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#エッセイ
ふたりのキャバ嬢とおじさんの弾丸ディズニーランド
10年ほど前、
私は、指名の取れないキャバ嬢だった。
クリスマス間近のある日、お店の人気キャバ嬢と、そのお客さんの3人で、なぜか「東京ディズニーランド」へ行くことになった。
あの日、私はひとつだけ、後悔していることがある。今日はクリスマスだから、その話を書こうと思う。
キャバクラは、いろんなタイプがある。
キラキラした高級なところ、ガールズバーに近いカジュアルなところ。私が一時期働いていた
セックスで恋人の夢をみる
鎖骨がひんやりと冷たい。
24℃に設定したエアコンで、布団からはみ出た肌が痛んだ。すやすやと聞こえてくる寝息を恨めしく思っていると、23時を3分過ぎたばかりの街から話し声が聞こえてきて、まだ誰かの今日が続いていることに安堵する。だんだん電車が近づいてくるのを片耳に、大きな音で起こして欲しいと願ったけれど、何事もなく通り過ぎてしまった。
8畳の寝室に置いてきぼりにされた私は、じんじんと熱い瞼を閉
生活をサボるな。とインド人に叱られた私が、世界一周を経て出した答え
「2019年を飾るnote20選」の1つに選んでいただいた、こちらの記事を書いてからもう少しで一年が経つ。
ワーカホリック。
炊事・洗濯・家事、面倒なことは全て外注したらいいと思っていた。
そんな私が、インド人のおじさんに「生活をサボるな」と叱られて「人生は仕事だけじゃない。生活にも目を向けて、ちゃんと自分の時間を生きたい」と思った。という話。
あのnoteを書いたのはちょうど去年の八月だ
東京で、生きてきた。
交差点。車たちが止まり、一呼吸置いて、人々が縦横無尽に歩き出す。これまで一度も見たことのなかった顔たちが、目の前を交差していく。話に夢中な人、考え事をしている人、カメラを構えて歩く人。他人になんて見向きもせず、皆、それぞれの自分だけの物語を歩いている。
コートの匂い。タバコの残り香。嗅ぎなれないスパイスの香り。甘い香水と汗の匂い。ボソボソ話す声、甲高い笑い声、妙に伸びる語尾。赤のタートルネック、