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コロナ対策緩和の中国 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 感染対策の難しさを痛感しているというお話です。

 統計学は正規分布の長い裾の広がりの存在を教えています。生物で言えばそれが多様性を生み、大きな環境変化への耐性を担保してきました。
 

 中国という国は、多民族国家でとても舵取りが難しいと理解しています。
 今の中国は私が子供の頃の日本を彷彿とさせます。その頃の日本の激しいデモンストレーションやストライキ等は、子供であった私にはとても過激な大人のお作法だと感じました。

 そして隣国である中国でも、激しいデモンストレーション等の影響で新型コロナウイルスの感染対策の緩和を余儀なくすることとなりました。

 中国の医療体制は人口拡大に追いついて居らず止む無くゼロコロナ政策を選択していたというのが私の理解でした。現状の医療体制に見合う終息レベルまではそれ以外の選択肢は無いとの。

 予想通り、感染対策の緩和の結果として深刻な感染拡大とそれに伴う混乱が生じています。

 その辺りはどちらをご覧になって下さい。

コロナ対策緩和の中国 死者”ゼロ”発表続くも死亡伝える報道

中国 感染拡大の北京 体育館に臨時の発熱外来 人手不足も深刻

 政治を託された方々にとって民意の反映とその結果責任という相反する命題へのソリューションの選択は極めて難しいですよね。特に単純に民意に問うという選択肢も無くしてしまったエリートによる舵取り体制が現実的と考えられている中国では。

 改めて隣国への理解の為には未だ勉強不足という自分を自覚した次第です。


 withコロナは日本でも苦戦しているのですから大国では尚更難しいかと。

 また、道半ばなのですが歴史を学ぶと中国の奥深さが良く理解出来ます。今の日中関係は微妙ですが、そもそも中国から歴史的には制度設計を含めた先端文化、技術等を学ばさせて頂いています。そんな隣国ですが、特に至近の200年位はとてもしんどい状況で、その状況にしてしまうことに日本も加担してしまいました。
 ですから私のサラリーマン人生では直接は担当しませんでしたが、中国に鉄鋼の生産技術を移転したり近代化へのお手伝いは間接的ですができかたと思ってもいます。

 何れにせよ地球人という発想で相互理解、相互扶助できればと。国境なきですかね。
 


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