みず

くらげ。です。

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紡ぎ密か

ふわっと華やぐ、透明な空気 そうやって幻想を見て 実際掴んでみる空気は灰色に香りをちらつかせた。 ふっ、と目を細めて退屈に息を吐く 原色に揺らめく世界と淡い白黒にと…

みず
2週間前
8

地震であのまま崩れ去ればよかったのに
そしたら、舞台は
夢じゃなくなるというのに
現実は、消えるのに

みず
9日前
4

情報の奔流っていうのかな     怖いんだ

僕の夢は夢半ばで死ぬこと 僕が、僕さえいなければ 助けてなんて言葉知らないから救うこともできない救われることもない 1人の通学路が好き 独りだけど歩けば、辿り着け…

みず
10日前
3

マシュマロと不適合

暮れた街でマシュマロの袋片手にただ歩くボクは異質っぽい 演劇を見た帰り道。 芝居の優しさと儚さを噛みしめていた ふっと笑みがこぼれて、それでいて舞台を見たあと必ず…

みず
2週間前
6

父親。

父親と母親は不思議だ。 母親は娘を愛している。 父親は母親を愛している。 そうだ、 この家で最も強く、怖い存在は父親だ。 でも、それは母親が望むから私にそうやって当…

みず
3週間前
2

未遂をのぞむ

「徐々に血がぬけているようにおもう」 ふ、とほほえむ 見ているわけじゃないけど ここ最近で一番おだやかな笑みがうかんだ気がする なんておもった瞬間に狂ったようなかわ…

みず
3週間前
5

独りぼっちのよる

みず
3週間前
4

無題13_スタバにて。

帰りたくない。 そう呟こうとした矢先、隣を通る人影、 思わずビクッとしてしまう。 現在スターバックス。 に、居る私。 カフェ、という場所にいるのだから、人が通るのは…

みず
3週間前
4

くらげ2

カワイイものが好きだ。 カワイイものを見ていると自然と笑みが溢れてくる、ような気がする。 ぼくの悩みは純粋な愛を信じられないことだ。純粋な愛にはいつか終わりがある…

みず
4週間前
1

蓮の花
その下濁る
泥水を

みず
4週間前
2

蓮雨と情緒

もうそろそろどうにかしなければ、と思う。 情緒がおかしい。 元々おかしかったけど、前にもまして。 そもそも情緒、って言っていいのかすらわからない。 切ることを控え…

みず
4週間前
11

無題12_自業自得

寂しい。 会えないのが寂しい、 話題が思いつかなくて話せないのが寂しい、 苦しんでる時そばに誰もいなくて寂しい、 苦しんでる時、そばに入れないのがもどかしい 薬飲ん…

みず
1か月前
4

無題11_雨につられて死にたい。

世の中色々あるよね よく、そう思ったりすることがある 例えば電車に乗ってる人の顔が誰一人いきいきと楽しそうじゃなかったり、 みんなが盛り上がってる中寝てる人を見か…

みず
1か月前
7

無題10_痛み

夜に沈む 「飛び降り」「入水」「首吊り」「出血多量」 よくあるお話のようにただ光に手を伸ばしてみた。 光と言ってもLEDであるし、別に、意味なんてないし、 どちらかと…

みず
1か月前
2

夜に沈みたい

みず
1か月前
3

無題9_息を消す

「 …っぅぁあぁ……」 口からこぼれた自己嫌悪の一小節を憎たらしいと睨んでみた。 進んでいない課題を一瞥もせずに皮肉な頭痛に顔をしかめながらキーボードを叩いて殴り…

みず
1か月前
4
紡ぎ密か

紡ぎ密か

ふわっと華やぐ、透明な空気
そうやって幻想を見て
実際掴んでみる空気は灰色に香りをちらつかせた。
ふっ、と目を細めて退屈に息を吐く
原色に揺らめく世界と淡い白黒にとける世界とじゃ一体どちらのほうが心にやさしいのか。
明滅する灯りと
表面上は輝く飲料水。
ノイズ混じりの風、
雑音に感じないのは何故だろう
もっと心にそっと染み入るような苦痛を。
真白なせかいは光を手放した
理想的な幻
夢が夢、
誰が為

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地震であのまま崩れ去ればよかったのに
そしたら、舞台は
夢じゃなくなるというのに
現実は、消えるのに

情報の奔流っていうのかな     怖いんだ

僕の夢は夢半ばで死ぬこと

僕が、僕さえいなければ

助けてなんて言葉知らないから救うこともできない救われることもない

1人の通学路が好き
独りだけど歩けば、辿り着けば独りじゃないって思えるから、
きっとあしたも変わらないって

最近また覚醒状態に入っている
眠りが浅い
痛みが強かったのもきっとそのせい

死にたいって思わない今が怖い 

酷使した目が疲労を訴える

僕の犯した罪

俺は、失いた

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マシュマロと不適合

マシュマロと不適合

暮れた街でマシュマロの袋片手にただ歩くボクは異質っぽい
演劇を見た帰り道。
芝居の優しさと儚さを噛みしめていた
ふっと笑みがこぼれて、それでいて舞台を見たあと必ずと行っていいほど感じる寂しさがこみあげて、そしてマシュマロを無表情で口に入れた。
それは少し軽快な動き。
それでいてこう動かないといけない、というような謎の義務感に押しつぶされそうな歪な礼儀正しさを感じるもので。
己を形成する言葉が不規則

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父親。

父親と母親は不思議だ。
母親は娘を愛している。
父親は母親を愛している。
そうだ、
この家で最も強く、怖い存在は父親だ。
でも、それは母親が望むから私にそうやって当たっているのだと最近ようやく思った。
その証拠がこれにも現れている。
パソコンをこんな夜更けに触ることができている。
いつもは私のすべてを暴こうとするのに、一般的な理想的な娘を求めるのに。
母親のいない夜はこうも放任で。
なんだかすごく

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未遂をのぞむ

「徐々に血がぬけているようにおもう」
ふ、とほほえむ
見ているわけじゃないけど
ここ最近で一番おだやかな笑みがうかんだ気がする
なんておもった瞬間に狂ったようなかわいたようなわらいがこみあげてくる
めのまえがぐるぐると回るような
かるいはきけがともなう
もはやいつもとあまりたがわぬこの感覚に
わたしがいまどうしているのか、すこしよくわからない
うまく、できてるかな
うまく、
やればすくわれる
のか

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独りぼっちのよる

無題13_スタバにて。

無題13_スタバにて。

帰りたくない。

そう呟こうとした矢先、隣を通る人影、
思わずビクッとしてしまう。
現在スターバックス。
に、居る私。
カフェ、という場所にいるのだから、人が通るのは当たり前だし、イヤホンだけの薄い境界では周りの音なんて防げない。
勉強をしなくては、なんていう強迫観念に苛まれ続けている。
良いことなのかもしれない、と思いながら情緒の不安定を感じる。
数年前から日に日に少しずつ増していくかのようなこ

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くらげ2

カワイイものが好きだ。
カワイイものを見ていると自然と笑みが溢れてくる、ような気がする。
ぼくの悩みは純粋な愛を信じられないことだ。純粋な愛にはいつか終わりがあるって、そう思っている。
だから、いつも愛しているほど苦しくなる。愛は、呪いだ。
私はいつも体裁がよく人当たりがいいって思う。できるだけ笑っていれるよう努めるし、いつも声を弾ませて話してみたり、相手のことを考えてみたり、時には相手の気を和ま

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蓮の花
その下濁る
泥水を

蓮雨と情緒

蓮雨と情緒

もうそろそろどうにかしなければ、と思う。
情緒がおかしい。
元々おかしかったけど、前にもまして。

そもそも情緒、って言っていいのかすらわからない。
切ることを控えて、薬を飲むのも控えて、
なんでそうしようと思ったのかなんて私にもわからない。
そんな思いつきでしかない行動。
といっても、こういう生活を前までできていたのだし、去年だって特に切っていないとき、あったよねって思って。
なんというべきか。

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無題12_自業自得

寂しい。
会えないのが寂しい、
話題が思いつかなくて話せないのが寂しい、
苦しんでる時そばに誰もいなくて寂しい、
苦しんでる時、そばに入れないのがもどかしい
薬飲んでも満たされない
まずいだけっていう現実を直視したくなくって
切ってもただ血を見たいだけって、湯悦に浸る自分が恐ろしくって
つらいとき、誰かに助けを求めるのが苦手だ。
「そう」だから、この界隈はこうも死にたい人が多いのだろうか
でも他の

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無題11_雨につられて死にたい。

無題11_雨につられて死にたい。

世の中色々あるよね
よく、そう思ったりすることがある
例えば電車に乗ってる人の顔が誰一人いきいきと楽しそうじゃなかったり、
みんなが盛り上がってる中寝てる人を見かけたり、
そんな大きなことじゃなくても、ただ眠かったり、大勢の中であぶれていたり、生意気だけど達観してしまっているときとか
大小とか、区別つけようっていう思考回路自体、なんだかうざいっていうか
ほんと、人間面倒くさい
「世の中、色々あるよ

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無題10_痛み

無題10_痛み

夜に沈む
「飛び降り」「入水」「首吊り」「出血多量」
よくあるお話のようにただ光に手を伸ばしてみた。
光と言ってもLEDであるし、別に、意味なんてないし、
どちらかというと蛍光灯の無機質を超越した如くの冷たい明かりのほうがボクに何かしらの感情をもたらしたのだろう、なんて。
外れているボクの無意味な憧れ。
普通になりたいと、願ったことはない。
と、言ったら閻魔さんに舌を抜かれてしまうな。
「痛いのは

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無題9_息を消す

無題9_息を消す

「 …っぅぁあぁ……」
口からこぼれた自己嫌悪の一小節を憎たらしいと睨んでみた。
進んでいない課題を一瞥もせずに皮肉な頭痛に顔をしかめながらキーボードを叩いて殴りがく。
小説、といえば聞こえはいい。
モノ語りの一つである。
いつか、本当に冷えた終わりを迎えることに対する謎すぎる疑問を救いとしか、見たくなかった。
この世界の中、何処かの霞んだ地にかかった何故かすすむことのない時計。
漠然とそんなもの

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