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アラサー、何者でもないということ
夕方16時、スタバでの作業中。
クライアントへの納品や面倒なの予算交渉が終わり、一息つく。
気がつけば左隣には新生児とその父母、右隣には若くて可愛い女子大生二人が座っている。
ふと思う。自分って何者なんだろう。何者でもないのが怖い。
守るべきものや責任はゼロで、鬱状態なのでLINEとinstagramは削除し、友人たちとのコンタクトを絶っている。組織に所属しておらず、自由ではあるものの、孤独と
30歳月収8万円で見えた世界③ 磨く
30歳で最低月収を打ち出してから、お金を使わないながらも精神を満たす工夫や心身に磨きをかける事を始めた。
まず、週4以上飲んでいたお酒を断酒した。どうしようもなく我慢できない時は、お酒の代わりにコンビニで買えるプチプラの化粧品を買って、鏡を見て気分を上げるようにした。血糖値を少し上げる高カカオのチョコレートやドーパミンを一時的に出すスマホゲームも適宜取り入れ、長年お酒に慣れた身体を慣らしていった
30歳月収8万円で見えた世界② 這い上がる
アジアからヨーロッパまで海外ノマドワーカーとして1年間駆け巡っていたが、やりたくないことを排除した結果月収一桁万になり、帰国して実家で老人ホームのように憂鬱に過ごす事になった30歳。
数年前夢にまでも見ていた、海辺でMacを広げて悠々と働くというライフスタイルは「一瞬」叶ったものの、これが流行りの「夢ノート」の落とし穴か、なんて思ったりしてあっけなく変わり果てた現状を信じられないでいた。
生死
30歳月収8万円で見えた世界① 堕ちる
お昼過ぎにのこのこ起き上がっては、精神の調子がよければカフェに向かいとりあえずMacを開く。街ゆくサラリーマンの表情、隣に座った人のパソコンの打ち込み速度を目の当たりにすると、時間の流れが明らかに違うんだな、と呆然とする。
ああ、今日はやってもやらなくてもいい仕事が一件。それだけ。
隣の人も向かいの人も、重要な連絡をメールで送ろうとして凄い勢いでタイピングしてるのだろう。その一方で私は心の整理
転職を繰り返しタイに飛び立ってしまった女の末路
いつから道を逸れたのだろう。
昔から、自分で言うのもなんだが「いい子」だった。
反抗期も来ることなく、親の言うことに従い、中高・大学・就職と誇りに思ってもらえる道を選んできた。ありがたいことに高校と大学でカナダやアメリカに留学し、将来は英語を生かしながら活躍するのが夢だった。
しかし壊れたのは、就職してすぐ。
一回壊れた心は脆く、儚くなってしまうと誰かが言っていたが、本当にそうだ。
新卒で入