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仏教

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マインドフルネスや仏教に関する素晴らしい記事をまとめています。
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#メンタル

ランダムネスに飛び込んでストレスを味わうことが運を良くする。【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方28】

ランダムネスに飛び込んでストレスを味わうことが運を良くする。【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方28】

いつもの「運が悪い」を、結果的に「運が良い」に変えてみませんか?

前回は「運がいい」とはどういうことかについて、たとえ困難な出来事が生じたとしても、途中でそのストレスにくじけることなく、自分のやりたいことをやり続けることで満たされること――そのことが、運が良くなる秘訣なのであると述べました。

ここでいう「運が良くなる」とは、不運を幸運に変えていくという意味で、「運力を鍛える」ということでもあり

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<運>に「選ばれる」ために大切なこととは❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方26】

<運>に「選ばれる」ために大切なこととは❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方26】

マインドフルネス瞑想を日々の習慣にすることで、いつもの「運が悪い」を変える生き方、始めてみませんか?

前回は幸運を手にいれたければ幸運を得ようとしてはいけない、ということについて述べました。

この「幸運を手にいれたければ幸運を得ようとしてはいけない」ということに関して、20年間無敗の「雀鬼」として知られている桜井章一氏が、『運に選ばれる人選ばれない人』(講談社+α文庫)のなかで、

「運がいい

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「運がいい」とはどういうことか❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方27】

「運がいい」とはどういうことか❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方27】

いつもの「運が悪い」を、どういうわけか「運がいい」に変えてみませんか?

前回は運に選ばれるために大切なことについて述べました。

今回は「運がいい」とはどういうことかについてです。

「運がいい」とは、最適なタイミングで必要なものが与えられることや、予測することが難しい、「ランダムネス」という簡単には思い通りにいかない状況のなかで、思い通りになる・うまくいく・報酬が与えられるということであると考

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<感謝>は「運が悪い」という見方を変える。【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方23】

<感謝>は「運が悪い」という見方を変える。【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方23】

毎日マインドフルネス習慣で、いつもの「運が悪い」を変える生き方、始めてみませんか?

前回の記事では、なぜ不運な時ほど「感謝」は難しいのかということについて述べました。

前述したように不運な出来事に遭遇して「運が悪い」と思っている最中は、気持ちがネガティブな方に傾いているため、実はこの不運は幸運であると気づき、感謝することは難しいかもしれません。

また、自分の身に降りかかった悲惨な出来事に対し

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なぜ不運な時ほど「感謝」は難しいのか❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方22】

なぜ不運な時ほど「感謝」は難しいのか❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方22】

いつもの「運が悪い」を変える生き方、始めてみませんか?

前回の記事では、一見「当たり前」のようであっても、その当たり前は本来は「あり難いこと」、ということに気づける時、自然と「感謝」の気持ちが湧いてくる、ということについて述べました。

「そもそも、感謝とは「与える」ものではなく、「気づく」もの」

であるとしている書道家の武田双雲氏は、『「ありがとう」の教科書』のなかで、

「世界一のアーティ

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運とはあくまで「ランダム」で「偶然」❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方10】

運とはあくまで「ランダム」で「偶然」❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方10】

日常生活のなかの「運が悪い」「ツイてない」は変えられるということについてご存知でしょうか?

実は私自身、マインドフルネス瞑想を習慣にしたら、以前よりも「運がいいな~」「ラッキーだな~」と感じられることが多くなりました(^^♪

そのため、マインドフルネスを習慣化することによって、「運が悪い」は変えられるということについて連載しています。

今回の記事は前回の「運がいい人は、自分のことを運が良いと

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マインドフルネス習慣化は、大きな変化を私たちにもたらしてくれる。【マインドフルネスを習慣化する生き方14】

マインドフルネス習慣化は、大きな変化を私たちにもたらしてくれる。【マインドフルネスを習慣化する生き方14】

マインドフルネス瞑想を習慣化する生き方について連載しています。

以前の記事で述べたように、マインドフルネス瞑想を「習慣化」するという場合は、仕事や家庭などで精神的なストレスやプレッシャーを感じたりした時に、一時の感情に心を支配されず、「呼吸に気づく」ことをはじめとして、とりあえず「今・ここ」に意識を向けられるようになることを指します。

一方「瞑想」を実践している最中は、「自動操縦のごとく勝手」

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マインドフルネス瞑想「しない」ことのデメリットより、「する」ことのメリットのほうが大きければ習慣化しやすい。【マインドフルネスを習慣化する生き方15】

マインドフルネス瞑想「しない」ことのデメリットより、「する」ことのメリットのほうが大きければ習慣化しやすい。【マインドフルネスを習慣化する生き方15】

マインドフルネスを毎日の習慣にしてみませんか?

マインドフルネス瞑想は毎日の習慣にすることではじめて真価を発揮します。

これまでマインドフルネス瞑想を習慣化する生き方について連載してきましたが(1~14)、

今回は、

マインドフルネス瞑想を「しない」ことのデメリットよりも、「する」ことのメリットのほうが大きいと経験的に分かれば、習慣化しやすい。

ということについてです。

このマインドフ

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マインドフルネス瞑想で心が満たされることが「報酬」。【マインドフルネスを習慣化する生き方13】

マインドフルネス瞑想で心が満たされることが「報酬」。【マインドフルネスを習慣化する生き方13】

マインドフルネス瞑想を習慣化する生き方について連載しています。

前回、習慣にご褒美や報酬は必要なのかということについて書き、マインドフルネス瞑想をすること自体を「報酬」にしてしまえばよいと述べました。

もし「マインドフルネス」によって心が真に満たされれば、日頃のストレスを解消するために、外から何かを欲しがるということがなくなるのです。

この心(マインド)の充実(フルネス)ということに関して、

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呼吸に気づくことで「いま・ここ」にいる自分に戻る。

呼吸に気づくことで「いま・ここ」にいる自分に戻る。

前回は、いまの「呼吸」を観察することはブッダを目指すためのシンプルな方法であると述べました。

このことに関して、ヴェトナムの禅僧であるティク・ナット・ハン師は、『微笑みを生きる 「気づき」の瞑想と実践』(池田久代 訳 春秋社)のなかで、

とシンプルに説明し、そして、

と述べています。

また、

としたうえで、

とも述べています。

このように、「意識的呼吸法」は、誰でもブッダを目指すため

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いまの「呼吸」の観察はブッダを目指すためのシンプルな方法。

いまの「呼吸」の観察はブッダを目指すためのシンプルな方法。

目覚めた人であるブッダを目指していくためには、日々、「瞑想」を実践していく必要があります。

しかし「瞑想」といっても難しく考える必要はありません。そして今すぐ「瞑想」するためのシンプルな方法のひとつは、自分自身の<いま>の呼吸を観察することです。

このことに関して、たとえばワールポラ・ラーフラ師は、『ブッダが説いたこと』(今枝由郎 訳)のなかで、

としたうえで、以下のように述べています。

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苦しみの根源的な要因「三毒」とは❓ 『ブッダが説いた幸せな生き方』⑥

苦しみの根源的な要因「三毒」とは❓ 『ブッダが説いた幸せな生き方』⑥

前回は『ブッダが説いた幸せな生き方』(岩波新書)を読みながら「無常」と「無我」の関係を取り上げましたが、今回は苦しみの根源的な要因といえる「三毒」についてです。

この本の著者である今枝由郎氏は、人間は全てのものが虚仮(こけ)であるという本質を知らずにそれを誤って実体と見なす、ことに、

と述べています。

ちなみに貪瞋癡(とんじんち)というこの「三毒」については、以前にもnoteで取り上げたこと

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ブッダが目覚めた「縁起」とは何か? 『ブッダが説いた幸せな生き方』③

ブッダが目覚めた「縁起」とは何か? 『ブッダが説いた幸せな生き方』③

前回の記事では、『ブッダが説いた幸せな生き方』(岩波新書)のなかで、著者の今枝由郎氏が、

「(一)条件付けられた生起(縁起)としての苦しみ」
「(二)ものごとの移ろい(無常)による苦しみ」

は、「苦しみの両面と見なしたほうがいい」と指摘しており、その点は、「ドゥッカ」(苦)の本質を考えるうえで非常に重要であると述べました。

では、「条件付けられた生起(縁起)」とは何でしょうか?

「縁起」に

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『ブッダが説いた幸せな生き方』は、お釈迦様の教えが簡潔にまとまっている良書。

『ブッダが説いた幸せな生き方』は、お釈迦様の教えが簡潔にまとまっている良書。

以前、『ブッダが説いたこと』(ワールポラ・ラーフラ 著 今枝由郎 訳 岩波文庫)という一冊は、ブッダの基本的な教えを知るために最適な一冊であると述べましたが、

この本を翻訳している今枝由郎氏が書いた『ブッダが説いた幸せな生き方』(岩波新書)は、よりブッダの教えが馴染みやすく簡潔にまとまっており、日本人がお釈迦様の教え自体を知るのに最適であると感じました。

実際に今枝氏は、「あとがき」のなかで、

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