の使い方が知られるようになってきているようです。
特にスポーツの世界では、武術の動きを学んだトレーナーなどが指導している場面も見受けられます。

これまで古武道をやってきた私としては、武術と言っても様々なものがあるため、簡単に武術的な動きというものが定義できると思っていません。

しかし、剣術ということに限ってみれば、剣術的な速さというものはあるように思います。

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『彼岸の図書館』をよんで

『彼岸の図書館』をよんで

誰かの思考をのぞく、というスタイルの読書が好きだ。本のタイトルから読みたい、と思ったわけではなく、先日木之本でお話した青木真兵さんの本だから手に取った。

奈良県の東吉野村で、人文系図書館『ルチャリブロ』を開いている人。川を渡らねば辿り着けない場所にある、現世とは違う原理で成り立つ、彼岸の図書館。その考えにどうしようもなく惹かれた。そのことを話す青木さんの柔らかくもどっしりとしたあり方にもピンと来

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