みっきー先生@喜舎場光紀

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みっきー先生@喜舎場光紀

『定時退勤がちサロン』運営|note『定時退勤の教科書』|『学び合い』|陰山メソッド|EDUBASE CREW|ChatGPTで業務改善|Google認定教育者|voicy『定時退勤がちラジオ』|noteでは働き方改革を中心に教育に関する考察を綴っております|

マガジン

  • 全員で帰る! 学校まるごと働き方改革資料集

    学校裁量でできることは、たくさんあります。このマガジンでは、管理職への提案資料という形で、学校まるごと働き方改革を進めるための資料を提供しています。

  • 定時で帰る! 個人の働き方改革スキル集

    子どもたちのために、そして自分自身のために、効率よく仕事をこなして定時退勤を実現していくためのスキル等を集めたマガジンです。

  • みっきー先生の頭の中

    働き方改革に限らず、ぼくが普段考えている教育思想垂れ流しのマガジンです。

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定時退勤の教科書

はじめに ~なぜ定時退勤をめざすのか~ 教員という仕事はブラックだと言われます。そう言われる原因の一つが「業務が多くて定時退勤できないのに、残業代も出ない」という現状です。それを指して『定額働かせ放題』と揶揄されることもあります。 しかし、ぼくは学校現場に10年以上いて感じているのは、この仕事の素晴らしさややりがいです。ネガティブキャンペーンが蔓延している中でも、現場の先生方は子どもたちのために、この素晴らしい仕事を一生懸命こなしています。 しかしながら、定額働かせ放題とい

    • 負担軽減&ICTスキル向上のため「情報委員会の設置」の提案

      はじめにぼくは、この記事を書いている2024年度で、4年連続「情報担当」の公務分掌を任せてもらっています。個人的にはICTについて興味があることもあり、こうした仕事を任せてもらえるのは嬉しい限りです。しかし、やはり学校にあるタブレット端末の管理はとても大変です。今の勤務校で言えば、約500台のタブレット端末をぼく1人ですべて管理し、不具合に対応し、授業のサポート等まで行わなければいけない状態です。正直言って、無理ゲーです。とても持続可能な働き方とは言えないでしょう。 そこで本

      • フライヤーづくりで、休憩時間を意識しよう

        労働者は、法律により「休憩時間」が勤務時間内のどこかに設けられています。もちろん、学校職員の休憩時間についても同様で、以下の労働基準法が適用されています。 この法律に従って、各学校は少なくとも45分の休憩時間を確保しているはずです。しかし、先生方は、ご自身の勤務校の休憩時間をぱっと言えるでしょうか?おそらく、言えない方がほとんどだと思います。なぜなら、休憩時間も仕事をずーーっとしているから。 もちろん、休憩時間は「自由に利用できる」ので、ご自身の判断で仕事をしてもかまいませ

        • 学校の登校時間について

          はじめに先生方の学校では、児童生徒の登校時間は何時ごろでしょうか? ぼくの経験上、おおよそ7:45ごろに開校し、8:15分を過ぎたら遅刻となっています。全国的にも、そのような時程で動いている学校がほとんどではないでしょうか? しかし、このような現状は以下の2つの点で問題があります。 1.職員の勤務時間外の登校が常態化している 2.児童生徒の対応のため、職員の前残業が常態化している可能性がある そのため、上記のような時程の学校であれば、児童生徒の登校時間をさらに後にズラし8

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        • 全員で帰る! 学校まるごと働き方改革資料集
          10本
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        記事

          ICTフルスイング!みんなで創る「学級目標」

          はじめに先生方は、学級目標を決めていますか? 恥ずかしながら、ぼくは今まで学級目標を決めるとき、そのほとんどが教師主導で決めていました。「みつき先生は、こんなクラスにしたいと思っています。そこで、こんな目標を立ててみました。どうですか?みんなで一緒に、こんなクラスを目指して1年間がんばろうね」という感じです。 もちろん、教師自身が年間の目標を持つことはいいことです。しかし、それを押し付けてしまっては、子どもたちの主体性をクラスに反映させることはできませんし、子どもたちも「押

          ICTフルスイング!みんなで創る「学級目標」

          爆速ムービー作成! ~超短時間で学校を盛り上げよう~

          はじめに学校行事をより思い出に残すために、ムービーを作成した経験のある先生はいますでしょうか。ぼくは常々やりたいと思っていました。動画を見返すことで、そのときの楽しかったことや感動を思い出すことができるからです。 しかし、行事当日の写真や動画を編集してまとめるというのは、かなり大変な作業です。もしこれらの作業をするとなったら、勤務時間内では終わらないと思っていたので、ぼくは仕事の取捨選択をして「やらない」という判断をしていました。 しかし、最近ある画期的な方法を見つけ、初めて

          爆速ムービー作成! ~超短時間で学校を盛り上げよう~

          生成AIの使い方 ~ぼくなら校務でこう使うね~

          はじめに2024年に坂本良晶先生が『ChatGPTの教科書』という本を出されました。ぼくも読みましたが、ChatGPTを知らない先生でもすぐに活用できるような内容ばかりだったので、とてもおすすめです。 2023年頃から、ChatGPTを始めとした生成AIの衝撃はあらゆる分野・業種に渡り一気に広がりを見せました。特に働き方改革の文脈で言えば、ぼくらがこれまで多大な労力をかけてきた仕事を一瞬で終わらせるほどの可能性を秘めたものです。 ただし、CahtGPTは登録の手間があり、かつ

          生成AIの使い方 ~ぼくなら校務でこう使うね~

          「指導要録の作成」をラクにする3つ提案について

          はじめに年度末、各学校では「指導要録の作成・印刷・押印」という仕事が待ち構えています。校長先生のゴム印を押し、印鑑を押し、紙で印刷してチェックし、最終的に金庫に眠るというアレです。 では、先生方に質問です。 指導要録を引き継ぎ資料として年度初めや年度途中、もしくは評価の参考にしようなどといった理由で、いちいちカギを借りて金庫から取り出して見るでしょうか?おそらく、ほとんどの先生は「NO」だと思います。開示義務はあるものの、指導要録は基本的に金庫に眠ったままで起きるのは(見直

          「指導要録の作成」をラクにする3つ提案について

          2種類の「捨てる」で働き方改革

          はじめに学校現場は「捨てる」ことが極端に苦手だと感じています。それは、どんな活動に対しても教育的意義を見いだすことができ、かつ先生方がとてもいい人ばかりだからでしょう。 しかし、そうした現状での働き方は、決して持続可能とは言えません。ぼくらはどこかで「捨てる」という選択をしなけばならないのです。 そこで今回の記事では、2種類の「捨てる」を提案し、学校の働き方改革を推進するという提案をさせていただきたいと思います。本記事をお読みの先生方が、働き方改革を進めるためのヒントになれば

          2種類の「捨てる」で働き方改革

          授業の中で「教える」以外の時間を増やす

          はじめに先生の仕事の8割は『授業』です。勤務時間のほとんどが、この授業に充てられているといっても過言ではありません。そのため、大量にある事務作業や雑務等は、すべて放課後にやる必要があります。 教員の業務量を考えたら、これを勤務時間内にやるのは無理ゲーです。そのため、今までは残業してカバーするしかない、という先生も多かったのではないでしょうか。しかし、教員は法律上は基本的に残業を認められてはいません。そのため、もし定時退勤していたら(本来はいいはずなのに)いつまで経っても業務が

          授業の中で「教える」以外の時間を増やす

          霹靂一閃ライトニング採点 ~放課後の丸付けを駆逐する~

          はじめに先生方は、放課後にテストの丸付けをしていますか? ぼくは初任者の頃、夜中にウトウトしながらテストの丸付けをし、よくよだれを垂らしてしまったのを覚えています。ただ、今思えばそれは持続可能な働き方ではなかったと反省しています。翻って、現在のぼくは単元テストはすべて授業時間内に丸付けから返却までを一気にやることができており、その方法を『霹靂一閃ライトニング採点』と名付けました。 今回の記事では、そうしたテスト実施における工夫について紹介します。ぜひ、参考になさってください。

          霹靂一閃ライトニング採点 ~放課後の丸付けを駆逐する~

          所見の書き方 大全

          はじめに学校の先生は、どの学校でもほぼ必ず「通知表の所見」を書くと思います。通知表は法的な文書ではないので出さなくても問題はないのですが、それでも子どもたちのために多くの先生方が書いているという現状です。ありがとうございます。 しかし、多忙な先生方が30人の所見を年2回~3回書くというのは、とても大変なことです。そのため、学期末や年度末という成績処理の時期には遅くまで残業をする先生というのも珍しくありません。 そこで、今回の記事ではぼくが実践する「所見の書き方」についてまとめ

          働き方改革の進め方3ステップ

          はじめに人間は感情の生き物です。そのため、同じ想いで動くということは非常に難しい。これは、相手を理解する上でとても重要なものだと思います。 学校という組織全体でなにかを変える、というのはこの感情が非常に大きなハードルになります。今日は、それを乗り越えるためのぼくなりの方法をシェアしたいと思います。 働き方改革の3ステップ学校という組織単位で働き方改革を進める時、特にぼくが意識している3ステップがあります。今回の記事では、その3ステップを深掘りしてお伝えします。学校内の働き方

          働き方改革の進め方3ステップ

          職員の休憩時間を確保する!

          はじめに先生方の学校では、職員の休憩時間はどのように設定されているでしょうか?ぼくの経験上、多くの学校では「昼休憩20分」「放課後25分」のように、分割して休憩時間を設定していました。 しかし、この「昼休憩20分」が実際には休憩時間になっていないのではないかと思い、勤務校においても実際に大きく舵取りをしていった経緯があります。今回は、そのことについて記事を書いていきます。これをお読みの先生方で、もしご自身の勤務校でも同じような状況だった場合は、ぜひ校内の働き方改革を進める上で

          職員の休憩時間を確保する!

          『デジタル職員会議』のすすめ

          はじめにぼくの勤務校では、令和5年度から『デジタル職員会議』というものをスタートしました。ペーパーレス化を進めると同時に、資料の共有方法としてもとてもおすすめなので、今回はそのことについて記事を書きます。 本校ではペーパーレス化が進み、年度当初からiPadで校内サーバーへ接続し、PDF資料を全員で見ながら会議を進めることができていました。しかし、それでもまだいくつかの課題があり、その解消のために新たな取り組みとして『デジタル職員会議』をスタートしました。そこで、まずは本校の

          『デジタル職員会議』のすすめ

          定時退勤のためのSNS活用術

          ぼくはX(Twitter)をメインに文字ベースの発信をしているのですが、その流れで定時退勤=働き方改革につながっていると感じることがめちゃくちゃあります。 なので、ぼくの教員人生においてSNSは無くてはならないものなので、今回はそのSNSの活用術について、偉そうに語ってみますw ポイントは3つです。 1.継続する とにかく継続が大事です。ぼくはありがたいことに、SNSの総フォロワー数が1万名を超えているのですが、それは別にぼくの発信がすごいからではなく、ただ単に「毎日発信し

          定時退勤のためのSNS活用術