櫻木 由紀 Yuki Sakuragi

翻訳(英語)。 北海道出身、三鷹市在住。 これまでに14冊の電子書籍をAmazonで出版。 最新刊「1997~英国で1年暮らしてみれば~Vol.6」https://amzn.to/3bWGwYZ Amazon著書ページhttp://amzn.to/391NWrM

櫻木 由紀 Yuki Sakuragi

翻訳(英語)。 北海道出身、三鷹市在住。 これまでに14冊の電子書籍をAmazonで出版。 最新刊「1997~英国で1年暮らしてみれば~Vol.6」https://amzn.to/3bWGwYZ Amazon著書ページhttp://amzn.to/391NWrM

    マガジン

    • ¡Hablamos Español! スペイン語で話そう!

      日本の行事や旅行スポットなどについて、スペイン語と日本語でお話ししていきます。

    • ¡Cultura japonesa en español!

      現役翻訳者が日本文化をスペイン語で紹介する記事を集めたマガジンです(毎回ではありませんが、英語での翻訳も掲載していることもあります)。日本文化をスペイン語圏からのゲストに紹介したい方、スペイン語圏の方との雑談に困った方、ぜひ利用してみてくださいね。

    • Español sobre el coronavirus

      コロナウィルスコロナウィルス関連のスペイン語情報の翻訳です。

    • ¡Hablamos de Hokkaido!

      「スペイン語で北海道のことを話そう!」北海道出身の現役翻訳者が、北海道のことを英語ではなく、スペイン語で話したい!北海道の文化や観光、美味しいものの情報をスペイン語で紹介しています。

    • Once-in-a-life-time 旅の思い出

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    さようなら、とら。

    今月、実家の三毛猫・とらが亡くなりました。 初めは妹の猫でした。  当時妹はすでに犬を飼っていて、猫を飼う気は毛頭なく、当初は一旦保護して里親を探すつもりだったようですが、ほんの子猫だったその子の世話を焼くうちに「とら」と名前をつけ、自分で飼うことに。 実家でも犬や鳥は飼ったことがあったのですが、猫を迎えた経験はなく、特に母はあまり猫が好きではありませんでした。 でも、妹の忙しい時など何度かとらを実家で預かるうちにとらが実家の方が居心地が良くなったようで気がつけばとら

      • 新橋から銀座へ、ギャラリーをはしごしてみると。

        このところ、土日はあまり天気が良くないことが多いのですが、少し前の天気の良かった日曜日の午後、新橋の美術館に行って見ることに。 新橋のパナソニック汐留美術館にも「ぐるっとパス」で入場できるので展示が変わるたびに楽しみに足を運んでいます。 4月から開催中なのは開館20周年記念展の「ジョルジュ・ルオー展」。 (一部のみ写真撮影OKな展示があります。) わたしはキリスト教徒ではありませんが、彼の作品を見ると、神様に対する敬虔な思いや人間に対する大きな深い愛を感じて、しみじみい

        • 家庭のお茶菓子はマカロン?「鷗外と食」@森鷗外記念館

          4月30日(日)は不忍ブックストリートという古本のイベントがあり、合わせて以前から気になっていたところに足を運んでみることに。 イベント会場は根津でしたが、その隣駅の千駄木にある「森鷗外記念館」にもずっと行ってみたいと思っていたので、今回も「ぐるっとパス」を利用して入館。 今回の特別展のテーマは「鷗外と食」。 森鷗外は江戸末期に生まれ、明治・大正を生きた作家で、彼の作品や日記に描かれる当時の「食」や家族の食にまつわるエピソードに基づく展示でした。 「鷗外自身は美食家で

          • 自然とは神が作った第二の書物「自然という書物」展

            4月29日(土)は町田市立国際版画美術館の「自然という書物」展へ。 この日は美術館のロビーでこの展示に関連するプロムナード・コンサートが開催されると知り、それも楽しみにしていました。 演奏はDuo Iris(デュオ・イリス)というヴァイオリンとビアノの女性デュオ。 展覧会にちなみ「音を楽しむ 自然と楽しむ」というテーマで演奏してくれたのは エルガー「朝の歌」、 サン=サーンス「白鳥」、 コルサコフ「熊蜂の飛行」、 ドビュッシー「美しい夕暮れ」、 ジョプリン「ヴァイオリン

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            自分のためにも、大切な人のためにも、忙しすぎてはいけない理由

            自分のためにも、大切な人のためにも、忙しすぎてはいけない理由 わたしは疲れている時は長い小説などが読めず、通勤時も歌集や詩集を読むことが 多くなります。 書店に行っても歌集や詩集のコーナーを覗くことが増えたのですが、 吉祥寺の行きつけの新・古書店「百年」で若松英輔さんの詩集「幸福論」に出会いました。 手に取ったのは「幸福論」というタイトルととても美しい装丁に 惹かれたからだったのですが、ぱらぱらとめくって読んでみると、 今の自分の心に染み入るような詩が並んでいました。

            桜が散った後に見る桜「富士と桜」@山種美術館

            今週末の東京は不安定なお天気でしたが、今日の晴れ間にふと思い立って山種美術館で開催中の「世界遺産登録10周年記念 富士と桜〜北斎の富士から土牛の桜まで〜」を見にいくことに。 この展覧会、富士山がユネスコの世界遺産に登録されてから10周年となることを祝う特別展です。  もちろん、富士山を題材とする作品も楽しみではあったのですが、わたしは桜を描いた作品が好きなので、とても楽しみにしていたのです。 山種美術館の入り口のそばには今回の展覧会でも展示された奥村土牛の「醍醐」のモデ

            ありがとう、さようなら。

            4月13日、実家から母の妹である叔母が亡くなったと連絡がありました。 病気もあり、この一月からはまた入院していたものの、こんなに早く亡くなるとは。 叔父も2年前の4月に亡くなり、叔母はずっと叔父に迎えにきて欲しいと言っていたそうなので、今頃は叔父と再会して喜んでいるのかもしれません。 叔母は夫妻の一人息子であるいとこは約2年のうちに両親を亡くしたのですから、どれだけ寂しいことか。 そんなに密接な親戚付き合いをしていたわけではないのですが、昨日の知らせの後、子供の頃に可

            かっこ悪くても、大切なことを守っていく。「銀平町シネマブルース」

            3月31日から行きつけの映画館、Uplink吉祥寺で「銀平町シネマブルース」の上映が始まっています。 わたしは初日の夜に見にいったのですが、上映後に脚本を担当したいまおかしんじさん、出演者の平井亜門さん、そして文筆業などをされているタカハシヒョウリさんのトークショーがありました。  今回の監督は城定秀夫さんでしたが、脚本を担当されたいまおかしんじさんも映画監督。 わたしはいまおかさんが監督した「神田川のふたり」(うちの近所が舞台になっているのでわたしにとっては「ご近所映

            美しいもの、おいしいもの、あったかいものに触れた誕生日

            3月25日の誕生日、今年は行動制限もないので、せっかくですから行ってみたかったところに足を伸ばしてみることに。  渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムの「マリー・ローランサンとモード」展では久々にまとまってローランサンの作品を。 写真撮影OKの作品もいくつかあり、ありがたく撮影させていただきました。 こちらのピンクのドレスの女性の肖像画はローランサンの自画像です。 展覧会のタイトルには出てきませんが、ローランサンと同じ1883年に生まれ、ファッション界に大きな影響

            楽しめるときに、楽しめることを〜六義園&東洋文庫ミュージアム〜

            この週末はあいにくの雨模様で、今日はお花見には行けなさそうなので、先週の週末にお花見に行った時のお話を。 わたしはTwitterで各地のお花の情報をみるのも好きなのですが、お花見の名所の「現在の桜の咲き具合」の情報をみると 「そろそろ行こうかな」 とそわそわしてきます。 先週出かけたのは駒込駅の近くの「六義園」。  こちらは江戸時代に作られた日本庭園で、江戸時代から小石川後楽園とともに「江戸の二大庭園」とされていたとのこと。  明治時代に三菱の創設者・岩崎彌太郎の所有

            冴えない毎日を生きる人にも、とんでもない力が。

            昨日、2023年のアカデミー賞で7部門を受賞した映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を見てきました。 やはりアカデミー賞受賞が大きかったのか、雨の土曜日のために 「映画でも見に行こう」 と思った人が多かったのか、そこそこ大きな映画館がほぼ満席でした。 英語タイトルそのままの 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 は中国語名では「媽的多重宇宙」。 (「多重宇宙」、なるほど!) 映画に出てくる「マルチ・バース」(多元宇宙)という概念も

            春の新宿御苑と、会いたかった画家さんの作品と。

            以前新宿御苑に行ったのは8月でほとんど花のない時期でした。 「いつかお花見に」 と思っているうちにコロナ禍が始まり、行けずじまいになっていました。 先日、思い立って春の新宿御苑へ。 新宿御苑のホームページによると、ルーツは 「江戸時代に徳川家康の家臣・内藤清成が賜った大名屋敷」 なのだそうです。 「明治維新後に国営の農事試験場が創設され、宮内省の御料地を経て、明治39年(1906)に皇室庭園として誕生」、昭和24年(1949)に国民公園として一般に公開」 されたとのこ

            上野・湯島天神の梅まつりと旧岩崎邸庭園

            去年の春も一昨年の春もコロナ禍で引きこもりがちでしたが、今年は花の便りに誘われて出かける機会も増えました。  上野の湯島天神が梅の名所ということは知っていたのですが、これまで一度も行ったことがありませんでした。 湯島天神は江戸時代から「梅の名所」として有名で、2月から3月にかけて開催される梅まつりも、今回で66回なのだとか。 天神さまといえば、菅原道真。   菅原道真と梅といえば、 「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」 の歌が有名ですよね。

            休日は目黒で美術館をはしご

            2月23日の祝日は暦通りに休むことができ、お天気も良かったので、目黒に出かけました。 最初に向かったのは、これまで行ったことのなかった「松岡美術館」。 貿易その他の事業で財を成した松岡清次郎(1894-1989)が創設した美術館です。 それは、個人で収集していた美術品を 「第一級の美術品はずっと後世に残る。 自分が集めたものを、未来の人々に鑑賞してもらう、これがわたしの夢」 という思いで一般に公開するためでした。 最初は自社ビルの中にあった美術館は今、彼の自宅があった

            短歌を味わったクリスマス。岡本真帆さんの短歌の朗読会@本屋イトマイ

            しばらく間が空きましたが、前回に続き、歌人の岡本真帆さんの第一歌集、「水上バス浅草行き」の朗読会のお話です。 「生活」という連作の最後に 「愛だった もしもわたしが神ならばいますぐここを春に変えたい」 という歌があるのですが、わたしは自分で読んだ時はそれがどんな場面なのか、具体的にイメージできませんでした。 岡本さんによると、この歌集が出版される前にある日本屋さんで本を見ていた時、携帯に電話がかかってきたのだとか。 それは(歌集を出すのとは違う)出版社から連作を依頼する

            作者の話で初めてわかることも!岡本真帆さんの朗読会@本屋イトマイ

            前回に続き、歌人の岡本真帆さんの朗読会のお話です。 ちなみに、岡本さんの短歌、あなたもどこかで触れているかもしれません。 昨年秋の読書週間に、Asahiが「読む三ツ矢サイダー」ラベル付きの三ツ矢サイダーを発売したのですが、そのラベルには人気の小説家・歌人計5名のオリジナル作品が掲載されていました。 その1人が岡本さんで、 「無駄なことばかりしようよ自販機のボタン全部を同時押しとか」 など、サイダー1本に1つずつ、作品が掲載されていたのです。  また、レトルトカレーのに