野阪 拓海

ライター/編集者。教育と多様性あたりが興味のある分野です。アニメ・Vtuber・コーヒ…

野阪 拓海

ライター/編集者。教育と多様性あたりが興味のある分野です。アニメ・Vtuber・コーヒー・サウナが好き。ライティングや編集の情報も発信していきます。https://twitter.com/nosaka_t

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  • 伝えられなかった言葉たち

    オブラートに包もうとしたけど、なんか突き破った

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    見習い編集者がライティング・編集について学んだことをアウトプットするマガジンです。同マガジン「1時間で書くブログ記事」と併せ、平日1本提供します。

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    インプットしたことをアウトプット(整理して、発信)する習慣を身に付けるために始めたマガジンです。同マガジン「ライター・編集者の備忘録的な何か」と併せ、平日1本更新します。内容は教育、ジェンダー、多様性、ライフハックなど。

記事一覧

固定された記事

Web編集者の仕事まとめ

「編集者の仕事について教えてほしい」 先日、友人からこう頼まれたとき、僕は少し困った。というのは、編集者の仕事は多岐にわたり、いくつか種類があるからだ。 ひょっ…

野阪 拓海
5年前
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「編集」と「創作」の違いがわからなかった話

最近、お仕事で寄稿コラムの編集をする機会が増えた。 寄稿コラムの進め方は、書き手にテーマだけを伝えて自由に書いていただいたり、構成を組んで認識を擦り合わせた上で…

野阪 拓海
3年前
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ライター・編集者、野阪拓海のポートフォリオ(随時更新)

最終更新日:2023/06/21 有限会社ノオトのお仕事 有限会社ノオトは2019年に15周年を迎えたコンテンツメーカー(編集プロダクション)です。特にWebコンテンツの受託制作に…

野阪 拓海
4年前
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仕事を受注したいライターさんのためのTwitterプロフィールの書き方

9月にnote書く宣言をして、はやいものですでに月末。このままだと有言不実行になってしまうので、とにかく書きたいことを書いていきます。 今回のテーマは「仕事を受注し…

野阪 拓海
4年前
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せめて安らかな最期を

高校からの親友が死んだらしい。 「らしい」というのは、ぼくは彼の死体をまだ目にしていなくて、本当に死んだか判断しかねているからだ。彼はもう7年近くうつ病を患って…

野阪 拓海
5年前
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日々腐らないこと

いきなり暗い話で申し訳ないが、今年の下半期は落ちぶれていた。 なんにもやる気にならなくて、更新すると決めていたnoteもやめてしまったし、フォロワーを増やすと意気込…

野阪 拓海
5年前
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ライター・編集業界を知るためのWebメディアとは?

前回の記事の続きです。 駆け出しのライターさんやメディア初心者のWeb担当者さんの中には、業界内で評価の高いWebメディアを知らない人も少なくない。そのため、参考とな…

野阪 拓海
5年前
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どうすればコンテンツの良し悪しがわかるのか?

以前出した記事のなかで、「メディア経験のないWeb担当者はコンテンツの良し悪しがわからない。だから、意図せず炎上させてしまったり、誰にも響かないものを出してしまう…

野阪 拓海
5年前
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複業って実際どうなの? 藤村能光さん×大宮千絵さん×中神美佳さんが語る「複業事情」イベントレポ #worktalk

複(副)業、パラレルキャリア、時短勤務、リモートワークなどなど、ここ最近は働き方の話題が尽きない。 「人生100年時代」と言われる中で、ますます多様化していく働き…

野阪 拓海
5年前
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「エッセイ広告」の可能性

弊社(ノオト)が運営するエッセイ投稿サイトShortNoteで、「エッセイ広告」を公開した。記念すべき第一回目のゲストは、イラストレーターであり、オモコロライターとして…

野阪 拓海
5年前
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思い切って、録音なしの取材をしてみる

取材しているときに、ノートにメモをとるのか、ICレコーダーで録音だけするのか、パソコンでタイピングするのか、タブレット端末でメモ書きをするのか。 取材時の立ち振る…

野阪 拓海
5年前
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記事ストック、していますか?

みなさんは、「良いな」と思った記事をストックしていますか? 僕はEvernoteクリッパーやPocketを使って、お気に入りの記事をいつでも読み返せるようにしています。理由と…

野阪 拓海
5年前
18

オウンドメディアには編集者が必要だ

「何を当たり前なこと言っているんだ、お前は」 と言われそうなタイトルだが、小さい企業が作るオウンドメディアには、いまだに編集者不在のところも少なくない。 その原…

野阪 拓海
5年前
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商品化する教育

「大学教育が商品化している」 僕の知るかぎり、最も優秀な院生の友人がそう嘆いていた。 「教育の商品化」とは、客(学生)を呼びよせるために授業内容を簡略化したり、…

野阪 拓海
5年前
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後発の記事だからこそ、面白くできる

「編集ってすごいなぁ」と、改めて感じた仕事だった。 近年、ベンチャー企業が急増している五反田。この地に拠点を構えるベンチャー6社が品川区と協定を結び、「シリコン…

野阪 拓海
5年前
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友人・知人インタビューのススメ

くいしんさんが出した記事が、駆け出しのライターにとって、非常に実用的な内容だった。 昨年11月に独立し、6月末に編集ブティック「QED」を立ち上げたくいしんさん。「QE…

野阪 拓海
5年前
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Web編集者の仕事まとめ

Web編集者の仕事まとめ

「編集者の仕事について教えてほしい」

先日、友人からこう頼まれたとき、僕は少し困った。というのは、編集者の仕事は多岐にわたり、いくつか種類があるからだ。

ひょっとすると、ライターから上がってきた原稿を直したり、締め切りを管理したりすることが、編集者の仕事だと思っている人もいるかもしれない。もちろん、それも大事な仕事であるが、氷山の一角でしかない。

どう答えるか悩みあぐねた挙げ句、ひとまず編プ

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「編集」と「創作」の違いがわからなかった話

「編集」と「創作」の違いがわからなかった話

最近、お仕事で寄稿コラムの編集をする機会が増えた。

寄稿コラムの進め方は、書き手にテーマだけを伝えて自由に書いていただいたり、構成を組んで認識を擦り合わせた上で書いていただいたりとさまざま。

ただ、一般的なインタビュー記事とは大きな違いがある。それは「編集の自由度」である。

コラム記事には「余白」が少ない通常、インタビュー記事は1時間くらいの話の一部を抽出してつくられる。文字起こしでは200

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ライター・編集者、野阪拓海のポートフォリオ(随時更新)

ライター・編集者、野阪拓海のポートフォリオ(随時更新)

最終更新日:2023/06/21

有限会社ノオトのお仕事
有限会社ノオトは2019年に15周年を迎えたコンテンツメーカー(編集プロダクション)です。特にWebコンテンツの受託制作に力を注いでいます。

自社メディアとしては、品川経済新聞、#ライター交流会 などがあります。そのほか、コワーキングスペースやコワーキングスタジオ(貸し会議室・インタビュースペース)など、いろんな事業をやっています。

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仕事を受注したいライターさんのためのTwitterプロフィールの書き方

9月にnote書く宣言をして、はやいものですでに月末。このままだと有言不実行になってしまうので、とにかく書きたいことを書いていきます。

今回のテーマは「仕事を受注したいライターさんのためのTwitterプロフィールの書き方」。編集プロダクションやオウンドメディアなどの編集者は、Twitterでライターさんを探すことがあります。

僕自身、最近よくTwitterでライターさんを探しています。その中

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せめて安らかな最期を

高校からの親友が死んだらしい。

「らしい」というのは、ぼくは彼の死体をまだ目にしていなくて、本当に死んだか判断しかねているからだ。彼はもう7年近くうつ病を患っていて、LINEをすればしきりに「死にたい」「もう死ぬ」といった言葉を口にしていた。なかばオオカミ少年のような行為をしていたから、彼の死をまだ信じられないでいる。

逝去を知らせてくれたのは、彼のTwitterアカウントだ。彼の母親を名乗る

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日々腐らないこと

日々腐らないこと

いきなり暗い話で申し訳ないが、今年の下半期は落ちぶれていた。

なんにもやる気にならなくて、更新すると決めていたnoteもやめてしまったし、フォロワーを増やすと意気込んだTwitterも手につかなくなった。というより、それらに精を出すあまり本業が疎かになり、いろんな人に迷惑をかけてしまったのだ。それで一時中断してみたら糸がプツンと切れた。いろんなモチベーションを失ってしまった。

本当ならもっと本

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ライター・編集業界を知るためのWebメディアとは?

ライター・編集業界を知るためのWebメディアとは?

前回の記事の続きです。

駆け出しのライターさんやメディア初心者のWeb担当者さんの中には、業界内で評価の高いWebメディアを知らない人も少なくない。そのため、参考となるコンテンツや業界の動向を知るための情報のストックが少ない。

そんなわけで、業界を知るために有効なWebメディアをまとめておくことにしました。

好きなら、正直なんでもいい紹介の前に元も子もないことを言うと、自分が好きだなぁと思え

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どうすればコンテンツの良し悪しがわかるのか?

どうすればコンテンツの良し悪しがわかるのか?

以前出した記事のなかで、「メディア経験のないWeb担当者はコンテンツの良し悪しがわからない。だから、意図せず炎上させてしまったり、誰にも響かないものを出してしまう」ということを書いた。

文章の書き方や取材の仕方については、わかりやすくまとめられた本がある。それらを読んでしっかり経験を積めば、一定レベルのコンテンツを出せるようになると思う。

しかし、そのコンテンツは読者にとって面白いものなのか、

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複業って実際どうなの? 藤村能光さん×大宮千絵さん×中神美佳さんが語る「複業事情」イベントレポ #worktalk

複業って実際どうなの? 藤村能光さん×大宮千絵さん×中神美佳さんが語る「複業事情」イベントレポ #worktalk

複(副)業、パラレルキャリア、時短勤務、リモートワークなどなど、ここ最近は働き方の話題が尽きない。

「人生100年時代」と言われる中で、ますます多様化していく働き方。ぼくらはこれからの時代において、どんな働き方をしていけばいいのか、どんなアクションを起こせばいいのか。

そんなこれからの働き方をみんなで妄想するトークイベントが開催されたので、お話を聞いてきた。

本記事では、イベントの様子と感想

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「エッセイ広告」の可能性

「エッセイ広告」の可能性

弊社(ノオト)が運営するエッセイ投稿サイトShortNoteで、「エッセイ広告」を公開した。記念すべき第一回目のゲストは、イラストレーターであり、オモコロライターとしても活躍されている室木おすしさん。

このエッセイ広告は、同じく弊社運営するニュースメディア「品川経済新聞」の記事広告と連動する形で公開された。広告を出していただいたのは、五反田ヒルズにある「立喰ずし 都々井」という寿司屋さん。そんな

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思い切って、録音なしの取材をしてみる

思い切って、録音なしの取材をしてみる

取材しているときに、ノートにメモをとるのか、ICレコーダーで録音だけするのか、パソコンでタイピングするのか、タブレット端末でメモ書きをするのか。

取材時の立ち振る舞いは、業界内ではよく議論される。メモを取ると相手の話しを遮ってしまうとか、パソコンを置くと取材対象者との間に壁が生まれてしまうとか、タブレット端末は遊んでいるように見えるとか。

ノオトでも、取材時にパソコンを開くのは、基本的に避けら

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記事ストック、していますか?

記事ストック、していますか?

みなさんは、「良いな」と思った記事をストックしていますか?

僕はEvernoteクリッパーやPocketを使って、お気に入りの記事をいつでも読み返せるようにしています。理由としては、内容をしっかり理解するためはもちろんですが、記事を書くときに参考にするためでもあります。

「参考にする」というと聞こえは良いですが、ある意味「パクり」みたいなものです。僕は決して文章が上手いわけでも、構成ができるわ

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オウンドメディアには編集者が必要だ

オウンドメディアには編集者が必要だ

「何を当たり前なこと言っているんだ、お前は」

と言われそうなタイトルだが、小さい企業が作るオウンドメディアには、いまだに編集者不在のところも少なくない。

その原因には、やはり構造的な問題がある。そして、この構造的な問題を解決しない限りは、業界全体として良い方向には行かない。

お金はないけど、広報したいそもそもなぜ企業はメディアを作るのか。まずはそこから説明しよう。

基本的にスタートアップに

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商品化する教育

商品化する教育

「大学教育が商品化している」

僕の知るかぎり、最も優秀な院生の友人がそう嘆いていた。

「教育の商品化」とは、客(学生)を呼びよせるために授業内容を簡略化したり、目を引くような俗っぽいものにしたりすることを指す。彼女の出身大学では、そういう気運が高まっているというのだ。

「教員は学生を舐めすぎている。学生は高い能力を持ち合わせているのに、その能力に見合った(あるいは期待を込めて、その能力より少

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後発の記事だからこそ、面白くできる

後発の記事だからこそ、面白くできる

「編集ってすごいなぁ」と、改めて感じた仕事だった。

近年、ベンチャー企業が急増している五反田。この地に拠点を構えるベンチャー6社が品川区と協定を結び、「シリコンバレー」ならぬ、「五反田バレー」を設立したという旨のニュース記事だ。

「五反田バレー」設立のニュースは、NHKをはじめとした有名メディアにも取り上げられており、見比べると各社のカラーがよくわかる。

先に挙げたように、弊社(ノオト)が運

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友人・知人インタビューのススメ

友人・知人インタビューのススメ

くいしんさんが出した記事が、駆け出しのライターにとって、非常に実用的な内容だった。

昨年11月に独立し、6月末に編集ブティック「QED」を立ち上げたくいしんさん。「QED」のメンバー募集を行ったところ、たくさんの応募があったそうだ。同記事はその選考に漏れてしまった人たちへ向けて書かれたもので、僕自身も駆け出しの身として参考になること、共感できることが多くあった。

その中でも特に共感したのは、「

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