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アメリカでエレベーターに閉じ込められた時の対処法

先日、住んでいるアパートのエレベーターに閉じ込められるという経験をしました。30分程度でエレベーターから脱出できましたが、英語非ネイティブでも最短で助かるまでの流れと英会話フレーズをシェアします。アパートの部分をホテルに置き換えると観光でいらした方にも使えると思います。

まず本題に入る前に、エレベーターが止まっても天井から自力で脱出を試みたりドアをぶちあけるのは危ないのでやめましょう。

さて、私は4階からエレベーターに乗り込み、1階へ向かう予定でした。手にしていたものは携帯電話だけです。
エレベーターに乗り扉が閉まったもののかごが下に移動した感覚がなく、あれ?っと思った頃には階数ボタンが全て消えており、いくら押しても反応なし。この時点で閉じ込められたことを認識しました。

まずはベルマークのボタンをとにかく押しまくりました。「ピー」という音が鳴りました。私はこの音は外部につながっていて、誰かが助けに来てくれるボタンかと思いましたが、ただ音が鳴るだけのボタンでした。

次に電話マークのボタンを押しました。これはオペレーターにつながるボタンです。でもアメリカの企業のオペレーターにすんなり繋がりますか?無理ですね。10回以上押しましたが「これはXXX(アパートの住所)から発信しています」という自動音声が虚しく流れるだけで相手方のオペレーターにつながることはありませんでした。

この時点で15分ほど経過。初夏の陽気だったこの日はだんだんエレベーター内の気温も上がってきました。もちろん換気扇があるので酸欠になったりはしませんが…

一向に繋がらないエレベーターフォンに絶望しながら次はアパートの管理会社に電話しました。もちろん応答は自動音声、そして「メッセージを残してください。オフィス営業時間内(平日9時-5時)にお返事しますね」と言われました。大丈夫、ここまではアメリカとしては正常です。
「I’m locked in the elevator. Help me now」と残しました。経験上、管理会社からのお返事は日を跨ぐことを学んでいるのでテキストでも同様の連絡をしました。そして帰ってきた返事が
「いま上司がいないから後で連絡するね!」でした。
さすがにそれは待てないと思い、「911よぶぞ?(I call 911 now)と返事をしたら速攻でスタッフが対応を始めてくれました。

スタッフがアパートに到着して、各フロアからエレベーターの呼びボタンを押してくれたそうですが全然動かず。
扉の向こうから叫びながら色々説明してくれてたんですが、エレベーターは箱なので音が反響しまくって何言ってるか全然分からず。「聞こえないからテキストして」と伝えたら今消防が向かっている、と教えてくれました。

消防が来てからはことがスムーズに進み、扉がすぐに開きました。私は4階から全然動いてないと思ったのですが、実は少し下に降りていだことがわかりました。(トップの画像)。

そんなこんなで消防に助けてもらいなんとかエレベーターから脱出できました。携帯電話を持ってなかったら詰んでたので、これからは肌身離さず持ち歩こうと思います。

エレベーターに閉じ込められるなんてなかなかないと思う人もいるかもしれませんが、私は日本で1回、アメリカで2回経験しています。アメリカでは故障中のエレベーターをよく見かけます。
この記事がどなたかの役に立てばうれしいです。

まとめ
アメリカでエレベーターに閉じ込められた際のレスキュー最短ルートは
911→Fire department please →I’m locked an elevator!! Address is XXX.

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