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『努力が空回りするタイプ』がするべき発想の転換

「頑張ってるのに結果が出ない」
「他の人と同じくらい頑張っても自分は結果に繋がらない」

そんな悩みを抱えたことがある人は、なんだか他の人が羨ましくなったり、自分には才能がないんだと悲しくなったり、生まれた時から出来が違うんだと運命を責めたりしたくなりますよね。

今回は、ダイエットに限らず、勉強、スポーツ、仕事においても役立つ考え方、努力が空回りする人は「努力のタイプを変えたらいい」という話です。

◆努力には2種類ある

努力は「何か目的を達成するために時間やお金をかけてやること」ですが、そのタイプは大きく2種類に分けることができます。

川の流れに例えた
アップストリーム vs ダウンストリーム

アップストリームな努力とは、川の流れに逆らって泳ぐ魚のような努力の方法です。AからBの地点に進むのに、平らな水の中を泳ぐのとは比較にならないほどの労力を必要とします。

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ダウンストリームな努力とは、その反対で、川の流れに沿って漕ぐボートのような努力の方法です。漕がなくても進んじゃうような労力で、景色を楽しむ余裕まで持ちながらAからB地点に移動します。

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ここまで読むだけでも勘付いているかもしれませんが「あぁ〜、分かる〜」とうなずいているあなたは、アップストリームな努力を重ねてジタバタしているタイプです。

そう
\\\あなたは産卵期の鮭なのです///

あなたが羨ましがっている、清々しい顔して前に進んでいるあの人は、積極的にダウンストリームな努力を選んでいるだけなのかもしれません。


◆どちらも努力であることには変わりない

アップストリームはキツいかもしれないけど、いつか目的地には到達できます。でも、圧倒的にダウンストリームを選んだほうがいいですよね。

残念ながら、日本には、ダウンストリームな努力で成功した人にはジェラシーを全開にし、アップストリームな努力で成功した人を称える風潮が強く残っています。

甲子園とか部活はその典型で、練習時間も少なくて上達する効率の良いタイプは「チームの雰囲気が悪くなる」とかなんとか言われて煙たがられるじゃないですか。

仕事でもそう。定時内で仕事を終わらせられる人よりも、残業しなきゃ仕事が終わらない人の方が「おう、いつも頑張ってるな!」みたいなこと言われる。

この風潮、誰も得しないのです。
でもなぜだかこれが主流なのです。

誤解しないでいただきたいのですが、ニュージーランドにもそういうタイプの人たちはいます。どこの国にもいます。でもこの風潮は日本で圧倒的に強い。ダイエットでも「努力の量を増やせばどうにかなる!」と努力が美談になると信じて燃え尽きていく人が後を絶ちません。

アップストリームでもね、努力は努力なのです。でもね、ダウンストリームで到達できた方が幸福度は高い。これは紛れもない事実。

特に、あなたが心の中で「なんかおかしいぞ?」「この努力を続けていると心が窮屈になるぞ?」と思ってるのだったら、川の流れを考えてみましょう。流れに沿ってるか、逆らってるか。いったん止まってチェックした方がいい。


◆私も無駄な努力が多い人だった

私もね、もともと努力オタクだったんです。勉強もスポーツもある程度できたし、努力すれば結果になる”成功体験”を重ねた学生時代だった。

人が見てないところで努力してさ、結果が出て「あー、頑張ってよかった」って思うのが当たり前だったんです。

でも、ダイエットではそれが通用しなかった。

頑張れば頑張るほどストレスが増えていき、我慢に限界が来てヤケ食いしちゃったり、守れないルールばかり立てて、親に黙って回数払いでエステに通って、お金も時間もかけたのにいっこうに好きになれない身体。

鏡の前で自分の姿を見てはガッカリ。
運動を始めても続けられない自分にガッカリ。

そこで目が覚めたんです。「今日の幸せも作れない私に、未来の幸せなんて作れないな」と思った。「未来の幸せの前に今日の私を幸せにしよう」と思った。それで、歯を食いしばらないとのぼれない川をのぼるのをやめて、今日の私が心も身体もキラキラする方法を探すようになったんです。

過去の私みたいに努力オタクになってる人!

あなたは努力ができる人です。あなたのアップストリームな努力がダウンストリームな努力に変わるだけで、どれだけ結果が変わるでしょうか。どれだけプロセスが楽しくなるでしょうか。

一生懸命ボートを漕ぐ手をいったん止めて、川の流れの向きを確認したり、他の人がどんなダウンストリーム努力を実施しているか観察してみてはいかがでしょう?


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