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2020_みんフォトからイラスト・写真を使ってくださった方々

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みんなのフォトギャラリーから、イラスト・写真を選び使って下さった方々の記事を集めました。みなさんの素敵な記事は全て目を通させて頂いてます。それぞれの考えや経験、思いに考えさせられ…
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#小説

年末なので今年を振り返る

年末なので今年を振り返る

年末なので今年を振り返ってみましょうか。
こちら、Twitterにのせた私の1年です。

1月 「春、となり」完結
2月 「ケンブリッジをふたたび離れ」完結、シナリオの学校へ
3月 ルーマニア日記をkindle出版
4月 「雨が降ったら仕事をやすんで」kindle出版、BL紅茶アンソロジーに執筆が決まる
5月 新井一賞にシナリオを投稿、「カカオ90パーセント」kindle出版
6月 紅茶教室に通い

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わが家のサンタの終わり方

わが家のサンタの終わり方

何でもかんでも遺伝のせいにするのはちょっと違うと思うけれど、でもドジだけは、おっちょこちょいなところだけは、母からの遺伝のせいにさせて欲しい。

私はこれまで、幾度となくドジを繰り返してきた。そのおかげか、小さなものであれば、1秒くらいで脳を切り替えることができるようになった。

例えば、何かをこぼす。
うわ……やっちまった。……よし、拭こう。

以前はその都度ガックリと気を落としていたけれど、い

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靴下をめぐる冒険

靴下をめぐる冒険

靴下はなぜいつも片方だけ行方不明になるのか。
いっそのこと、一緒になくなってくれれば諦めもつくのに。
あの紺のハイソックスの右側よ、君は左の靴下を見捨てて旅に出るような薄情なヤツだったのかね。

※以下、靴下がゲシュタルト崩壊を起こしそうなので右側の靴下を右美、左側の靴下を左美と呼称する。

いや、右美が相棒を捨てた悪者だと決めつけるのは早計に過ぎる。
左美の横暴に耐えかねた右美が、決死の覚悟で逃

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全員が思うこと

全員が思うこと

世の中の皆さんは一生懸命働いてお金を稼いでいる。

そんな皆さんも、学生の頃「楽して儲かる仕事」を考えたことがあるだろう。

でも結局そんなことはないと気付く。

表面上は楽そうに見えても、大変なことも多い。

友達がyoutuberになりたいなんて言っていた。楽だからという理由だそうだ。

僕からすれば、毎日動画を撮って、面白い動画を考えて編集してお金の保証なんてないし、地獄にしか見えない。

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娘との絆

娘との絆

娘が私のもとへとやって来たのは必然だった。

家族ぐるみで仲良くしてもらっている友人宅にて、毎年恒例のクリスマスパーティーに参加した時の事だった。

パーティーの参加者の中に、メイキャップアーティストのEさんが居た。

実は彼女には、生まれながらにして特別な力があるようだった。

霊視、透視が出来たり、上からのメッセージを受け取る事が出来るというわけである。

私は自身の恋愛について、どうなるのか

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何かを読むことには労力が要る

何かを読むことには労力が要る

当たり前の話だが、人の書いた小説を正しく読むことはなかなか難しい。

いま、自分がプロットを書くのに少しばかり難儀しているので、Evernoteに商業作品の「小説のあらすじ」「どのあたりが面白いのか」を抜き出して箇条書きにして、分析している。

ゼロからイチを立ち上げるのが難しいことがよくわかったから、自分の執筆に使える作品分析ストックデータをつくろうと試みているのだ。

そうやって、小説をバラバ

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山岡鉄次物語 父母編8-1

山岡鉄次物語 父母編8-1

《 守って1》家庭☆頼正の妹八須子は民夫の連れ子と共に出て行く事になった。

蒼生市の織物景気が悪くなった影響で頼正の製パン事業も苦戦している時の事だった。

頼正と珠恵は八須子たちの所帯が、しばらくの間やって行けるぐらいの資金を、苦しくなっていた家計から何とか工面して、八須子たちを送りだすのだ。

八須子は遠慮無しだった。珠恵の普段使っている台所用品などを、「兄さん、これ欲しい。姉さん、これもら

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