みっきー先生@喜舎場光紀

『定時退勤がちサロン』運営|note『定時退勤の教科書』|『学び合い』|陰山メソッド|…

みっきー先生@喜舎場光紀

『定時退勤がちサロン』運営|note『定時退勤の教科書』|『学び合い』|陰山メソッド|EDUBASE CREW|ChatGPTで業務改善|Google認定教育者|voicy『定時退勤がちラジオ』|noteでは働き方改革を中心に教育に関する考察を綴っております|

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定時退勤の教科書

はじめに ~なぜ定時退勤をめざすのか~ 教員という仕事はブラックだと言われます。そう言われる原因の一つが「業務が多くて定時退勤できないのに、残業代も出ない」とい…

部活動顧問の断り方 3選

はじめに教員の働き方改革を考えるとき、まず筆頭に挙げられるのが「部活動問題」です。これは、顧問となった教師が放課後や週末に部活指導をしなければならない状況で、休…

先生が積極的にリーダーシップを手放した方がいい理由

リーダーという言葉を聞いて、どのようなイメージをもつでしょうか。 昔から言われているのが「チームを率先してリードする存在」「指示・命令する人」ということです。そ…

音読のデータ提出で働き方改革

はじめに先生方は、音読の宿題を出されますか? その是非は置いておくとして、ほとんどの教室では音読の宿題を出していると思います。しかし、その宿題のチェックは内容の…

Canvaで図書館の『分類ポップ』をつくろう!

はじめに学習の成果物をつくるとき、どうしても「紙」「ペン」「資料」などを用意する手間が出てきてしまいます。また、その成果物もただ「掲示しただけで、いつの間にか忘…

定時退勤が加速する! 超おすすめ本 3選

定時退勤は、惰性で仕事をこなしても実現しません。大切なのは、スキルや知識を学んでいくことです。つまりインプット。ぼくのインプット手段は主に2つで「SNS」と「読書…

武器としての改善思考

このタイトルは、瀧本哲史著『武器としての決断思考』をパクったものですw本書はディベートの方法論を通して「自分で答えを出すための思考法」をまとめたものです。一般教…

生成AIでクラスのテーマ曲をつくろう!

はじめに以前、学級目標のつくり方について、別noteで紹介させていただきました。子どもたちの声をきちんと拾いながら、短時間の準備で作るための方法として書かせていただ…

負担軽減&ICTスキル向上のため「情報委員会の設置」の提案

はじめにぼくは、この記事を書いている2024年度で、4年連続「情報担当」の公務分掌を任せてもらっています。個人的にはICTについて興味があることもあり、こうした仕事を…

フライヤーづくりで、休憩時間を意識しよう

労働者は、法律により「休憩時間」が勤務時間内のどこかに設けられています。もちろん、学校職員の休憩時間についても同様で、以下の労働基準法が適用されています。 この…

学校の登校時間について

はじめに先生方の学校では、児童生徒の登校時間は何時ごろでしょうか? ぼくの経験上、おおよそ7:45ごろに開校し、8:15分を過ぎたら遅刻となっています。全国的に…

ICTフルスイング!みんなで創る「学級目標」

はじめに先生方は、学級目標を決めていますか? 恥ずかしながら、ぼくは今まで学級目標を決めるとき、そのほとんどが教師主導で決めていました。「みつき先生は、こんなク…

爆速ムービー作成! ~超短時間で学校を盛り上げよう~

はじめに学校行事をより思い出に残すために、ムービーを作成した経験のある先生はいますでしょうか。ぼくは常々やりたいと思っていました。動画を見返すことで、そのときの…

生成AIの使い方 ~ぼくなら校務でこう使うね~

はじめに2024年に坂本良晶先生が『ChatGPTの教科書』という本を出されました。ぼくも読みましたが、ChatGPTを知らない先生でもすぐに活用できるような内容ばかりだったので…

「指導要録の作成」をラクにする3つ提案について

はじめに年度末、各学校では「指導要録の作成・印刷・押印」という仕事が待ち構えています。校長先生のゴム印を押し、印鑑を押し、紙で印刷してチェックし、最終的に金庫に…

2種類の「捨てる」で働き方改革

はじめに学校現場は「捨てる」ことが極端に苦手だと感じています。それは、どんな活動に対しても教育的意義を見いだすことができ、かつ先生方がとてもいい人ばかりだからで…

定時退勤の教科書

定時退勤の教科書

はじめに ~なぜ定時退勤をめざすのか~

教員という仕事はブラックだと言われます。そう言われる原因の一つが「業務が多くて定時退勤できないのに、残業代も出ない」という現状です。それを指して『定額働かせ放題』と揶揄されることもあります。
しかし、ぼくは学校現場に10年以上いて感じているのは、この仕事の素晴らしさややりがいです。ネガティブキャンペーンが蔓延している中でも、現場の先生方は子どもたちのために

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部活動顧問の断り方 3選

部活動顧問の断り方 3選

はじめに教員の働き方改革を考えるとき、まず筆頭に挙げられるのが「部活動問題」です。これは、顧問となった教師が放課後や週末に部活指導をしなければならない状況で、休むことができないといった問題です。部活動顧問は、年度初めに管理職等から各教員に打診がいくようですが、これを断ることはできると思いますか?
ぼくは「断ることができる」と考えています。なぜか。その根拠をもとに、本記事では部活指導について深掘りし

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先生が積極的にリーダーシップを手放した方がいい理由

先生が積極的にリーダーシップを手放した方がいい理由

リーダーという言葉を聞いて、どのようなイメージをもつでしょうか。
昔から言われているのが「チームを率先してリードする存在」「指示・命令する人」ということです。そして、リーダーというのはそのまま『担任』という文脈でぼくたちに置き換えることもできます。先生方のイメージでも、担任の先生は「子どもたちをリードする存在」「子どもたちに指示・命令する人」となっているのではないでしょうか。
こうした先生の在り方

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音読のデータ提出で働き方改革

音読のデータ提出で働き方改革

はじめに先生方は、音読の宿題を出されますか?
その是非は置いておくとして、ほとんどの教室では音読の宿題を出していると思います。しかし、その宿題のチェックは内容のチェックというよりは「保護者のサインの有無」に終始しているように見えます。しかし、それは本質ではありません。なぜなら、それは宿題そのものをチェックしていませんし、きちんとやった子が保護者のサインをもらえていなかったり、逆にきちんとやってない

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Canvaで図書館の『分類ポップ』をつくろう!

Canvaで図書館の『分類ポップ』をつくろう!

はじめに学習の成果物をつくるとき、どうしても「紙」「ペン」「資料」などを用意する手間が出てきてしまいます。また、その成果物もただ「掲示しただけで、いつの間にか忘れ去られてる…」という状況も多々あるように感じます。そんなときに便利なのが『Canva(キャンバ)』というアプリです。
Canvaはもともとデザインツールのため、豊富なテンプレートを使えるというのが魅力的です。また、同じスライドをクラウド上

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定時退勤が加速する! 超おすすめ本 3選

定時退勤が加速する! 超おすすめ本 3選

定時退勤は、惰性で仕事をこなしても実現しません。大切なのは、スキルや知識を学んでいくことです。つまりインプット。ぼくのインプット手段は主に2つで「SNS」と「読書」です。今日は、読書について。
ぼくは教員の中ではけっこう本を読む方だと思うのですが、最近本棚をひっくり返して「これはオススメしときたいな」と思い読み返した本が3冊あったので、今日はそれを紹介します。未読の方は、ぜひ1冊でもいいので手に取

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武器としての改善思考

武器としての改善思考

このタイトルは、瀧本哲史著『武器としての決断思考』をパクったものですw本書はディベートの方法論を通して「自分で答えを出すための思考法」をまとめたものです。一般教養としてこの思考法を身につけることは人生を変え得るというくらい重要なものなので、ぜひ一読していただきたいのですが、今回はその中のエッセンスの一部を「働き方改革」の文脈に置き換えて考えてみたいと思います。

特にここで触れておきたい点は「どん

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生成AIでクラスのテーマ曲をつくろう!

生成AIでクラスのテーマ曲をつくろう!

はじめに以前、学級目標のつくり方について、別noteで紹介させていただきました。子どもたちの声をきちんと拾いながら、短時間の準備で作るための方法として書かせていただいたものです。

子どもたちに自治感覚を養わせるためにも、やはり「クラスの〇〇」をつくるという活動は非常にいいと感じています。
そこでぼくのクラスでは、今年度「学級のテーマ曲」というのをつくる活動をしました。とても面白い活動だったので、

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負担軽減&ICTスキル向上のため「情報委員会の設置」の提案

負担軽減&ICTスキル向上のため「情報委員会の設置」の提案

はじめにぼくは、この記事を書いている2024年度で、4年連続「情報担当」の公務分掌を任せてもらっています。個人的にはICTについて興味があることもあり、こうした仕事を任せてもらえるのは嬉しい限りです。しかし、やはり学校にあるタブレット端末の管理はとても大変です。今の勤務校で言えば、約500台のタブレット端末をぼく1人ですべて管理し、不具合に対応し、授業のサポート等まで行わなければいけない状態です。

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フライヤーづくりで、休憩時間を意識しよう

フライヤーづくりで、休憩時間を意識しよう

労働者は、法律により「休憩時間」が勤務時間内のどこかに設けられています。もちろん、学校職員の休憩時間についても同様で、以下の労働基準法が適用されています。

この法律に従って、各学校は少なくとも45分の休憩時間を確保しているはずです。しかし、先生方は、ご自身の勤務校の休憩時間をぱっと言えるでしょうか?おそらく、言えない方がほとんどだと思います。なぜなら、休憩時間も仕事をずーーっとしているから。

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学校の登校時間について

学校の登校時間について

はじめに先生方の学校では、児童生徒の登校時間は何時ごろでしょうか?
ぼくの経験上、おおよそ7:45ごろに開校し、8:15分を過ぎたら遅刻となっています。全国的にも、そのような時程で動いている学校がほとんどではないでしょうか?
しかし、このような現状は以下の2つの点で問題があります。

1.職員の勤務時間外の登校が常態化している
2.児童生徒の対応のため、職員の前残業が常態化している可能性がある

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ICTフルスイング!みんなで創る「学級目標」

ICTフルスイング!みんなで創る「学級目標」

はじめに先生方は、学級目標を決めていますか?
恥ずかしながら、ぼくは今まで学級目標を決めるとき、そのほとんどが教師主導で決めていました。「みつき先生は、こんなクラスにしたいと思っています。そこで、こんな目標を立ててみました。どうですか?みんなで一緒に、こんなクラスを目指して1年間がんばろうね」という感じです。

もちろん、教師自身が年間の目標を持つことはいいことです。しかし、それを押し付けてしまっ

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爆速ムービー作成! ~超短時間で学校を盛り上げよう~

爆速ムービー作成! ~超短時間で学校を盛り上げよう~

はじめに学校行事をより思い出に残すために、ムービーを作成した経験のある先生はいますでしょうか。ぼくは常々やりたいと思っていました。動画を見返すことで、そのときの楽しかったことや感動を思い出すことができるからです。
しかし、行事当日の写真や動画を編集してまとめるというのは、かなり大変な作業です。もしこれらの作業をするとなったら、勤務時間内では終わらないと思っていたので、ぼくは仕事の取捨選択をして「や

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生成AIの使い方 ~ぼくなら校務でこう使うね~

生成AIの使い方 ~ぼくなら校務でこう使うね~

はじめに2024年に坂本良晶先生が『ChatGPTの教科書』という本を出されました。ぼくも読みましたが、ChatGPTを知らない先生でもすぐに活用できるような内容ばかりだったので、とてもおすすめです。
2023年頃から、ChatGPTを始めとした生成AIの衝撃はあらゆる分野・業種に渡り一気に広がりを見せました。特に働き方改革の文脈で言えば、ぼくらがこれまで多大な労力をかけてきた仕事を一瞬で終わらせ

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「指導要録の作成」をラクにする3つ提案について

「指導要録の作成」をラクにする3つ提案について

はじめに年度末、各学校では「指導要録の作成・印刷・押印」という仕事が待ち構えています。校長先生のゴム印を押し、印鑑を押し、紙で印刷してチェックし、最終的に金庫に眠るというアレです。

では、先生方に質問です。
指導要録を引き継ぎ資料として年度初めや年度途中、もしくは評価の参考にしようなどといった理由で、いちいちカギを借りて金庫から取り出して見るでしょうか?おそらく、ほとんどの先生は「NO」だと思い

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2種類の「捨てる」で働き方改革

2種類の「捨てる」で働き方改革

はじめに学校現場は「捨てる」ことが極端に苦手だと感じています。それは、どんな活動に対しても教育的意義を見いだすことができ、かつ先生方がとてもいい人ばかりだからでしょう。
しかし、そうした現状での働き方は、決して持続可能とは言えません。ぼくらはどこかで「捨てる」という選択をしなけばならないのです。
そこで今回の記事では、2種類の「捨てる」を提案し、学校の働き方改革を推進するという提案をさせていただき

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