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ダイエット哲学(考え方)

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「痩せたら幸せになる」「痩せた方が可愛い」というような、私たちが当たり前のように考えている常識に「こんな考え方をしてみたことはある?」と提案をしています
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#健康

メンタルヘルスを無視したダイエットが結果を遠ざける

「痩せたら自分の身体のこと好きになれる」って思ってるかもしれないけど、逆だよ。先に自分にかける言葉を変えなきゃいけないんだよ。

これ逆にしてる限りダイエットで結果を出したり維持するのが難しくなります。この理由・仕組みはホルモンが関係してる。

鏡の前で自分に「まじデブだな」とか思ってると、そのストレスでコルチゾールが上がります。コルチゾールは血糖値を上げる。本来なら自然と血糖値を下げ始めるんだけ

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ダイエットで憧れの人のインスタをモチベにするのが逆効果な理由

憧れの人の理想的な身体を見て「ダイエットのモチベになるから」とモデルやインフルエンサーをフォローしている人いますよね。

それ、デメリットの方が大きいからやめた方がいい。最新の研究でもその悪影響が指摘されてます。

「理想の身体」をフォローして自分と比較し続けるという行為が、むしろ自分に自信をなくすことに繋がっているという研究がたくさん出てきてる。

モチベになると思っているけど「あの人に比べて自

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【まとめ】女性が運動している広告への炎上コメントから「ボディシェイミング」を考える

【まとめ】女性が運動している広告への炎上コメントから「ボディシェイミング」を考える

いわゆる"フィットな体型"から外れる女性が運動する広告に「これは"健康"ではない」とコメントした男性が炎上中。
人の体型や運動に関して第三者が口出しする構造は日本でもよく見かけます。そういうお節介ジャッジメントが運動のハードルを上げる。「ある程度痩せてからジム行こう」とか。

ジム(特にウェイトエリア)は男性がマジョリティの世界です。その中を歩くだけでも女性にとっては心理的なハードルになる。
私も

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【まとめ】桃尻ブームの後のこと|身体を流行で消費することの不自然さ

【まとめ】桃尻ブームの後のこと|身体を流行で消費することの不自然さ

もう誰もローカットのジーンズでヘソ出ししてないように、今流行ってる「桃尻ブーム」もいずれ終わります。 流行に乗って今一生懸命尻トレしてる人の中に、ブームが終わった後のこと、流行に合わせて身体を変えた後のことまで考えてる人はどれだけいるだろう?

流行は数年で変わります。もう海外のファッション雑誌では、次の流行ボディの話は出始めてる。 身体は洋服みたいに変えられない。遺伝子は流行みたいに合わせられな

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太ることが魅力的だった頃の広告

太ることが魅力的だった頃の広告

1930〜60年代の広告は「太って魅力的になろう」でした。時代が変われば美の定義は変わります。あなたが必死で追いかけてる今日の『理想』だって、やっとの思いで手に入れる頃には、また別の理想が生まれます。

そんな変わりゆく美の基準に振り回された先で、一体何になれるんだろう?

当時の広告を見てみると、現代のダイエット業界で使われるマーケティング用語とかも出てきて、「気づかされるものがあるなぁ」と思っ

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【まとめ】「痩せたその後の未来」まで考えてダイエットをしてるか?

私はよく「痩せたその後の未来まで考えてダイエットをしてるか?」という話をするようにしています。

「夏までに痩せる」「2ヶ月で○kg減」「即痩せ」という言葉が飛び交うこの業界。こうした言葉に飛びつく人は多く、それを狙った商品も多い。「即効性=いい方法」と勘違いさせる雰囲気があります。

実際、すぐ痩せることしか考えていなくて、「その後どうすんの?」の部分はぼんやりとしか考えていない人がほとんんどで

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結果が出ない人は努力の方向転換をしよう

結果が出ない人は努力の方向転換をしよう

情報だらけの世の中で「健康情報が溢れてて何が正解か分かんない!」「頑張ってるのに結果が出ない!」と混乱している人に紹介したい方法があります。

それが『ホリスティック・アプローチ』です。

今回の記事は、一点集中型の努力で失敗した経験のある私から、一歩下がってフィットネスを考える提案です。

◆ホリスティックとはカタカナで書かれると分かりにくいですが、ホリスティックとは健康を『総合的に』『全体を1

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『努力が空回りするタイプ』がするべき発想の転換

『努力が空回りするタイプ』がするべき発想の転換

「頑張ってるのに結果が出ない」
「他の人と同じくらい頑張っても自分は結果に繋がらない」

そんな悩みを抱えたことがある人は、なんだか他の人が羨ましくなったり、自分には才能がないんだと悲しくなったり、生まれた時から出来が違うんだと運命を責めたりしたくなりますよね。

今回は、ダイエットに限らず、勉強、スポーツ、仕事においても役立つ考え方、努力が空回りする人は「努力のタイプを変えたらいい」という話です

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元気が取り柄の私は摂食障害のことを誰にも話せなかった

元気が取り柄の私は摂食障害のことを誰にも話せなかった

2012年春、私はトイレにいた。

膝まずき、便器に顔を埋めて、吐いたばかりのパンを見つめるのが日常だった。

外から聞こえてくるのは花見で賑わう人たちの声。

そうだ、私の20歳の誕生日、来週だった。

私が生まれたことを祝う日が近づいてくる。
吐く前に急いで束ねた髪をほどき、水で口を洗ってるうちにふと冷静な思考が戻ってきます。

「ねえ、こんな私の人生に意味あんの?」

◆パワフル女子、摂食障

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くびれの仕組みと美意識のちぐはぐ

くびれの仕組みと美意識のちぐはぐ

「どうしたらくびれが出来ますか?」という質問を頻繁にいただきます。

私はいつも、具体的な答えと共に「くびれが欲しい」という価値観の疑問点について触れるようにしています。

今日の記事は、「くびれは作れるけど、そもそもあなたの身体はくびれがあった方がいい身体なの?」という問いかけです。

◆くびれの仕組み痩せたらくびれが出来るというイメージが広まっていますが、実際は、痩せても出来るとは限りません。

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スローモーション・マルチタスクで人生を取り戻す

スローモーション・マルチタスクで人生を取り戻す

フィットネスの専門家がこんなことを言うのもおかしな話かもしれませんが、自分磨きプロジェクトに集中しすぎると、自信を失います。

ボディメイクもダイエットも、頑張った分だけ結果が出るわけではないからです。

今日は、頑張ってるのに満足に結果を実感できない人に向けて、視野を広げる考え方『スローモーション・マルチタスク』を紹介したいと思います。

◆スローモーション・マルチタスクとはカタカナ語でピンとき

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あなたが浴びる言葉があなたの人生をつくるから

あなたが浴びる言葉があなたの人生をつくるから

「自分のためにいろいろやってるけど、一向に前に進めてる気がしない。」「いつまでたっても自分に満足できない。」「自分の嫌いなところばっかり探しちゃう。」

こういう悩みが尽きないのは、自分の身体や性格のせいだと思っていませんか?

はっきりと言いましょう。

どれだけ流行のダイエットを頑張って体重が減ったところで、自分の嫌いなところ探しはやめられません。あなたが自分の身体を責めたり、努力不足の自分を

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太るのが怖い人へ

太るのが怖い人へ

食べるたびにカロリーのことを考えてしまう。
毎日体重計に乗らないと不安。
細い人や芸能人を見るたび「痩せたい」と思う。
自分の身体が人にどう思われてるか気になる。
鏡を見るたび「もう少し痩せてたら」と思う。

「太るのが怖い」という恐怖感に追われている人に共通している思考です。気付かないうちに毎日のように考えてしまっていることもあるはず。

漠然としているけど、いつもそこにある恐怖感。
いつも脳裏

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腹筋バキバキ女子が「自分に自信がない」って泣いてた

腹筋バキバキ女子が「自分に自信がない」って泣いてた

これは、私が「いくら『身体』が変わったって『心』がゾンビじゃ、成功でも健康でも幸せでもなんでもないな」と考えるきっかけになった出来事。

たった数十分の出来事でしたが、いま振り返ってみれば、私のその後の考え方をひっくり返した経験となりました。

◆泣いていたある20代の女性がいました。

もともと筋トレ好きで、毎日ジムでトレーニングしていた人です。私はあまり近しい人ではなかったのですが、初めてボデ

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