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入籍しました。

3つの吉日が重なった7月29日、入籍しました。

お互いの家族の後押しもあり、5月に亡くなった母も、強く望んでくれていたことでした。

当初は入籍という形にこだわらなくても良いかと考えていました。

彼が思いがけない病で年明けに手術を受けたこともあり、しばらくは体力の回復にも時間がかかり、体調を整えることが第一優先でしたから。

お互いの家族に挨拶に行くことも先送りになっていました。

わたし自身も年明けからしばらくは体調不良に悩まされていました。

春になり、お互いの体調も回復してきた頃から
同居について考え始め、具体的に引越しの予定が決まって間もなく、わたしの母の病気が発覚。

そのため、仕事と引越しの準備があり、長期で休みをとって母のいる札幌に帰ることはできなかったのです。

それでも母の入院前後には帰省し、帰京後も日々のあれこれに追われつつ、母の病状がおさまることを祈っていました。

ようやく彼のご実家にご挨拶に行けたことを入院中の母にメールで報告すると、母もとても喜んでくれ、「私も彼に会いたい」と希望。

母の病状が進んでいたこともあり、彼に同行してもらい、一緒に母に会いに行きました。

彼が手術を受けてからいつも彼の身体を心配してくれていた母は、この時も彼の身体を気遣ってくれました。

「また来るからね」
と別れた5日後、母は亡くなりました。

生前の母に最後に2人で会うことができて、本当に良かったです。

母は亡くなりましたがその後両家の顔合わせもでき、この度無事に吉日に入籍することができました。

特別なことはせず自宅でささやかにお祝いしましたが、双方の家族に報告し、祝福してもらえたのは本当に嬉しいことでした。

「母を亡くした後、また『お母さん』ができて嬉しい」
と話すと、早くにお父さんを亡くした彼も
「自分もお父さんができて嬉しい」
と言ってくれました。

今年はお互いにあまりにも多くの変化があり、その中で引越しや入籍を決めていったので、今振り返っても
「こんなに変化の多い年はもうないだろう」
(あってもらっちゃ困る)
と感じています。

せっかく出会って家族になれたのですから、お互いに支え合い、2人で仲良く歳を重ねて参ります。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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