中村 篤史/ナカムラクリニック

神戸市元町で「ナカムラクリニック」を開業。健康情報を配信中。翻訳本「オーソモレキュラー…

中村 篤史/ナカムラクリニック

神戸市元町で「ナカムラクリニック」を開業。健康情報を配信中。翻訳本「オーソモレキュラー医学入門」 http://www.clnakamura.com 078-599-9122 「中村篤史栄養サロン」開設中 https://lounge.dmm.com/detail/6960/

最近の記事

ワクチンを勝手に分析すれば

コロナ関係の情報を追いかけている人は、情報過多になりがちで、情報というのは多すぎてもまずいんじゃないかな。いわば、情報で”着ぶくれ”していて、皮膚感覚が鈍ってしまう。 「ワクチンで無数の人が亡くなっている」。 恐ろしい事実だよ。初めてこれを知ったときはショックだったはず。でも、同じような情報に毎日触れているうちに、皮膚が固くなる。刺激も日常になると、何も感じない。 30万人以上の超過死亡という、戦後最大の死者数が発生していながら、しかし政府もメディアもその原因が何であるか真剣

    • 今後の講演予定

      いくつか、今後の僕の予定について、告知させてもらいます。 9月23日~24日、横浜で『国際栄養医学シンポジウム2023』という栄養医学についての講演会があって、そこで僕も演者として話します。僕は23日15時半から、ゲルマニウムについて30分ほど話す予定です。 田中善先生がワクチン接種者12人に対してアサイゲルマニウムを4週間投与する治験をしたんだけど、非常に興味深い結果が得られた。そういう”新ネタ”もあわせて、発表するつもりです。 興味のある方はお越しください。 10月7

      • できればハゲたくない

        できればハゲたくない。でも「そのとき」が来たとなれば、変にハゲ隠しの工夫をすることなく、自然体でいきたい。あるいは、隠すどころか、さらす。松山千春的なスキンヘッドもありかもしれない。 遺伝的には、間違いなく、来る。 父は20代前半からすでに来ていた。母方の祖父も若い頃から丸ハゲだった。 血統的には、まず文句なしに、ハゲのサラブレッドである。 ちなみに、ハゲの遺伝性について、以下のような研究がある。 「ドイツのボン大学の研究によると、若ハゲはアンドロゲン受容体の特異的変異

        • 過去記事の検索はこちらから

          noteの更新が長らく止まっていますが、noteでの情報発信をやめたわけではありません。今みなさんが読んでいるように、告知などにこれからもnoteを使っていきます。ただ、メインのプラットフォームをnoteからDMMに切り替えたというだけです。DMMで記事を更新しているので、興味のある方はフォローをお願いします。 https://lounge.dmm.com/detail/6960/ なぜ、プラットフォームをnoteからDMMに移したのか。 一番大きいのは情報の検閲ですね。n

        ワクチンを勝手に分析すれば

          タイ旅行2

          タイの公園には、すべり台とかジャングルジムなど子供の遊具があるのはもちろん、懸垂器具とかラットプルダウンのマシン、ディップスのバーがあったりして、大人も本格的な筋トレができます。公園で筋トレができるってすごくないですか? こうちゃんは、すべり台などの遊具を見て大興奮で、あちこちに走り回る。僕は常にこうちゃんを追いかけて、遊具から落ちないように背中をサポートしたりで大変だった。 そんな僕を見て、地元のタイ人が僕にタイ語で話しかけてきた。多分、肌の黒さから僕をタイ人だと思ったんだ

          タイ旅行

          タイに来ている。 バンコク空港に着いた後、タクシーを拾って1時間ほど走り、予約していたホテルに到着した。 そこで、僕らより1週間早くタイ入りしていた鵜川夫妻と合流した。 鵜川さんは仕事でタイに来ているけれども、僕ら一家は旅行目的。鵜川さん、仕事の合間をぬって、タイ観光のガイドをしてくれるというのだから、ありがたいことだ。 僕は20年前に一度タイに来たことがあって、20年ぶりのバンコクなんだけど、一番驚いたのは経済発展ぶりです。高速道路を走っていると、高層ビルの乱立する風景

          腸内細菌と神経難病

          以前の記事で、「自閉症児にベータグルカンを投与したところ、自閉症スコア(CARS)が改善し、血中αシヌクレイン濃度と血中メラトニン濃度が上昇した」という研究を紹介しました。 https://note.com/nakamuraclinic/n/n73df4a65dd01 昨日この論文の著者のSamuel Abraham博士と当院でお会いする機会があり、ベータグルカンが神経難病になぜ著効するのかについて直接レクチャーをしていただいた。研究の第一人者から直々に教えてもらえるなんて

          統合失調症とヨウ素

          おかしな言動をする人に対して「頭がおかしい」などと言うように、世間一般の人は「精神疾患は脳の病気である」と考えている。 しかし、腸内細菌の研究が進むにつれて、「精神疾患は腸の病気である」という説が登場した。『腸脳相関』という言葉を聞いたことがある人も多いだろう。 さらに、第3の新説「精神疾患はホルモンの病気」という考え方がある。具体的には「精神疾患はHTPアクシスの内分泌異常である」。 HTPアクシスというのは、視床下部(Hypothalamus)、下垂体(Pituitary

          ロン、ツモ、こうちゃん

          「投げて」とボールを持ってくる。 投げると、嬉々として駆け出し、すぐに戻って来て「もう1回投げて」。 また投げる。持って来て「投げて」。これがずっと続く。 ツモの体力は無限大だから、こちらの体力が先に尽きる。 しかし、永遠に「投げて」。 この無間地獄が僕の休日です(笑) こうちゃんは1歳3か月。何でもできる。 つかんだものを上手に投げる。犬を見て「ワンワン」という。 その場でくるくる回ったり、布団の上に身を放り投げるようにバタンと倒れたりする。 もう「赤ちゃん」じゃない。

          ロン、ツモ、こうちゃん

          手かざしの効用

          70代女性 「私は特に宗教的な人間ではありませんけど、宗教によって人が救われることはあり得ると思っています。それは精神的な意味だけではなくて、肉体的な意味、たとえば病気が治るとか、そういうこともあり得ると。 これは私の夫の実体験です。もう40年前のこと、夫は37歳でした。先生、ベーチェット病ってご存知ですか? ぶどう膜炎といって白目の部分に炎症が起こって、口の中には米粒大の口内炎がびっしりできていました。あと、静脈の炎症がひどくて、腹部からチリチリと広がってきて。 近所の医

          発達障害からの回復

          8歳の男の子が発達障害を主訴に2023年6月30日当院を受診した。 母親が語る。 「1歳半検診で言葉の遅れを指摘されて、ひょっとしたら、と思いましたが、検査を受けてはっきり発達障害と診断されたわけではありません。ただ、特別支援センターで説明を受けて、恐らくそうなんだろうなと。 普通学級で生活していますが、週1回通級に行っています。同級生とのコミュニケーションは以前よりはとれるようになってきたけど、担任の先生からみると、2年生としては言葉の理解が乏しいと指摘を受けました。 あと

          薬で病気になる理由

          50代女性 「10年ほど前に血栓症と言われて、それ以来ワーファリン(抗凝固薬)とアトルバスタチン(コレステロール降下薬)を飲んでいます。あと胃薬も。 でも最近こういう薬が体に悪いと知って、それで主治医に薬をやめたいと言いました。すると、「やめるといろいろ病気になるけど覚悟の上か?」と聞かれて、怖くなって「やっぱり続けます」と。 と言ったものの、やっぱりやめたいんです。どうにか上手にやめる方法はないでしょうか。 コレステロールは放っておくと200いくつとか高くて、家族性高コレス

          「自閉症=プリオン病」仮説

          αシヌクレインという言葉は神経内科の先生に限らず、医学部なら学生時代に誰でも習います。アルツハイマー病とかパーキンソン病の患者の脳内に蓄積している異常タンパクの一種で、これらの神経難病はこのタンパク質のせいで起こるのではないかと考えられています。 このαシヌクレインが、なんと、自閉症とも関係してる可能性が指摘されている。 まず、自閉症の子供たちに協力してもらって、小児自閉症評価尺度(CARS)でそれぞれの子供たちの重症度を評価します。さらに、採血して血中のαシヌクレイン濃

          「自閉症=プリオン病」仮説

          70代でも妊娠します

          以前の記事で、「パキスタンのフンザ渓谷では100歳越えの老人はざらにいて、しかも60代や70代で妊娠する女性も珍しくない」と書いた。 https://note.com/nakamuraclinic/n/n8a3a1c7d19f1 この記述に対して、特に反発も同意もなかった。それはこの記事の主眼が、「健康にとってきれいな水は極めて重要だ」ということであって、「女性は60代でも70代でも妊娠するんだ」ということがメインの主張ではなかったからだろう。 しかし今回の記事では、これにフ

          シェディングの経験談

          50代女性 「95歳の母親のために、訪問看護師やヘルパーが来てくれたり、医者が往診に来てくれるのですが、シェディングが耐えられません。介護を受ける当の母はそれほど影響はないのですが、同居の私がひどい影響を受けます。訪問看護師は5回接種済み、ヘルパーは少ない人で2回、多い人で6回受けています。 いえ、2回だからマシってことはないですよ。回数にかかわらず、ひどい人はひどいです。最近この暑さで代謝がいいのか、においを発散する人もいます。6月ころからきつくなってきました。接種者特有の

          東洋医学とのコラボ

          コロナはひとまず終わったけれども、この3年間で我々はひどく傷つきました。 日本の経済的失墜がいよいよ明らかになり、コロナ不況で失業して生活保護に転落した人も少なくない(経済へのダメージ)。 コロナを心底恐れてワクチン接種に飛びついた人がいる一方で、「いや、コロナはそれほど恐れるものではない。ワクチンも不要だ」と周囲の人の説得に努めたものの、理解されるどころかキチガイ扱いされた人もいる。つまり、コロナ(あるいはコロナワクチン)に対してどのように考えるかで、我々は分断、二極化され