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結婚・出産・子育て・女性・仕事・待機児童を考えるマガジン

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2017年6月の記事一覧

「干渉しない」という思いやり

昨日のいかに他者への「期待」をなくせるかという記事に関連したような内容となります。身近な人間関係におけるあらゆる不和の原因の一つに、他者への「期待」があるという話を書きました。「他人を変えることはできない」とはよく言いますが本当にその通りで、他人を自分の思い通りに変えようと働きかけることは、多くの場合徒労に終わるか、関係が悪化することさえあります。当noteでも何度も出てくる「北風と太陽」の寓話が

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いかに他者への「期待」をなくせるか

スピ系でも宗教などでも「期待をするな」的な教えはよく見かけることと思います。私も内面の世界を学び始めてから割とすぐに、この教えに出会いました。「期待をしない」というのは、「言うは易し、行うは難し」の典型例で、頭でわかってはいても、なかなかそううまくはいかないものだなぁということを日々の生活の中で実感しています。世の中や社会、政治などに対してもそうですが、やはりこと身近な人間関係において、知らず知ら

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親から援助・親と同居は恥ずかしい?

世の中の数ある思い込みの中でもかなり根深く人々を苦しめているのが、「社会人になったら親から自立すべき」「親から援助を受けるのは恥ずかしい」といった固定概念だと思います。私も以前は世間の常識に染まっていたのでこのような感覚を持っていたのですが、今はそう思っていません。実際、私自身が仕事を辞めてからまともに働く気がしなくなり、親から援助してもらって生きている身であるということもあります。世間的にこの概

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「お金持ちとの結婚=幸せ」の影にあるもの

先日仲の良い友人と会ったときに話題になった話を書いてみようと思います。その友人は何度もnoteに登場している心の友で、私の思想や世界観を非常によく理解してくれており、お互いにいろんな話を共有する中で自身の価値観が変わり、とらわれがはずれて非常に生きやすくなった、自分に自信が持てるようになった、と言ってくれている人です。同い年の29歳アラサー同士、共通の知り合いも多く、周囲の結婚や恋愛観について話す

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幸せはアピールするものではない

世の中が平和でより良くなるためには、自分の心を常に清らかに、平安に保つことが本当に大事なのだと気づいてから、より一層内面への探求に興味を持ち始めています。私たちはいつも幸せになりたいと願っているのに、なかなか幸せになれない(と錯覚している)のはなぜだろう?という疑問が常にあり、世の中で当たり前のように信じられている価値観や常識、思想を疑ってかかってみたりしながら、私たちを幸せから遠ざけるのはどんな

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「叱られて伸びるタイプ」なんているの?

よくある話に「褒められて伸びるタイプ・叱られて伸びるタイプ」論があると思うのですが、「私は叱られて伸びるタイプです」と言っている人を見たことがありません(笑)。人間そのものについてや、幼少期の親子関係やインナーチャイルドといった人格パターン形成のメカニズムなどを学ぶにつれて、怒ったり叱ったりすることで伸びる、ということはありえないんじゃないかと思うようになりました。

街中などでヒステリーなお母さ

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家族全員が疲れ果てている現代社会

働くこと、子育て、家族などについて考えることが多い今日この頃。共働きが当たり前になり、夫婦とも働きながら家事・育児に勤しむ家庭が増えてきていますが、仕事でへとへとになって疲れて帰ってきてその後も家事・育児という生活を想像すると、「私には到底できない」と感じますし、かなり無理があるように感じます。夫婦どちらも仕事で疲弊しきってしまったら、家でストレスをぶちまけてしまったり、家事を押し付け合ってしまっ

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専業主婦への風当たりが強まるという謎

子育ての話題はいくらでも書くことができるので、今回も前回の目指すのは「働かなくても子育てしやすい」社会の続きのような話を書こうと思います。共働きの増加とともに、「働きながら子育てするのが当たり前」的な風潮が生まれ、メディアも過剰に待機児童問題を「問題」としてあおり、「働きながら子育てできる社会を目指す」のが良いと洗脳しています。そんな社会変化に伴い、専業主婦への風当たりが強くなってきているように感

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目指すのは「働かなくても子育てしやすい」社会

以前から拙noteをお読みくださっている方はご存知のように、私は以前公務員として某自治体で働いていました。当時、区役所のこども関係、保育園関係、待機児童関係の事務をしていたこともあり、女性の社会進出や待機児童問題、子育て問題については何度もnoteで取り上げてきました(結婚・出産・子育て・女性・仕事・待機児童を考えるマガジンもあります)。今の社会は「働きながらでも子育てしやすい」社会を実現しようと

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