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アメリカで博士課程に進学することになりました
今日は博士課程を志してから進学を決定するまでの流れを書いていこうと思います。専攻は修士時代と同じくコミュニケーション学です。志望校の決め方なども少し書いていきます。
2023年の年明けから修士論文を必死に書いていく中で「研究する」ということの面白さに気づき、博士課程進学を志すようになりました。論文の執筆がひと段落した2023年6月ごろから本格的に情報収集に乗り出すことにしました。
志望校の決め
アメリカで歯が痛くなった大学院生の話とヘルスケア分野の異文化コミュニケーションについて
これは二ヶ月ちょっと前のお話です。
アメリカで歯が痛くなると(色々)大変だよっていう話と、マイノリティが医療資源にアクセスすることの困難さみたいなことも少し紹介します。
春休み初日
なんとなく奥歯がうずき出しました。もともと疲れが溜まると奥歯が痛くなるので、あまり気にしてなかったのですが、どんどん痛くなる…
奥歯が痛い、でも遊びたい、やっぱり歯が痛い、授業の採点しなきゃ…を繰り返すこと4日目
きこえない人を助ける、という救世主ポジション
ふと周りを見回してみると、世の中の様々な物やシステムは”耳が聞こえる”人が当事者であることが前提に発明されたり営まれています。「バリアフリー」とか「ユニバーサルデザイン」とか”多様性”に配慮したケースもありますが...
あなたの周りにろう者、もしくは聴覚障害者はいますか?クラスメイトでもいいし、職場の同僚でもいいです。画面越しにみる有名人でもOKです。彼らのことを考えたり、関わったりする中で、ど
「何か言わなきゃ!」という呪縛-アメリカの大学院で評価される授業態度についての個人的経験-
約一ヶ月ぶりの更新になってしまいました。新しい学期が1月半ばに始まり、ようやくリズムが掴めてきたところです。先学期よりアシスタントに入るクラスが増えたのと、外国語教師トレーニングに参加しているのでますます忙しくなってしまいました。燃え尽きないように気をつけます。
今学期は2つの授業を履修しています。修辞学メソッドに関するクラスと異文化コミュニケーションに関するクラスです。自分の興味がある分野ドン
大きな子どもが留学したいと言い出したらどうする?「留学反対のお作法」
子供を留学させたい親がいる一方で、我が子が留学したいというと全力で反対する親もいます。今回は子供が学位取得留学に行きたいと言った時に、「どうしても賛成しかねる」場合に親がどのようにそれを伝えるべきか、ということについて書いてみます。
日本の高校や大学に在籍した状態での交換留学は日本に帰国することがゴールなのであまり反対されにくいかと思います。
一方で学位取得留学やワーホリは日本の学校や就職先に
アメリカで生き抜いた日系アメリカ人におもいを馳せる
今日11月25日はサンクスギビングデーです。
今回の記事は先週訪れたロサンゼルスにある全米日系人博物館の訪問記録にしようと思います。
現代とは違う社会的状況の中で、アメリカ社会と向き合った日系人の存在があるからこそ、私は今アメリカ社会の隅っこで居場所を見つけられつつあるのかなぁと思っています。感謝です。
日系アメリカ人に興味を持ったきっかけ遡ること約10年前、TBSで日系アメリカ人を題材とした
乳がん患者の”旅” -コミュニケーション学の観点から- 後編
この記事は乳がん患者の”旅” -コミュニケーション学の観点から- 前編 の続きになります。
前編では「がんへの恐怖」「医療者と患者の関係」について紹介しています。
文献:(文)
映像:(映)
分析:(分)
医療現場におけるコミュニケーションの特殊性
1.(文)患者の抵抗という観点から見ると、医師がさまざまな形で安心感を与えても、患者はそれを受け入れず、医師が良いニュースとして扱っているものに抵
乳がん患者の”旅” -コミュニケーション学の観点から- 前編
※この記事の執筆にあたり、現在履修しているクラスの教授とクラスメイトに許可を得て、教材と課題を日本語に翻訳しています。また、取り上げた文献と映像はアメリカ社会の英語話者文化が反映されています。
10月はピンクリボン月間なので、このテーマにしました。
私は今、アメリカでコミュニケーション学を専攻しており、3つのクラスを履修しています。そのうちの一つがConversation Analysis(会
全ての失敗を外国語副作用で片付ける
今週で秋セメスターの1/3が終わりました。5週間の院生活のなかでいろいろな学びや経験をしてきました。
「やってしまったー!」と思った出来事も含め。
今回は、この5週間で私がいろんな場面でやってしまった失敗を恥をしのんで?紹介します。成仏させたい。
そして、今後の生活では同じ過ちをしないようにしたい。
なお、失敗の原因は外国語副作用に由来するものとし、自分自身に責任があるとは考えません。
「
コミュニケーション学は人文科学か、社会科学か
アメリカで修士学生をはじめて約1ヶ月。
留学生ということもあり、英語力の観点からは惨めな思いをすることもありますが、そんな惨めさにも慣れてきました。
サムネイルの写真は通学途中の風景です。天候が安定している地域なので、それだけでも精神的には楽な気がしています。
今日は自分の復習作業がてら、ここ1ヶ月で学んだことをベースにコミュニケーション学についての私見を日本語で書いてみます。コミュニケーシ