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花野風|俳句

2週間前

おいもの誘惑|俳句

6日前

りんだうと秋日傘|俳句

3週間前

引くたびに波打ちぎわの秋澄むか

せまりくる夜のしずけさよ残る虫

乙女心と秋の空|俳句&コラージュ

1か月前

航跡よよこぎりあってあきのくれ

つゆくさは葉にかげおとす日の光

あかとんぼしんと川瀬の石のうえ

うちゅうの間感じながらよ流星群

風に乗る時それぞれよくさのわた

あかとんぼつんととまるか大夕日

河としてまた雲として行くあきか

くらやみよ少してらして夜学の灯

じんせいの名残の月ということか

てっぺんの実ついに落ちず柿の秋

いちぞくのすえのこどくよ落花生

異国の灯霧のじだいのふかまるか

虫ひとつ残るいのちを鳴ききって

流星ようちゅうの歴史またたく間

いちまいの秋ぞらとして鳶舞うか

秋珈琲|俳句&コラージュ 企画コラボ with riraさん

1か月前

みずたまりひとりでに澄む秋日和

おみくじの結び目からよ秋のこえ

まんなかに淵ひとすじよあまの河

じぶんに目おもくつむって晩秋か

たいりんにたいりんならぶ菊手入

ともに寝る銀河あかりの山やまと

十五夜コラージュ&俳句

1か月前

ばらばらのすすきの穂さき日の光

ふつごうなじじつ揺れるか鶏頭花

秋惜しむ熱盛りそばをすすっては

鰡跳んで斑のゆらゆらと岸釣りよ

かお上げてのけぞるまでよ天の川

フライパンカンとたたいて豊の秋

秋の蟻よくはたらいておおひなた

灯の舟のほしづき夜ゆく灯の岸へ

じんるいと向きあう月の淋しさよ

灯の列車だんだん霧にとけ入るか

菊日和|俳句

1か月前

暮れるたび星ともるたび秋惜しむ

坊っちゃんのからくり時計暮の秋

灯のいえよ谷のそこにも虫しぐれ

しずかさよひとりの影とのちの月

すずめきて深くしならす草の穂よ

たいふうはそれてばかりよ鳶の空

秋日傘|俳句

1か月前

やくそくよまだ果たされず秋の虹

にしきごい虚空およぐかみずの秋

来るとりよ実はありながら柿紅葉