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#日記

『ソウルメイト - 七月と安生』を観て感じたことなど #1

『ソウルメイト - 七月と安生』を観て感じたことなど #1

『ソウルメイト - 七月と安生』(2016年、香港・中国合作)

先日鑑賞した、『少年の君』と同じデレク・ツァン(曾國祥)が監督。加えて、同じく『少年の君』で主演を演じたチョウ・ドンユィ(周雪雨)がこちらでも「アンシェン」という女性を演じます。

『少年の君』のような衝撃的なストーリーではなくて、もっと身近で、観たらきっと親しい誰かの顔が思い浮かぶような、そんなお話でした。

やはりここでもチョウ

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色々な癒しのセラピーを経て得た気付き

色々な癒しのセラピーを経て得た気付き

24歳で離婚して傷つく経験をして以来、セラピーに通い始めたのをきっかけに、河合隼雄先生こご著書を貪るように読み、シルバーバーチの霊訓を拾い読みしたり、奇跡のコースにも手を出したり、色んな癒しのセラピーとかコースを試してきた。

ニューヨークではユング研究所で2年間学んで、コロンビア大学で心理学教えている教授に夢分析も受けた。

そしてまたニューヨークでは、体に溜まったトラウマを取り除くとされるコー

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『愛する』能力

『愛する』能力

今フロムの『愛するということ』を読んでいる。

愛する能力というのは人間の成熟が必要ということだ。とても良く分かる。

この本では愛することを具体的な行動として定義している。例えば植物を愛しているという人が植物の特性を学ばずに、水も良い土も与えないとしたら、その人は植物を愛しているとは言えないと書いてあった。

例えば、親が子供に怒りの感情を覚えたとする。子供がぐずったりしてイライラしてしまうのは

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父のことを顧みて思うこと

父のことを顧みて思うこと

自己受容についての学びを深めるために、野口嘉則先生のYouTubeを観ている。

その中で、自己受容と他者受容は正比例すると仰られていた。

自分を受け入れられないと、他者のことも心で裁いたりしがちという。

本当にその通りだと思う。

そして、遺伝子が引き継がれていくように、自己受容度も家族の世代間でバトンタッチされていると思う。

私の父は社会的には成功者だった。地方公務員だった父は出世して、

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イメージ以前にあるもの

イメージ以前にあるもの

昨日、「イメージが鮮明であればあるほど」で、服を作るときの鮮明なイメージの役割を書いてみた。

服に限らず、絵を描いたり、造形物を作ったり、料理を作ったり。
人が自分の外側にあるものに対して何らかの手を加える行為を施すとき、鮮明なイメージを明確に持てることが、それを現実にする可能性を高めるのだと思う。

そしてもう少し、このことを遡って考えてみた。

鮮明なイメージ持つことの前に、「こうだったらい

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2021年、記憶に残るホテル 20選

2021年、記憶に残るホテル 20選

ホテルに関わる仕事もしているので、今年もリサーチと言いつつ色んなところに泊まった。

そんな今年出向いたホテルの中で記憶に残る20箇所を、自分で撮影した各3枚の写真、場所と金額、短いテキストで記録する。(名前のリンクからホテル詳細に飛べます) 良いことも惜しいことも書いてます。

嵐山邸宅MAMA

この夏京都にオープンしたMAMAは、嵐山駅から徒歩3分、渡月橋からすぐの一軒家。全10室の部屋は全

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愛に屈服した日

愛に屈服した日

わたしはもともと、神経過敏な人でした。

昔から、人の感情が手に取るようにわかったり
一見良く見せている物事の本質がわかってしまい
気にしなければよいのに、すぐに落ち込んでしまう子供でした。

私はずっと自分で、絶望と不幸と、不健康を繰り返していました。

大人になり、サイキックが更に発動してからは
ショップやレストランなどのお店に入ると、
売り物の製作や調理に携わった人の「だるい」「やめたい」

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何を願うかなんて愚問だ

何を願うかなんて愚問だ

守ろうとするその度に壊してしまいたくなる衝動を隠しれない君の葛藤や苦難を、私はどうしたら良かったのだろう。同じ気持ちでいられないことの空虚を見てみぬふりして、まるですべてが上手くいくかのように笑っていて2人とも馬鹿みたいだった。世の中は、自分の気持ちに素直に生きろとは言うけれど、私から離れようとする君のしたくもなかったはずの努力を踏みにじる権利が、立場が、私にはない。どれだけ一緒に居ても言葉を交わ

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恋愛はふたりでするものだから

恋愛はふたりでするものだから

滅多に涙など流さない彼を、泣かせてしまった。予兆はあった。それも全部私の不甲斐なさと情けなさのせいだった。知っていた、いつかこうなってしまうこと、ほんとうは分かっていたのに止められなかった。

ここ最近上手に甘えることができずに、ほんとうにひとりで殻に閉じこもっているような状態だった。一緒に住んでいるから会話は交わすし、喧嘩をするわけでもないけど、どうにも埋められない二人の距離感。

その距離を作

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