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高齢になる前に知っておくべきリハビリ・ケアの考え方

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【本マガジンの対象】 ご高齢者のご家族、これから高齢期を迎える方、要支援・要介護の方、OTS
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#高齢者

健康寿命を伸ばす方法

健康寿命を伸ばす方法

現在の80、90代山村在住だった高齢者はその昔、家事をするにも手間がかかっていたとおっしゃいます。

風呂は川の水を汲み

お湯は薪をくべて沸かし

料理はかまど

洗濯は洗濯板

掃除はほうきやはたき

服は子が大きくなったら糸をほどき

田畑を耕し、牛や鶏の世話をして

頭や手足をたくさん動かす作業・活動の連続だったことがうかがえます。

今はすべての家事が簡略化し時間的余裕ができました。

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自己出版の著書 販売数はな、なんと!

自己出版の著書 販売数はな、なんと!

あれは2022年2月4日。

わたしは一冊の本を自己出版しました。

こちらです。

さて、問題です。

こちらの自己出版の本はこの1ヶ月で何冊売れたでしょうか?

A.7冊

B.27冊

C.47冊

今の若い方は電子書籍が当たり前に

なってるとか、なってないとか。

わたしは電子書籍は目がチカチカして読めない派です。

ちなみに本の宣伝は

わたしのTwitterとnote

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変化にこころがついていかない、その時作業療法士は?(高齢者リハビリの話)

変化にこころがついていかない、その時作業療法士は?(高齢者リハビリの話)

今回の記事は…

ayaさんの記事↓に「なるほど!」と感じて

影響を受けて書いた記事↓がこちら

また、考えるところがあり深堀りしていきます。

変化に適応することも高齢者リハビリというお話でした。

その変化とは

老化・疾患後遺症による心身の変化でした。

ひとは成長も含めて刻々と変化しており

自分自身もその変化に気づくことで

変化へ対応したり

変化した身体で生活に適応していくというも

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出版しました「要介護でも健康に暮らす方法」

出版しました「要介護でも健康に暮らす方法」

手前味噌ですが(・。・;

「要介護でも健康に暮らす方法」
(Amazonから購入できます)

という本を出しました。

こんな方に読んでいただきたいです。

〇団塊の世代の方・家族介護されている方

〇介護保険サービスに携わっている専門職の方

〇作業療法士

内容自分や家族が

要介護・要支援になったときの

介護やリハビリの考え方やノウハウ

です。

詳しくは

①高齢者は機能訓練を過度に

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【高齢者リハビリ】とにかく機能訓練すれば良いというわけではない

【高齢者リハビリ】とにかく機能訓練すれば良いというわけではない

訪問リハビリの現場では抑うつ的な方が

非常に多いのですが…

「若い頃はもっとできた。」

「こんなはずではないのに。」

老化や疾患による身体機能の喪失は

若い頃や元気だった頃の自分と

比較して落胆しやすいといえます。

緩やかな老化の中であれば時間をかけて

身体と気持ちの折り合いをつけられますが

疾患による突然の機能低下には

なかなか気持ちが追いつけない。

ではそこから

どんな

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【高齢期】介護・支援が必要になったときの心構え

【高齢期】介護・支援が必要になったときの心構え

老化を止めよう、遅らせようという

書籍がブームすね。

アンチエイジングは健康を保つこと

本が売れるということは

自分で自分の健康を保つという

意思の表れだと感じます。

アンチエイジング・健康を保つには

栄養、運動・活動習慣

社会交流

好奇心を持ち続けること

年齢など関係ないという思考をもつこと

などが主な方略がよく紹介されてます。

これは介護が必要になっても基本的には

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【高齢者の健康】「もう歳だから」という魔法の言葉

【高齢者の健康】「もう歳だから」という魔法の言葉

訪問リハビリの現場で時折、聞く言葉。

それが

「もう歳だから。」

です。

もう歳だから○○○○さて問題です。

「もう歳だから○○○○。」

○○に入る言葉はなんでしょうか?

たとえば

『走れない』『歩けない』
『買い物できない』『旅行できない』

など、

○○できない。

○○はもう無理だ。

という否定的な言葉が入りますね。

これが魔法の言葉です。

「もう歳だから○○できない

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【高齢者の健康】老化の波に飲み込まれない方法

【高齢者の健康】老化の波に飲み込まれない方法

「なんか調子が悪いな。」
「〇〇が痛いな。」



「今日は動くのやめとこ。」



生活縮小が積み重なる



身体機能低下



生活縮小

はたまた

「おい、これやってくれ。」と妻に頼む夫

「わたしがしますから、おばあちゃんはゆっくりしてね。」と
嫁、娘が率先して家事などを行い、家での役割がなくなる祖母



生活縮小



身体機能低下

いずれも生活不活発病の

典型的な

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【高齢者の健康】手、身体、頭を使い続けること

【高齢者の健康】手、身体、頭を使い続けること

高齢者は

手と身体と頭を使わないと衰えます

ですので

毎日いかにそれらを生活の中で使っていくか

が健康寿命を伸ばす手段です。

その中の手段として

〇〇体操、△△療法など

色々あると思います。

どうせ手、身体、頭を使うなら

効率よく効果的にという発想ですよね。

それらは普段の生活に加えて

スパイスとして

有効と感じます。

娘や息子と同居して

家事を全部やってもらうなんて

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【高齢期リハ・ケア】4つの不足が老化を速める

【高齢期リハ・ケア】4つの不足が老化を速める

食べねえ

飲まねえ

出ねえ(便が)

動かねえ

この4つの「ねえ(ない)」は

健康だろうが

何かしら障害があろうが

赤子だろうが高齢者だろうが

ひとつでも崩れると

心身に影響が出ます。

心身が崩れると生活に影響が出て

またまた心身が崩れます。

4つの「ねえ」は

生活不活発病の入口です。

若いうちならすぐに修正できますが

高齢になると

4つの「ねえ」を修正することが

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【高齢期リハビリ】利用者にとってセラピストはガチャガチャ

【高齢期リハビリ】利用者にとってセラピストはガチャガチャ

経験のあるセラピストリハビリの専門家でも

わからんものはわからん!

知らないことは知らない

できないことはできない

逆にできることは説明し

同意を得た上で進めていく。

年数が経っていくと

自分の技術と経験が

対象者とマッチするかどうかの

判断がつくようになってきます。

ある意味、白黒がつけられる

ようになります。

知らないこと、対応できないことは

勉強することが前提ですが

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【高齢期リハビリ】速い老化・遅い老化

【高齢期リハビリ】速い老化・遅い老化

訪問リハビリを長年していますと

老化の速い方、遅い方がいらっしゃる

と感じます。

老化4原則(ストレーラー)そもそも老化とは

誰にでも起こり(普遍性)

少しずつ進み(進行性)

生物には元々プログラムされており(内在性)

機能低下を起こす(有害性)

の4つの原則が提唱されてます。

※wikipedia「老化」より引用

そして

老化はなぜ起こるのか、は

色々な説がありますが

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【高齢者ケア・リハビリ】寝たきりにならないためのヒント

【高齢者ケア・リハビリ】寝たきりにならないためのヒント


リカバリーとりもどすこと、回復

高齢期は体調不良が起きやすい時期です。

一時的な体調不良でも

回復した際に生活を戻さなければ

寝たきりになることもしばしばあります。

そのため

一時的な体調不良から回復したとき

生活を戻すこと

つまり

生活のリカバリーが重要です。

今回はそんなお話です。

自然とできているセルフリカバリー
私達は一時的に体調を崩すことがあります。

風邪・外傷

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