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2023年4月の記事一覧

掌編小説【天職】

掌編小説【天職】

お題「陰キャ」

…このみじかい小説は、昨日公開した140文字小説【猫にひざ】の続きとも言えますが、そちらを読まれていなくても大丈夫です。
冒頭二行はまったく同じです。(*´ω`*)

【天職】

「明るく元気な方募集」そんな求人広告を見る度に僕は悲しくなる。
僕は暗いんだもの。
「おまえなんて来るな」そう言われている気がして応募さえできない。
しかしある日、求人情報誌の端の端の端の、そのまた端っ

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自分のためにも、大切な人のためにも、忙しすぎてはいけない理由

自分のためにも、大切な人のためにも、忙しすぎてはいけない理由

自分のためにも、大切な人のためにも、忙しすぎてはいけない理由

わたしは疲れている時は長い小説などが読めず、通勤時も歌集や詩集を読むことが
多くなります。

書店に行っても歌集や詩集のコーナーを覗くことが増えたのですが、
吉祥寺の行きつけの新・古書店「百年」で若松英輔さんの詩集「幸福論」に出会いました。

手に取ったのは「幸福論」というタイトルととても美しい装丁に
惹かれたからだったのですが、ぱら

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あおぎみて偲ぶおもかげおぼろ月

あおぎみて偲ぶおもかげおぼろ月

季語:おぼろづき( 三春 ) 現代俳句
偲ぶ=しのぶ

おぼろ月は、春のおぼろにかすむ月のこと

春の月はおぼろにかすんで、
いつよりも遠くにあるようにも感じられます

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