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仕事にかんする話です
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#教師

実在しない理想の顔をもとめて美容整形を繰り返していいものだろうか

実在しない理想の顔をもとめて美容整形を繰り返していいものだろうか

他人と話す場面が多くなってきた。私にとって、それはとっても嬉しいことだ。私は、人と話して、そして心から笑う瞬間がなにより幸せだからだ。

今は複数の学校で英語の授業をしている。生徒とも話すし、とうぜん上司や同僚とも話す。プライベートの時間には、スケボーパークでいろんな人と話す。

そのとき、「正しさ」をどれくらい追求するのがいいのかな?と考えるようになった。

たとえば授業でいうなら、いちおう台本

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HP更新/レッスンのページを追加しました

HP更新/レッスンのページを追加しました

久しぶりにホームページを更新しました。

これまでの作品を見やすくまとめたのと、英語のプライベートレッスンのページを追加しました。

最初のレッスンを無料にして、あとは相談のうえで「何がやりたいか」によって金額や時間を決めようと考えています。

基本的にはzoomでやる予定ですが、ちょっとしたことであればメールでもお答えします。関西なら直接会えます。

英語の勉強に限らず、1人で思いつかないことや

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あと「なに力」をつければ社会で安心できますか

あと「なに力」をつければ社会で安心できますか

なんかの記事に「営業力」という言葉を見つけた。

おしゃべりのうまさのことだろうか?

なんとなく「交渉力」という言葉の言い換えかと思ったが、たぶんそうではないだろう。

きっとアンミカの通販みたいなふるまいのことだと思う。

教員免許を取る過程のなかで、「担任力」という言葉も耳にした。教授もそう言ったし、本にもそう書いてある。

私はその意味が、いまだにわからない。

たしか、ほかには「傾聴力」

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集団行動のうまさと優秀さをごっちゃにして測ることに残酷さを感じる

集団行動のうまさと優秀さをごっちゃにして測ることに残酷さを感じる

再テストの採点が終わった。

その結果を科目のリーダーに提出したところ、お互いに空気を読み合うことになった。

再テストを受けた生徒は、限りなく留年に近いギリギリの成績を持っていた。そこで、「授業態度がよかった」という理由によって、なんとか進級できるくらいの成績に調整したのだ。

これがズルなのかそうでないのか、私にはわからない。彼は実際にそこそこいい態度で、積極的に授業を受けていた。テストの点数

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学年末テストを終えて/彼ら自身が自由を嫌う

学年末テストを終えて/彼ら自身が自由を嫌う

ようやく学年末試験の採点を終えた。

2学期よりは平均点が上がった・・・のだが、正直あんまり変わっていない。

🍘

テストの内容は、前半が教科書の再現、後半が自己表現という形だ。

これによって、もくもくとデスクワークをするのが得意な生徒とそうでない生徒がどちらもそこそこの点数を取れるようにするのが狙いだった。

🍘

しかし、この「自己表現」というのが、ほとんどの生徒にとって「何を書けばい

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だれにも聞こえない学年末試験

だれにも聞こえない学年末試験

いま働いている学校における、最後の試験を作っている。

もともと5ヶ月しか在籍しない契約であったため、最初からこの試験のアイデアを考え、あとからそれを目指すための授業を考えた。

英語を担当したのはラッキーだった。数学や日本史よりは落ち着いてゆっくりと教えることができるからだ。

🎥

学生たちはふだん、焦りを隠しきれない教師たちに、とてつもないペースで科目を教わっている。

教師たち自身ですら

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どうしてもズレる英語の教科書

どうしてもズレる英語の教科書

英語を教えていると、どうしても翻訳の壁にぶつかってしまう。

たとえば「絵を描くのが好きです」という意味の英文をつくるために、そのなかで正しい単語を正しい順番に並べましょう、なんて課題がある。

すると、「I like drawing.」になるのだろうか。しかしこのとき「絵」にあたる単語が存在しないのだ。

でも、ほとんどの教科書や、勉強用の本はこんなふうに書かれている。

ほかには「誇りに思う」

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じゃあ昔ながらの働き方やお金の稼ぎ方はもう通用しなくなったのだろうか。

じゃあ昔ながらの働き方やお金の稼ぎ方はもう通用しなくなったのだろうか。

フリーランスの仕事で、アート思考が大切だよとか、哲学的な思考をもって仕事しましょうみたいな内容の記事をいくつか書いた。

今でも、それらは大切だと思う。

ただ、どうもここ数年、「好きなところで好きなことを好きな分だけやってお金を稼ごう」というメッセージへの要求が増えているような気もする。

それはもちろん、ここ数年で社会のありかたがガラッと変わってしまったからだろう。

🐣

じゃあ昔ながらの

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そのとき教師は、自分自身こそがまったくの無知であったことに気づくだろう。

そのとき教師は、自分自身こそがまったくの無知であったことに気づくだろう。

中学と高校で英語を教えることになった。

まだ欠員のピンチヒッターに過ぎないが、教師の経験を積む第一歩としてはむしろちょうどいい。

🥖

大学では「教職課程」というコースを受けた。そこで教員免許を取る。

しかし実際のところ、ものを教えるためのコツとか、そのための実践を積むことはほぼない。

なぜなら、先輩や上司もまた教育のテクニックなど学んでいないからだ。

🥖

じゃあどうやって教師は教

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教える人にはなりたいが押し付ける人にはなりたくない

教える人にはなりたいが押し付ける人にはなりたくない

ようやく自分に合った仕事につくことが決まった。

フリースクールである。

音楽に関するライティングと、西洋哲学に関する執筆もやっているから、今は自分の好きな仕事だけをできるようになった。大変だが楽しい。

🦦

そもそもフリースクールとは何なのか?と聞かれると、それは私にもよくわからない。きっと社会のレールの外から学歴や資格を取ろうみたいな塾のことだと思う。

私は教育とは無関係の会社に居た。

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