ハゲにはフルボ酸

50代男性が語る。2024年3月6日再診時。
「ここに初めて来たのは、2021年9月のこと。もう2年以上も前ですが、ここに来た一番の目的は、先生に会いたかったから。コロナ茶番のデタラメを告発し続ける本人に会いたい。実物と話したい。それがメインで、でもここはクリニックだから、何か医療相談がいるな。そう思って、頭髪のことを相談しました。薄毛をどうにかできないか、と。

当時からすでに、ある発毛薬を飲んでいて、しかしそれは男性機能低下の副作用があって、そこが悩ましいところでした。この薬は、3か月ほど続けると確かに生えます。しかし副作用が心配で、やめると徐々に抜けてきます。それが嫌でまた飲むと、3か月かけて生えてくる。そういう3カ月周期を繰り返していました。
これまで食事指導とかサプリ、いろいろ勧めていただきました。リシンとかヨウ素麹水はコストが高くないので今も続けています。しかし効果としては正直微妙です。
https://note.com/nakamuraclinic/n/nb2e3e8eb5617

ただ、今日、初めて先生にいい報告ができます。
昨年末、2023年11月に受診したときに、フルボ酸を勧めてもらいました。Fulvic Minerals Ron αです。最初は飲んでいるだけでしたが、24年1月再診以後は、スプレーボトルにいれて頭皮にシュッシュするようになりました。
それから2カ月。頭髪に目に見える変化が起こりました。

先ほども言ったように、私は発毛薬を飲んでいて、しかし副作用が怖いので、3か月おきに飲んだりやめたりを繰り返していて、しかし今、12月にやめて以後、飲んでいません。本来なら1月2月にかけて毛が薄くなっていくところ、フルボ酸をシュッシュするようになってから、全然減っていない。それどころか、明らかに本数が増えている。さらにいうと、毛の1本1本の立ち上がりに力強さがある。以前はもっとふにゃっと寝たような毛の質でした。しかし今、毛が太い。抜ける毛を見ても、太いのが多い。明確に、フルボ酸の効果だと思います。
この3か月、フルボ酸を飲み、頭皮に1日2回シュッシュ続けてきた甲斐がありました。50歳を超えてこういうことでテンションが上がろうとは、思っていませんでした。

もうひとつ。
飲食店で働いているので、食器を洗ったりして手が荒れます。特に毎年、この時期は皮膚が乾燥して、傷のようにパックリ割れる。高齢になって皮脂の分泌が少なくなったせいか、この乾燥は年々ひどくなってしました。たとえばカクテルを作るときにレモンライムを絞るにも、傷が痛くて触れない。それほど悪化していました。
しかし今年は違います。フルボ酸を頭皮にシュッシュする。そのときに指で頭皮にすりこむので、手にもフルボ酸を塗布する格好になっていた。
そのおかげで、今年は手荒れがずいぶんマシになっています。1か所、ぱかっと割れたところがありますが、それが治って、もう再発していない。例年なら、また別の個所がひび割れたり、同じところが再発するところ、そんな気配がない。
フルボ酸は、薄毛、手荒れ、いろんな意味で本当に助かりました。

ここに来たきっかけは、先生に会うことだった。いったいどんな人があの記事を書いてるんだろう。その好奇心で、ここに来ました。
コロナがなければ、栄養療法の自費診療なんて絶対に受けてない(笑)髪の毛については、ハゲるときはハゲると思っていた。発毛薬は飲んでいるものの、同時に、ダメなら仕方ないという思いもあった。毛髪以外で体調の悩みはないから、コロナがなければ、先生に会いたいという思いがなければ、ここには来ていない。
しかし今、来続けてよかったなと思う。

50を超えると、人生の閉じ方、仕事をどのようにやめていくかということを考えます。飲食店ということで、コロナで9か月間休業を余儀なくされました。政府から支援金をもらい、年金生活者のような生活をして思ったのは、「仕事がないと苦しい」ということでした。仕事はしんどいけど、かといって、奪われると苦しい。
だから私は、20年後、70歳を超えてもまだこの仕事をやってると思う。できれば続けたい。そしてできれば、若くはつらつとした姿でありたい。
だから、今回毛が生えてきて、とてもうれしいんです」

2024年5月15日再診。
「フルボ酸を始めて半年になりますが、髪の毛はいい感じ安定しています。薬を飲んでいないにも関わらず、薄毛が進行していません。ただ、限界が見えてきたところもあって、ふさふさまではいかない。ずっと同じ感じで維持できています。製薬会社の薬を飲まないで保てている、その事実は大きいと思います」


何を隠そう、僕はかつて、某薄毛治療院でバイトしていました。勤務医をやめて開業したものの、当初は閑古鳥。それは当然覚悟していた。ブログなどで情報発信するうちに患者が徐々に増えたものの、最初の2年くらいは大赤字。深夜当直など複数のバイトを掛け持ちして、その収入でクリニックの赤字を補填していた。だからこの薄毛治療院にはとてもお世話になりました。院長の麻生先生、直接お会いしたことはないけど、毎年誕生日に高級な牛肉が届いた。僕にだけ特別に、というわけではなくて、職員全員に誕生日プレゼントを贈っているんですね。こういうのは、気持ちがうれしいやんか。

ここでの僕の仕事は、メソセラピー(頭皮にミノキシジルを注射)したり採血したり薬を処方(フィナステリドやミノキシジルなど)することだった。一般病院での当直バイトとまったく違うのは、「髪の毛を増やしたい」という人が来院するのであって、患者は基本的に健康だということ。だから、ここのバイトは他の病院でのバイトよりも、僕には心理的負担が少なかった。
そもそも僕が自分のクリニックを開業したのは、投薬一辺倒に終始する西洋医学にうんざりしたからです。そうではない医療をしたいと思って、独立した。でも、結局バイト先で同じような医療(症状を薬で抑制する医療)をしているとなれば、何のための開業なのかということになる。でも、ここに来るのは患者というよりは基本的に健康な人で、僕がしているのは、治療というよりは「美容」なんだと、自分の中で言い訳がたった。そういう意味で、他の病院バイトよりも多少気が楽だった。

それでも、ミノキシジルやフィナステリドに副作用がないわけではない。というか、フィナステリドによる性欲減退は必発だし、ミノキシジルで頭痛や動悸が出る人もちょくちょくあった。メソセラピーの施術をしながら「そもそもこれって本当に効くのか」という疑問もあって、実際有効性を否定する研究もある。
https://clnakamura.com/blog/4623/
https://clnakamura.com/blog/4632/
https://clnakamura.com/blog/1716/

ここに勤めながらも、やはり「できれば薬ではない方法で生やす方法はないものか」という思いは常にあった。
自分のクリニックの経営が安定し、バイトを卒業した後も、「自然に髪の毛を増やすにはどうすればいいか」というのは、僕の中で課題であり続けた。

そしてついに、上記患者のように、結果の出る人が現れた。
決め手はフルボ酸だった。
フルボ酸は、以前の記事でも、貧血の改善やワクチン後遺症シェディング対策に勧めていたが、まさか薄毛に効果があろうとは思っていなかった。灯台下暗し、ですね。
https://clnakamura.com/blog/5371/
https://note.com/nakamuraclinic/n/nac51de1447e2
https://note.com/nakamuraclinic/n/n6eaa4c751f40

フルボ酸とひとくちに言っても、フルボ酸ほどメーカーによって品質のばらつきがある商品はあまりない。そもそも土の成分だから、製造プロセスによってバラつきが出るのは避けられない。質のいいものを選ばなきゃいけないよ。