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ダイエット哲学(考え方)

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「痩せたら幸せになる」「痩せた方が可愛い」というような、私たちが当たり前のように考えている常識に「こんな考え方をしてみたことはある?」と提案をしています
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記事一覧

メンタルヘルスを無視したダイエットが結果を遠ざける

「痩せたら自分の身体のこと好きになれる」って思ってるかもしれないけど、逆だよ。先に自分にかける言葉を変えなきゃいけないんだよ。

これ逆にしてる限りダイエットで結果を出したり維持するのが難しくなります。この理由・仕組みはホルモンが関係してる。

鏡の前で自分に「まじデブだな」とか思ってると、そのストレスでコルチゾールが上がります。コルチゾールは血糖値を上げる。本来なら自然と血糖値を下げ始めるんだけ

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ダイエットで憧れの人のインスタをモチベにするのが逆効果な理由

憧れの人の理想的な身体を見て「ダイエットのモチベになるから」とモデルやインフルエンサーをフォローしている人いますよね。

それ、デメリットの方が大きいからやめた方がいい。最新の研究でもその悪影響が指摘されてます。

「理想の身体」をフォローして自分と比較し続けるという行為が、むしろ自分に自信をなくすことに繋がっているという研究がたくさん出てきてる。

モチベになると思っているけど「あの人に比べて自

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「自分の受け入れ方」はその人の人生のストーリーだ

「自分の受け入れ方」はその人の人生のストーリーだ

これは、プラスサイズモデルの吉野なおさん著の「コンプレックスをひっくり返す」を読んで、異なる立場ながら同じく摂食障害を経験した私が思うことをつづった記事です。

以前、助産師YouTuberシオリーヌさん著の食べるの怖いなを読んだ時もそうだったんですが、「共感するところがありすぎて心がいてぇ…!」と心臓ぎゅるぎゅる言わせながら読んでおりました…。摂食障害の部分は特に一度にバッと読めないのよね、未だ

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欲求段階で判断する「痩せたい気持ち」の不健全さ

欲求段階で判断する「痩せたい気持ち」の不健全さ

自分の痩せたい気持ちが健全か不健全か(自分を幸せに導くか不幸に導くか)は欲求の段階で判断できます。

自分らしさを今以上に活かすためなのか、誰かから認めてもらうためなのか、誰かに嫌われないように嫌味を言われないようにするためなのか。

下に行くほどダイエットの目的としては不健全です。下に行くほど「ダイエット以外のもので」その欲求を解決した方がいい。

「太ったとからかわれるのが怖い」「世間に申し訳

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「まじデブ」:鏡の自分に投げる言葉を他人にも投げられるか?

「もし自分に双子の妹(弟)がいて、今の自分と全く同じ生活・身体・性格をしてるとしたら、なんて声かけてあげる?」

これはよく私が「自分の太もも大嫌い」「もっと頑張らなきゃ」「自分でやると決めたこともできなくてだらしない」と言ってる人にする質問です。

ちょっと考えた後に、「そんなことないよ」「もっと休んでいいよ」「もっと自分に優しくね」みたいな答えが返ってくる。

自分には厳しく追い詰めるのに、

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【まとめ】体重を使ってダイエットをしてはいけない理由

「私の体重は60kg」という認識は実は間違い。正しい認識法は「今日は60kg」もしくは「いつも59〜61kgあたりをウロウロしてる」です。

1つの数字で表すのは、ウロウロする体重の「平均値」をとる時。これを知らずに不健康なダイエットにハマる人が多い。

体重は常に変動してます。

3食しっかり食べて、水も1.5Lくらい飲んでれば、朝と夜で2kg位は変わるもの。生理前後で3kgとか変わることもある

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【まとめ】体重やカロリーなどの「数字」が原因でダイエットにつまづく人が増えている

科学的根拠が重要視される一方で、「数字を使ったダイエット」で迷子になる人が多発してます。数字が目標達成の手段じゃなくて「ゴール」になってるケース。
体重、BMI、1日の目標歩数、カロリー、PFCなどを軸にダイエットしてる人につまづいてる人が多いです。

具体例↓

①体重
見た目が気になるからダイエットを始めたのに、体重計の数字ばかり見ては「見た目は少し変わったけど、体重が落ちない...」と進

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【まとめ】女性が運動している広告への炎上コメントから「ボディシェイミング」を考える

【まとめ】女性が運動している広告への炎上コメントから「ボディシェイミング」を考える

いわゆる"フィットな体型"から外れる女性が運動する広告に「これは"健康"ではない」とコメントした男性が炎上中。
人の体型や運動に関して第三者が口出しする構造は日本でもよく見かけます。そういうお節介ジャッジメントが運動のハードルを上げる。「ある程度痩せてからジム行こう」とか。

ジム(特にウェイトエリア)は男性がマジョリティの世界です。その中を歩くだけでも女性にとっては心理的なハードルになる。
私も

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【まとめ】桃尻ブームの後のこと|身体を流行で消費することの不自然さ

【まとめ】桃尻ブームの後のこと|身体を流行で消費することの不自然さ

もう誰もローカットのジーンズでヘソ出ししてないように、今流行ってる「桃尻ブーム」もいずれ終わります。 流行に乗って今一生懸命尻トレしてる人の中に、ブームが終わった後のこと、流行に合わせて身体を変えた後のことまで考えてる人はどれだけいるだろう?

流行は数年で変わります。もう海外のファッション雑誌では、次の流行ボディの話は出始めてる。 身体は洋服みたいに変えられない。遺伝子は流行みたいに合わせられな

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太ることが魅力的だった頃の広告

太ることが魅力的だった頃の広告

1930〜60年代の広告は「太って魅力的になろう」でした。時代が変われば美の定義は変わります。あなたが必死で追いかけてる今日の『理想』だって、やっとの思いで手に入れる頃には、また別の理想が生まれます。

そんな変わりゆく美の基準に振り回された先で、一体何になれるんだろう?

当時の広告を見てみると、現代のダイエット業界で使われるマーケティング用語とかも出てきて、「気づかされるものがあるなぁ」と思っ

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【まとめ】「痩せたその後の未来」まで考えてダイエットをしてるか?

私はよく「痩せたその後の未来まで考えてダイエットをしてるか?」という話をするようにしています。

「夏までに痩せる」「2ヶ月で○kg減」「即痩せ」という言葉が飛び交うこの業界。こうした言葉に飛びつく人は多く、それを狙った商品も多い。「即効性=いい方法」と勘違いさせる雰囲気があります。

実際、すぐ痩せることしか考えていなくて、「その後どうすんの?」の部分はぼんやりとしか考えていない人がほとんんどで

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結果が出ない人は努力の方向転換をしよう

結果が出ない人は努力の方向転換をしよう

情報だらけの世の中で「健康情報が溢れてて何が正解か分かんない!」「頑張ってるのに結果が出ない!」と混乱している人に紹介したい方法があります。

それが『ホリスティック・アプローチ』です。

今回の記事は、一点集中型の努力で失敗した経験のある私から、一歩下がってフィットネスを考える提案です。

◆ホリスティックとはカタカナで書かれると分かりにくいですが、ホリスティックとは健康を『総合的に』『全体を1

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『努力が空回りするタイプ』がするべき発想の転換

『努力が空回りするタイプ』がするべき発想の転換

「頑張ってるのに結果が出ない」
「他の人と同じくらい頑張っても自分は結果に繋がらない」

そんな悩みを抱えたことがある人は、なんだか他の人が羨ましくなったり、自分には才能がないんだと悲しくなったり、生まれた時から出来が違うんだと運命を責めたりしたくなりますよね。

今回は、ダイエットに限らず、勉強、スポーツ、仕事においても役立つ考え方、努力が空回りする人は「努力のタイプを変えたらいい」という話です

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あまり知られていない「30日チャレンジ」の裏事情

あまり知られていない「30日チャレンジ」の裏事情

「30日集中してやって結果を出そう!」
「スタートダッシュを切ろう!」
という目的できっかけ作りをするのが30日チャレンジ。

フィットネス指導者やジムが好んで使い、特に新年と夏前に広告などで頻出します。

似たようなもので、2ヶ月コミットという言い回しがあったり、海外でも8-week challengeみたいなものが普及しています。

一見、きっかけ作りにはピッタリのこの方法。実は、マーケティン

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