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「運がいい」とはどういうことか❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方27】

いつもの「運が悪い」を、どういうわけか「運がいい」に変えてみませんか?


前回は運に選ばれるために大切なことについて述べました。


今回は「運がいい」とはどういうことかについてです。

運がいい」とは、最適なタイミングで必要なものが与えられることや、予測することが難しい、「ランダムネス」という簡単には思い通りにいかない状況のなかで、思い通りになる・うまくいく・報酬が与えられるということであると考えられます(「渡りに船」)。

一方、「運が悪い」とは思い込みによる予測が外れて痛い思いをする、損害を被る、大切なものを失う、といったことに関係しているように思うのです。

そして、そもそも「運」自体は天候のように自分自身でコントロール出来ないものなのですが、前回の記事で述べた、桜井章一氏のいう「ふだんの生活の姿勢や意識の持ち方によってやってくる運」、すなわち、「必然の運」は、「」と同様、普段の心構えや努力次第で鍛えられるのです。


たとえば、心理学・神経科学を専門とするバーバラ・ブラッチュリー教授は、『運を味方にする 「偶然」の科学』(栗木さつき 訳)のなかで、前述したとおり、

「運がいい」こと、「運がいいと感じる」ことは、脳の注意システムがよく調整されていることを意味するのかもしれない。人生で幸運に恵まれているように見える人たちは、不運な人たちとは違う方法で、周囲の刺激に注意を払っているのかもしれない。

と述べていますが、さらに、

 もしかすると、「運がいい」とは、外国語を理解したり、話す方法を学んだり、物体の幾何学的特徴を思い浮かべたり、読み方を学んだり、楽器を演奏したり、手元を見ないでキーを打つブラインドタッチを覚えたりすることに似ているかもしれない。これから起こることを予想する方法を脳に教えることができるのなら、その予想が正しかったときにはもっと報酬を得られるようになるかもしれない。次になにをすべきかという判断が正しいことのほうが多ければ、「自分は有能で運がいい」と思えるようになるはずだ。

『運を味方にする 「偶然」の科学』 栗木さつき 訳 203頁

とも述べています。


運がいい ≒ うまくいく・成功する ≒ 報酬を得られる。


すなわち、ここでいう「運がいい」とは、宝くじが当たるということではなく、練習を重ねることで楽器をうまく演奏できるようになること、野球の内野手であれば、練習次第で、屋外球場でのイレギュラーバウンドした打球を以前よりもキャッチ出来るようになる、といったことを意味するのです。

 「運がいい」とは、私たちが遭遇するランダムネスの大きい波に乗る意欲をもつことだ。「運がいい」とは、適切なタイミングで適切な場所にいることを意味するが、それにはまた自分のスキルや才能に磨きをかけ、自分の能力を最大化する努力も必要となる。私たちはただ偶然に頼り、物事の本質を見きわめることなどできない。目標達成に意識を向け、偶然の出来事が起こったら受けいれて、そこから行動を起こす心の準備をしておかなければならない。つまり偶然を利用する意識をもつのだ。よって運だけに頼り、サイコロの目や配られたカードといった偶然に頼ることを優先し、スキル、能力、訓練、努力、労働といったものを放棄しようものなら、問題が生じる。

同 248頁 


したがって、運が悪いではなく「運がいい」にするためには、

「自分のスキルや才能に磨きをかけ、自分の能力を最大化する努力も必要となる」のであり、

「運だけに頼り、サイコロの目や配られたカードといった偶然に頼ることを優先し、スキル、能力、訓練、努力、労働といったものを放棄しようものなら、問題が生じる」

のです。

もちろん、日常生活において時々降りかかるイレギュラーバウンドをうまくキャッチするためには、何度も何度も、

うまくいかない = 失敗する ≒ 不運

という過程を経ることが必要です。

しかし楽器の演奏やダンスやスポーツであれ、ビジネスであれ、そして「瞑想」であれ、スキルを磨き続けていくことで、これまで出来なかったことが出来るようになる、すなわちそのことで充実感・達成感という「報酬が与えられる」ようになれば、いつもの「運が悪い」を、「運が良い」方へと変えていくことが出来るのです。

つまり、たとえ困難な出来事が生じたとしても、途中でそのストレスにくじけることなく、自分のやりたいことをやり続けることで満たされること――そのことが、運が良くなる秘訣なのです。

次回へと続きます😊


お忙しい中最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪



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「運が悪い」を変えるためには、マインドフルネスの習慣化が大切です。



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