塩川水秋

「ひとり時間」を大切にする文筆家/生き方探究家/電子書籍作家です。📚読書の叡智(主に人…

塩川水秋

「ひとり時間」を大切にする文筆家/生き方探究家/電子書籍作家です。📚読書の叡智(主に人文学)と、食事・運動・瞑想を中心に、超ソロ社会の真の健康と幸福、ウェルビーイングの実現を創造😊 🐝ブログ<ハチミツとミトコンドリア> http://honey-mitochondria.net/

マガジン

  • これからの免疫力を高める習慣

    私自身が書いた、薬やワクチンに頼らないで健康に過ごすための、免疫力アップの秘訣に関する記事をまとめています。実は「免疫力を高める」には、何といっても日々の習慣の積み重ねが大切なのです。

  • マインドフルネス習慣化で、なぜ「運」が良くなるのか?

    マインドフルネス瞑想は毎日の習慣にすることではじめて真価を発揮します。またいわゆる「運」も良くなります。

  • 40代からの、お金をかけずに健康長寿・アンチエイジング

    お金をかけずに健康長寿&ゆっくりアンチエイジングの実践についての記事をまとめました。

  • なぜ今、マインドフルネスが必要なのか?

    情報社会が加速する現代において、ライフスタイルにマインドフルネス瞑想をとりいれることが大切である理由についてまとめました。

  • なぜ今ブッダの教えが重要なのか?ブッダの教えで有意義な生き方

    現代の行き過ぎた資本主義や情報社会のなかで、こころの苦しみや生きづらさを減らしていくために、なぜブッダの教えや智慧(ちえ)が大切なのかについて考えています。

最近の記事

  • 固定された記事

【冒頭試し読み】『「運が悪い」は変えられる。なぜマインドフルネス瞑想を実践すると運が良くなるのか?』

はじめに マインドフルネスを日々の習慣にすることで、いつもの「運が悪い」を変える生き方、始めてみませんか? ・何をやっても思い通りにいかず、ついイライラしてその原因を他人や世の中など、自分以外のせいにしてしまう。 ・今すぐやらなければいけないことがあるのに、スマートフォンに表示される情報が気になって注意力が散漫になる。 ・相手の言動につい「イラっと」きたり「カッと」なったりして、感情をコントロール出来ずに衝動的に行動したことで結果的に最悪の事態を招いてしまうことが多い

    • 慢性ストレス → アロスタティック負荷 → 免疫力の低下を防ぐには❓【これからの免疫力を高める習慣26】

      前回は「アロスタティック負荷」が免疫力の低下と関係してくるということについて述べました。 慢性ストレスによるアロスタティック負荷によって心身が疲弊し、免疫力の低下が引き起こされてしまう例としては、たとえば、 ・職場や学校などの新しい環境にいつまでも馴染めず、良好な人間関係を築けず孤立感に悩まされる。 ・突然の自然災害で住居を失い避難生活を余儀なくされたり、感染症の蔓延で生活苦に陥ったりするなど、先が見えない不安な状態がずっと続く。 ・両親の不仲やDV(ドメスティック・

      • 「アロスタティック負荷」と免疫力低下の関係とは❓【これからの免疫力を高める習慣25】

        日頃のストレスにうまく対処することで、これからの免疫力を高める生き方、今日から始めてみませんか? 前回、変化に直面したり、困難な状況に陥ったりした際に、「体がいちばん必要とするところにできるだけ多くのエネルギーを送る」という「アロスタシス」について述べました。 しかし「免疫力の低下」という観点から問題になるのは、ブルース・マキューアン氏が「アロスタティック負荷」と呼んでいる、「ストレスでボロボロになった状態」です。 つまり、この「アロスタティック負荷」は、分かりやすくい

        • 中沢新一の『レンマ学』を読み終えた流れで、やはり積読だった『菌類が世界を救う』(マーリン・シェルドレイク 鍛原多惠子 訳)を読み始めたが、この本の内容は残暑の疲れが吹き飛ぶくらいに刺激的で興味深い。こんなに興奮するのは腸内細菌やマイクロバイオームにハマった時以来のような気がする😊

        • 固定された記事

        【冒頭試し読み】『「運が悪い」は変えられる。なぜマインドフルネス瞑想を実践すると運が良くなるのか?』

        • 慢性ストレス → アロスタティック負荷 → 免疫力の低下を防ぐには❓【これからの免疫力を高める習慣26】

        • 「アロスタティック負荷」と免疫力低下の関係とは❓【これからの免疫力を高める習慣25】

        • 中沢新一の『レンマ学』を読み終えた流れで、やはり積読だった『菌類が世界を救う』(マーリン・シェルドレイク 鍛原多惠子 訳)を読み始めたが、この本の内容は残暑の疲れが吹き飛ぶくらいに刺激的で興味深い。こんなに興奮するのは腸内細菌やマイクロバイオームにハマった時以来のような気がする😊

        マガジン

        • これからの免疫力を高める習慣
          26本
        • マインドフルネス習慣化で、なぜ「運」が良くなるのか?
          53本
        • 40代からの、お金をかけずに健康長寿・アンチエイジング
          20本
        • なぜ今、マインドフルネスが必要なのか?
          30本
        • なぜ今ブッダの教えが重要なのか?ブッダの教えで有意義な生き方
          36本
        • 孤独なのに、つながっている。
          14本

        記事

          なぜ「ストレス」が免疫力低下の要因になるのか? 後編 【これからの免疫力を高める習慣24】

          ストレスにうまく対処することで、これからの免疫力を高める生き方、始めてみませんか? 今回は前回の続きです。 長期的なストレスはコルチゾールの影響によって免疫機能を低下させてしまうのですが、一方、一時的なストレスであれば、免疫力は高まるとされています。 このことに関して、たとえばアメリカの神経内分泌学者であるブルース・マキューアン氏は、『ストレスに負けない脳』のなかで、免疫系は、強烈なストレスに対しては白血球を戦場に送り戦いに備えるなど、「私たちがストレスに対処するうえで

          なぜ「ストレス」が免疫力低下の要因になるのか? 後編 【これからの免疫力を高める習慣24】

          なぜ「ストレス」が免疫力低下の要因になるのか? 前編 【これからの免疫力を高める習慣23】

          毎日の習慣を見直すことで、これからの免疫力を高める生き方、始めてみませんか? 前回は「免疫力アップ」は足し算ではなく「引き算」が大切であるということについて書き、 もし病気を遠ざけ、健康を維持したいのならば、毎日の生活の中で、無理をしすぎていないか、限界を超えていないか、ストレスが多すぎないか、エネルギーを消耗しすぎていないか、という視点を持つことが大切になってくると述べました。 そして、この連載【これからの免疫力を高める習慣】で特にお伝えしたいことは、長引くストレスが

          なぜ「ストレス」が免疫力低下の要因になるのか? 前編 【これからの免疫力を高める習慣23】

          「免疫力アップ」は足し算ではなく「引き算」。【これからの免疫力を高める習慣22】

          日々の生活習慣を見直すことで、これからの免疫力を高める生き方、始めてみませんか? 前回は、免疫力アップのために知っておきたい「健康」と「病気」の関係について述べました。 ところで「免疫力を高める」「免疫力を上げる」という言葉を、風邪の予防やインフルエンザ・感染症対策などのためによく耳にすると思いますが、その「免疫力」とはそもそも何でしょうか? 「免疫力」は正式な医学用語ではありませんが、一般的に「免疫力」とは、「病気を免れる力」のことであると考えられています。 そして

          「免疫力アップ」は足し算ではなく「引き算」。【これからの免疫力を高める習慣22】

          免疫力アップのために知っておきたい「健康」と「病気」の関係とは❓【これからの免疫力を高める習慣21】

          日々の習慣をより健康的なものに変えていくことで、これからの免疫力を高める生き方、始めてみませんか? 前回は、運動苦手な人が無理なく運動を続けるにはどうすればよいかということについて書きました。 今回は「健康」と「病気」の関係についてです。 そもそも「健康」とは何か、という問いを立てた時、「健康」というものを考えるうえで非常に参考になるのが、ドイツのロバート・ハシンガー医師が書いた『「病気」と「健康」の法則』(サンマーク出版)という一冊です。 ロバート・ハシンガー医師は

          免疫力アップのために知っておきたい「健康」と「病気」の関係とは❓【これからの免疫力を高める習慣21】

          「なんらかの症状が現れたときは素直にそれにしたがい、生体内のATPをできるだけ増やし、エネルギーレベルを元に戻すことが必要です。エネルギーレベルが元に戻らないかぎり、病気が本当の意味で治癒することはありません。」 ロバート・ハシンガー『「病気」と「健康」の法則』 サンマーク出版

          「なんらかの症状が現れたときは素直にそれにしたがい、生体内のATPをできるだけ増やし、エネルギーレベルを元に戻すことが必要です。エネルギーレベルが元に戻らないかぎり、病気が本当の意味で治癒することはありません。」 ロバート・ハシンガー『「病気」と「健康」の法則』 サンマーク出版

          運動苦手な人が無理なく運動を続けるには❓【これからの免疫力を高める習慣20】

          無理なく運動を続けることで、免疫力を高める生き方、始めてみませんか? 前回はストレス緩和のために効果的な運動について述べました。 それでは、運動することが苦手な方が、心と脳の健康目的のために無理なく運動を続けていくにはどうすれば良いでしょうか? まず挙げられるのが、ハードな運動をするためにトレーニングジムにせっせと通うのではなく、近所を散歩したり、軽くウォーキングしたり自転車をこいだりするなど、最初のハードル設定を低くすることです。 このことは、執筆家のスティーヴン・

          運動苦手な人が無理なく運動を続けるには❓【これからの免疫力を高める習慣20】

          ストレス緩和のために効果的な運動とは?【これからの免疫力を高める習慣19】

          運動を日々実践することが免疫力アップにつながる、ということはご存じですか? 前回は運動によってストレスに強くなることが免疫力の低下を防ぐということについて述べました。 前回の記事でも述べたように、免疫力の低下の原因の一つは、慢性ストレスによってストレスホルモンの値が高くなることなのですが、定期的に運動することは、「闘争か逃走か」というストレス反応のループを抑えるために有効なのです。 このことに関して、精神科医のアンデシュ・ハンセン氏は、前出の『運動脳』のなかで、 と述

          ストレス緩和のために効果的な運動とは?【これからの免疫力を高める習慣19】

          「レンマ的知性を基体とするアーラヤ識の構造は、人間の心/脳においてこののちも変わらない。レンマ的知性自体は宇宙的規模で繰り広げられる「華厳的進化」の只中にあって、縁起の理法にしたがって事物の配置と組み合わせを不断に変化させていくが、それ自身は本質を変えない。」中沢新一『レンマ学』

          「レンマ的知性を基体とするアーラヤ識の構造は、人間の心/脳においてこののちも変わらない。レンマ的知性自体は宇宙的規模で繰り広げられる「華厳的進化」の只中にあって、縁起の理法にしたがって事物の配置と組み合わせを不断に変化させていくが、それ自身は本質を変えない。」中沢新一『レンマ学』

          ずっと積読だった中沢新一『レンマ学』をやっと読み始め、面白過ぎて頁がどんどん進み、もうすぐ読み終えるのだが、AI時代において、粘菌や大乗仏教についてもふれられている、このような心についての世界観が著者と書物によって書かれるからこそ、(私の)心はすさむことなく生きられるのだと思う。

          ずっと積読だった中沢新一『レンマ学』をやっと読み始め、面白過ぎて頁がどんどん進み、もうすぐ読み終えるのだが、AI時代において、粘菌や大乗仏教についてもふれられている、このような心についての世界観が著者と書物によって書かれるからこそ、(私の)心はすさむことなく生きられるのだと思う。

          「ズルをしないとは、本当の自分自身をごまかさないということなのだと思う。生物の行為を微分してそこにある意志のベクトルを取り出せば、「生きる力」はどこにでも溢れている。自分自身をごまかさない限り、自分自身にズルをしない限り、サバイバルはどこにでも転がっているのだ」 『サバイバル!』

          「ズルをしないとは、本当の自分自身をごまかさないということなのだと思う。生物の行為を微分してそこにある意志のベクトルを取り出せば、「生きる力」はどこにでも溢れている。自分自身をごまかさない限り、自分自身にズルをしない限り、サバイバルはどこにでも転がっているのだ」 『サバイバル!』

          服部文祥『増補 サバイバル!』はいい本。 「生きる努力をする一つひとつの積み重ねが、体験として大きな存在感を持っていく。自分が何かを成し遂げたのだという実感と、その体験をする前の自分と後の自分では明らかに違うという確信。(略)あいまいな自分の生命の輪郭に手で触れたような感覚。」

          服部文祥『増補 サバイバル!』はいい本。 「生きる努力をする一つひとつの積み重ねが、体験として大きな存在感を持っていく。自分が何かを成し遂げたのだという実感と、その体験をする前の自分と後の自分では明らかに違うという確信。(略)あいまいな自分の生命の輪郭に手で触れたような感覚。」

          運動によって「ストレスに強くなる」ことが免疫力の低下を防ぐ。【これからの免疫力を高める習慣18】

          運動を日々実践することで、免疫力を高める生き方、始めてみませんか? 前回は、なぜ運動することは、免疫力の低下を防ぐために効果的なのかということについて述べました。 前回のおさらいですが、精神科医のアンデシュ・ハンセン氏は『運動脳』のなかで、コルチゾールによって海馬が萎縮してしまうと、ストレス反応が抑えられにくくなり、結果的に「ストレスがストレスを生むという悪循環」が生じてしまうということについて述べています。 このようなストレスホルモンである「コルチゾール」が海馬に悪影

          運動によって「ストレスに強くなる」ことが免疫力の低下を防ぐ。【これからの免疫力を高める習慣18】