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「繊細さ」と生きていく

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「HSP」や「アダルトチルドレン」で生きづらさを感じていたことを書いている記事です。
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記事一覧

聴覚過敏、Loopを試す。

聴覚過敏、Loopを試す。


聴覚過敏とは

聴覚過敏は感覚過敏のひとつで、身の回りの音が日常生活に支障が出るほど大きく聞こえることで、不快感や心的ストレスを感じる症状を指します。

私の場合、
・インターホンが鳴る前に来客に気付く。
・飲み会の席で、2つの話題を同時に聞き取れる。
・遠くからの呼びかけにも応じられる。
といった、良い方向に働くこともあるのですが、

反対に、
・ちょっとした物音で集中力が途切れる。
・エアコ

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繊細さんと「課題の分離(アドラー心理学)」

繊細さんと「課題の分離(アドラー心理学)」

自分がHSPではないかと思い始めた時、色々な本を読みました。

その中で私に一番響いたのは、以下の内容です。

この箇所を読んだ時、まさに目から鱗でした。

相手の感情を理解できていると勘違いして、その感情に振り回されていた、ということなのです。

これを解消する一歩目として、
友人と食事に行った際に、「それ、おいしい?」と聞いてみるだけでいいようです。その答えを聞く前に、いつものような観察眼で自

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「気にしない」を気にしてしまう

「気にしない」を気にしてしまう

「気にしない」

本屋でもこの言葉が入ったタイトルをよく目にする。

「気にしない」を気にしてしまう。

たまに、こんなことを言われる。

「そんなこと、気にしなければいいのに」
「放っておけばいいのに」

言っていることは分かる。

でも、見て見ぬふりをするのも疲れる。

シンクに溜まってる洗い物、取り込まれたままの洗濯物、机の上に出しっぱなしのもの…

疲れていても、体調が悪くても、目に入って

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「頼りにしているよ。」という呪いの言葉

「頼りにしているよ。」という呪いの言葉

いつからだろう。

「頼りにしているよ。」

この言葉が辛くなったのは。

以前記事にした通り、
私は、周囲の機嫌ばかり伺い、人に甘えことが苦手な子供だった。

その原因の一端が、

「頼りにしているよ。」

という一言だ。

「お兄ちゃんだから」
「頭がいいから」
「なんでもできるから」…

祖父母や両親からそう期待され、
家事全般から喧嘩の仲裁、家具の補修や庭の手入れなど、色々なことをこなして

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目の前のことから一つひとつ

目の前のことから一つひとつ

知人からのちょっとした依頼、色々な手続き関係、家族の予定…
それらのタイミングが重なると、気持ちが焦る。

育ってきた環境のせいか、
周囲からはマルチタスクが得意なように思われているかもしれない。

でも、根本はHSP特有のシングルタスクを丁寧に仕上げたいタイプ。

やることが重なっても、シングルタスクの連続に並び変えればいい。

〆切が近いものから、一つひとつ片付けていこう。

今の状況を俯瞰し

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感覚過敏vsエアコン

感覚過敏vsエアコン

私はエアコンが苦手。

冷房も暖房も。

あの風が苦手。

窓からの自然の風は心地よいのに。

あの機械音も苦手。

蝉や鈴虫、雨音などは気にならないのに。

たぶん、人工物が苦手。

大きすぎる音も、明るすぎる光も。

都会には絶対住めないと、つくづく思う。

仕方ないから、今日も上着や耳栓を仲間に格闘中。

会社や人混みで私(HSP気質)が疲れやすい原因とは?

会社や人混みで私(HSP気質)が疲れやすい原因とは?

私は会社や人混みなどに出るとすぐに疲れてしまいます。
私と同じHSP気質の方なら理解してくれると思いますが、そうでない方に話してもイマイチ伝わらない感じを日頃から感じていました。

ある時、趣味のゲーム実況を見ていたら、レーダー探知機を使用している場面が流れてきました。そこでピンっときて、この記事を書いてみようと思いました。

頭の中にレーダー探知機私の頭の中には、常にレーダー探知機があるイメージ

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スケジュールの余白

スケジュールの余白

働いていた頃、スケジュール帳に空きがあると、何かしら予定を詰め込んでいた。

スケジュールの空き=無駄な時間だと思っていたからだ。
家でダラダラしている自分が許せなかった。

結局、そんなことをしていたから身体を壊してしまったのだと思う。

半年ほどの自宅療養を経て、今ではだいぶ体調も回復してきた。
しかし、調子に乗って連日で外出の予定を入れてしまうと、後日ツケが回ってくる。

やっぱり何事も余裕

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<本当の自分>はひとつじゃない。

<本当の自分>はひとつじゃない。

平野啓一郎さんの『私とは何か――「個人」から「分人」へ 』という本を読んだ。

「分人」とは、対人関係ごとの様々な自分のこと、と定義されている。

家族に対する自分、友人に対する自分、同僚に対する自分、上司に対する自分、赤の他人に対する自分…

この本を読むまで、人によって態度を変える「仮面」を被る自分が嫌いだった。「仮面」を被り過ぎて<本当の自分>を見失っていたと思っていたから。

この本では「

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生きづらさの正体

生きづらさの正体

・同じ空間に不機嫌な人がいると疲れる
・人混みが苦手(視覚的にも聴覚的にも疲れる)
・機械音や足音などの小さな音が気になって眠れない
・誰かが怒られていると、まるで自分が怒られている感覚に陥る
・人の視線が怖く、目を見て話すことが難しい

などなど。

私がいま現在、生きづらさを感じていることです。

これらはHSP (Highly Sensitive Person)、いわゆる敏感すぎるが故のこと

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