記事一覧
#34 再発から五ヶ月目、覚悟と決意、愛する皆様への手紙のように
4月初め、腸炎の診断がついたころ、夜中に下血を繰り返してしまって、軽いショックを起こして、当直の先生に大変お世話になった。緊急の止血術も必要になるかもしれないということで、CTを撮って、緊急輸血。画像診断の結果、幸い、出血は止まったので、輸血だけして朝を迎えられた。
翌々日、これから先の治療は、腫瘍内科が主科(メインの診療科)となって、治療してくださることになったと告げられた。体力の回復を待って、
#32 敵を知り、己を知れば、百戦して殆(あや)うからず。ほんとうの幸せを支えるモノを知る
そのうち治ります、もう少しの辛抱です、と言われていた腸炎は、サイトメガロウイルス腸炎と言われるものだった。
腸炎が始まったのが2月の20日くらい。酷くなって、下血を伴うようになったのは3月初旬。CRP(炎症マーカー)は、39という、ちょっと見たことない、という高値だった。
ココからは、鍋底、どん底景気で皆様にご心配をおかけした理由の一端をご説明申し上げます。
主科(メインの診療科)の産婦人科のド
#28 CCRTシスプラチンvol.4に向かう朝。遺伝子パネルと学びには限りあるべからず、というココロの灯火について
二泊三日予定の入院が、今日で、25泊26日となった。
中20日登板のタキソールとカルボプラチンの抗がん剤では、序盤こそ癌を縮小させたものの、薬物の効果が漸減する終盤においては、腫瘍の成長スピードに追いつかず、巨大化を止められずにいた。この、ワタシの、しぶとい、逞しいがん(いったい、誰に似たんだ??)とは戦えない、、という判断があって、放射線治療とシスプラチンを併用するCCRTを直ぐに開始する方針
#23 CCRT【放射線治療+シスプラチンvol.2】でくぐった花輪と受け取った色彩のブーケ:Shared Decison Makingについて
告白すると、プランBを始めてからの4、5日が、一番辛い時だっかもしれない。「運命が変わる大事な節目」、として、純粋に信じている節分を経てもなお、夜間早朝に襲う痛みと高熱(日中はいろんなお薬が入っていて、あまり感じないだけだったようだ)が続いて、以前として血液検査の数値も悪い。CRPは22.5〜19.6の値をウロウロし、WBCも横ばい。(おっと、ここでのWBCは白血球のこと。どこまでも盛り上がって良
もっとみる#21 「症例報告:再発子宮頚癌TC療法施行中の腫瘤増大に対するCCRT介入後PD-L1阻害薬著効例(仮)」とゴレンジャー
昨年、6月末の広汎子宮全摘術は、産婦人科主任教授と腫瘍専門医のナガシマ先生(いまの主治医。事情あり、コチラのお名前だけ明かさせて欲しい)と同じくスペシャリストの専門医のS先生という、教授曰くの、ベストチームで当たってくださった。
子宮と卵巣、卵管をとり、リンパ郭清を行う、産婦人科の中では一番大きな手術のうちのひとつ。ワタシの子宮は重度の内膜症もあって、予定時間を大幅に超過しつつ(8.5時間!)無事
#20 人生イチの激痛?! 尿管ステントカテーテル留置術 【3度目の正直・完結編+ちょっと母】
車椅子で、2階にあるX線治療室へ送って頂く。
13:58pm
この午前中、耳鼻科の往診(病室での診察)があった。
実は、数日前から、右耳に異変を感じていたのだ。
ダイビングの潜水で、うまく耳抜きができない感じ。音がくぐもって聞こえる。術後、主治医から、ダイビングの再開許可は貰ってない。理由はなんだろう?
病室に来てくださったのは、これまたキリリと、とてもカッコいい先生。
30代くらいの女性のド