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ロンドン芸術大学に合格しました

丸の内・丸善の1階の書物棚を見て驚いた。
一番人通りの多いところが、資格関連の本で埋め尽くされていたのだ。
ビジネス街だから、自己成長を求める意識の高い、日本の将来を担う人々がここに集うのだろう。
と同時に、「この資格を得れば、仕事が得られる」という業種が多いことに改めて驚いた。いかに自分が将来の見通しのつかない世界に足を踏み込んでおり、暗中模索状態であるかが浮き彫りになった気がした。

31歳の誕生日だった。

その後も、自分のことや未来を考えては、眠れない日々が続いた。

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そんな、いつものように眠れない日の朝3時頃、1通のメールが届いた。
「We’re delighted to offer you a place at University of the Arts London (UAL)」と件名にあった。

そもそもUALしか受験してなかったので、当然だという気持ちもあれば、やっと現実がついてきた、という気持ちもあり、複雑だった。とにかくそれまで半年間の宙に浮いた受験生期間が終了したということが何よりも嬉しかった。

まだ結果待ちのコースもあるので、どの学部かは決定ではないが、UALしか受けてないものだから、UALの大学院に行くことは自動的に決定した。

正直、ギリギリまで精神の不安定さにより受験に踏み切れず、今年の2月になって準備を始め、4月にポートフォリオを提出した。

留学エージェントも使わず、予備校も通わず、自力でPersonal Statementは書き、ChatGPTでブラッシュアップしたものをそのまま提出した。
ポートフォリオは、2週間に一回、イギリス人アーティストのメンターから指導してもらった。

とにかく以前までの記事にある通り、ここ1年は、海外ノマドワーカーをしたり、月収8万円になったり、目まぐるしく状況が変わっていたので、1つの布石が打てることは正直嬉しいし、ほっとしている。

この後の道が厳しいのは、すでに承知しているし、もはやこれも死ぬ気で取り組む趣味だと感じている。

というか人生自体が、死ぬ気で取り組む趣味なのかな。






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