見出し画像

なぜ不運な時ほど「感謝」は難しいのか❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方22】

いつもの「運が悪い」を変える生き方、始めてみませんか?

前回の記事では、一見「当たり前」のようであっても、その当たり前は本来は「あり難いこと」、ということに気づける時、自然と「感謝」の気持ちが湧いてくる、ということについて述べました。


「そもそも、感謝とは「与える」ものではなく、「気づく」もの

であるとしている書道家の武田双雲氏は、『「ありがとう」の教科書』のなかで、

「世界一のアーティストになってやる!」「あの人、絶対許せない」など、「欲望や願望、怒りのエネルギーは、ネガティブな要素が含まれます」が、

 一方、「感謝」というエネルギーにはネガティブな要素が一切ありません。
 だからこそ、最高かつ最大のエネルギーなのです。

と述べています。

さらに「もの」に困らない時代において「もの」があるということについて、

 ものがあることは、それだけで十分幸せです。
 まずはそこに気づくことです。
 そのために、あなたが今見ている当たり前の世界を、一度疑ってみてください。
 これが今ここに存在することは、当たり前のことなのか? そういう視点で見ると、すべての「当たり前」が「ありがとう」に変化します。

と『「ありがとう」の教科書』のなかで述べています。

武田双雲『「ありがとう」の教科書』(すばる舎)
武田双雲『「ありがとう」の教科書』(すばる舎)


しかしながら、溜まった疲労やストレスによってイライラしたり怒ったりしていると不運な目に遭いやすくなるということは先述しましたが、不運な目に遭っている時ほど、何で自分だけこんな目に遭わなければならないのか、と、<感謝>の気持ちを持つことから遠ざかってしまいます。


かくいう私自身、疲れやストレスが溜まってイライラしている時はたいてい呼吸が浅くなり、不運な出来事に見舞われるのですが、そういう状態になれば、「ありがとう」と感謝の気持ちを持つことはなかなか出来ません。

ではなぜ出来ないのかといえば、不安や恐怖、怒りといった、ネガティブな感情にとらわれている時は、どしゃ降りの天気を「晴れ」に変えるのが難しいように、「感謝」というポジティブな感情を持つことは簡単ではないからです。

しかも「ありがたい」と思えないのに無理に心から「感謝しなければ」と思ってしまうと、ますます自然に感謝することから遠ざかってしまいます。

ちなみに私自身は数年前まで、不運に見舞われて自分がうまくいっていないと感じている時など、TVCMなどに「ありがとう」が溢れているのを見ると、「感謝したくないのに感謝しなければいけないの?」「何でもありがとうで済ませるな~!」と、感謝することや実感が伴わないありがとうに対して複雑な気持ちを抱いていました。

そして今も、逆境に立たされて心に余裕がない時はすぐに感謝することが出来ません。より正確に言えばストレスでイライラしてしまうと視野が狭くなってしまうため「感謝すること」に思い至らないのであり、別の言い方をすればどんな出来事であれ本当は「ありがたい」ことに気づけていないのです。

そのため近頃は感謝の気持ちが湧いてこない時は、無理に感謝する必要はないのではないかと思っています。


では、日常生活においてたとえば、接客態度の悪いコンビニやファミレスの店員さんに当たり、「イラっと」きたことを引きずってしまった場合はどうでしょうか?

そういう時は感謝の気持ちを持つことは難しいため、ゆっくりとした呼吸を心がけ、今の自分の状態に気づくことで、ネガティブな感情を受け容れ、落ち着かせるようにすることの方が大切なのです。

そしてイライラや怒りなどが治まってきたら、少しずつ、時間をかけて、本当は自分の身に起きた出来事・物事の「ありがたかった」側面に気づいてみるのです。

「感謝」=「ありがたい」 ≒ 「気づき」

もしマインドフルネス瞑想の実践をコツコツ続けていければ、家族であれ友人であれ恋人であれ、よく行くお店の店員さんであれ、ネガティブな感情だけにとらわれるのではなく、「~してくれてありがとう」と、これまではなかなか気づくことがなかった、自分のために何かしてくれたことに対して、感謝の気持ちを抱けるようになってきます。

また、気づきや学びのきっかけを与えてくれてありがとうと思うことも出来ます。
 
そしてそのことが日頃の精神的ストレスを減らすことつながり、不思議といつもの「不運」(うまくいかない)が「幸運」(うまくいった)の連続へと変わっていくのです。

不運 ⇒ マインドフルネス瞑想 ⇒ 感謝(≒幸運)


お忙しい中最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪



-------------------------------

「運が悪い」を変えるためには、マインドフルネスの習慣化が大切です。



もしサポートしていただいた場合は、令和の時代の真の幸福のための、より充実したコンテンツ作りに必ず役立てます。