<感謝>は「運が悪い」という見方を変える。【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方23】
毎日マインドフルネス習慣で、いつもの「運が悪い」を変える生き方、始めてみませんか?
前回の記事では、なぜ不運な時ほど「感謝」は難しいのかということについて述べました。
前述したように不運な出来事に遭遇して「運が悪い」と思っている最中は、気持ちがネガティブな方に傾いているため、実はこの不運は幸運であると気づき、感謝することは難しいかもしれません。
また、自分の身に降りかかった悲惨な出来事に対して、その出来事が起こった明確な理由が見当たらず、「理不尽」で「不条理」であると感じたならば、なおさら感謝することは簡単ではないと思われます。
たとえば、出勤途中にただ歩道を歩いていただけなのに、交通ルールを守らずスピードを出していた自転車との接触事故によって大ケガしてしまったなど、理不尽な目に遭ったならば、「何で自分だけがこんな目に遭わなければならないの?」と思ってしまいます。
しかし、前述したように、「不運」とはいっても、不運だと感じる出来事の多くは、「運のせい」というよりも、自分自身の不注意や認識不足なども関係して起こっています。
そして、もし「不運」な目に遭ったことに対して少しでも「感謝」することが出来れば、「感謝」(ありがとう・有り難い)とは「気づき」であるため、「不運だった」という出来事の意味合いは「幸運だった」へと変化します。
また、いわゆる「不運」とは、予想外の出来事によって自分にとっての大切な存在を失ってしまうことであり、反対に「幸運」とは与えられることであると先述しましたが、不運な出来事自体はつらい体験であったとしても、不運な出来事を経験する度に学びのきっかけや新たな視点が与えられるため、そのことに対して感謝することは可能なのです。
とはいっても、自分の身に降りかかった不運な出来事が理不尽で不条理であればあるほど、すぐに「感謝すること」は難しいため、十分な時間の経過が必要になってきます。
そして、もし不運な出来事に対して「感謝」出来るようになると、偶然やランダムネスによる本当にどうしようもなかったことを除き、「運が悪い」という出来事は無くなっていくため、驚くことに、日常の出来事のほとんどは「運が良い」もしくは「運が悪いというわけではない」という認識に変わっていくのです。
ちなみにこのことに関して、現代の陰陽師である橋本京明氏は、『強運のつかみ方』で「自分にとって不利益なこと、理不尽なことをされても「感謝」をすること」が出来るようになると、「強力な運が味方をする」ようになると述べています。
この、(他人などに)たとえ理不尽なことをされても感謝するというのは感謝の中でも「上級テクニック」かもしれませんが、橋本京明氏は、
とし、「感謝をすることで、感謝されるようなことが返ってくると考えてみれば、やってみる価値はあるでしょう」と述べています。
また多摩大学名誉教授で経営学者の田坂広志氏は、『運気を磨く』のなかで、「絶頂期に足の故障で長期休場を余儀なくされた」大関の雑誌のインタビューでの発言を引用し、
と述べていることは傾聴に値します。
日々、マインドフルネス瞑想を実践する習慣に加えて、日常のささいな出来事に対しても心を込めて「ありがとう」「ありがたい」と唱える感謝の練習などを地道に続けていくと、毎日遭遇する不運な出来事の多くは、実は、結果的に「幸運」(≒「ありがたい」)がもたらされるきっかけである、と気づけるようになってきます。
しかし不運な出来事に遭遇する度に、ただ単に「ツイていなかった」「運が悪かった」で終わらせてしまえば、その出来事は「幸運」であると気づくことなく「不運」のままで終わってしまうのです。
すなわち、「運」や「運気」を良くする方法としては、必ずといっていいほど「感謝」が挙げられますが、いつもの「運が悪い」を変えるために大切なのは、「感謝」≒「気づき」によって、不運な出来事の見方を変えることなのです。
不運 ⇒ 感謝 ⇒ 幸運
お忙しい中最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪
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「運が悪い」を変えるためには、マインドフルネスの習慣化が大切です。
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