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共感力ある職場を作りたい

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#管理職

共感力のある職場を作りたい#5〜口に出してみて、聞いてみて気づくことがある

共感力のある職場を作りたい#5〜口に出してみて、聞いてみて気づくことがある

私は事業計画を担当するチームの課長をさせていただいていますが、そのチーム力向上を目指した取り組みをご紹介しています。

今回はその5回目です。

1回目でご紹介したのは、私がこのチームに参加したときに感じた、「重複した作業をしているメンバーがいることに気づいていない人がいる、気づいていても口に出していない」ことです。
これをきっかけとして、チーム内でコミュニケーションが取れるようになってほしい、と

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会話ではまず相手に安心感を与えること。

会話ではまず相手に安心感を与えること。

私の仕事の大半は会話をすることです。

チームをマネジメントするにあたって1on1をしますし、上司からの期待値を確認しますし、関係部署にお願いもします。

これらの会話の出口って何でしょうか?

「相手が行動すること」です。部下が納得して業務を進めてくれる、上司が我々チームの支援をしてくれる、関係部署が改善活動をしてくれる。

全ては相手の行動です。

業務で会話をする時、「私が」要望を伝える、「

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みんなの違和感を具体化するスキルがチームを進化させる。

みんなの違和感を具体化するスキルがチームを進化させる。

私が昔、ある上司に言われた一言を紹介します。

「君はみんながボンヤリおかしいなと思っている違和感を具体化する特殊能力を持っている」

この上司は面白い人で、独特の表現でフィードバックをくれます。この話は期末面談の時に言われました。一年間一緒に仕事をして感じたことだそうです。

この話をされたのはもう5年くらい前のことでしょうか。

当時、私は今担当している事業計画のような、事業部の事業全体を見る

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部下を評価するときの心がけ。

部下を評価するときの心がけ。

期末ですね。部下の人事評価をつける時期になりました。

私は新任課長なので、初めての経験です。
会社も、新任課長には研修を用意していて、先日の1on1研修に引き続き評価者研修というものが社外講師をお招きして実施されました。

評価というのはこうすれば上手くいくというものは無いのだろうと思いましたが、2つの側面から大事な要素を整理しておこうと思います。

1.明確な根拠ある目標に対して評価しなくては

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部下がいることでアウトプットできる。

成長するためにはアウトプットが大事と言われます。

有名どころだとアウトプット大全でもインプット:アウトプットは3:7といいますよね。

でも仕事でアウトプットする機会ってありますか?

そりゃアウトプットしないと成果にはならないでしょ?と思われるかもしれません。
でも、仕事で求められる成果って、インプットとの比率で行ったらどのくらいになるでしょうか?

個人的な感覚では、仕事で成果として評価され

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1on1での6つの心がけ。

1on1での6つの心がけ。

私の会社では数年前から会社施策として1on1を導入しており、新任の管理職はその研修を受けることになっています。

本日、外部講師の方をお迎えした研修を受講してきました。

1on1については個人的に興味があってセミナー動画を見たり本を読んだりしていましたが、あらためて気づきがあったので記しておきます。

1.部下に関心を持つことが大前提。1on1は傾聴が大事というのは聞いたことがありました。私も研

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どれだけ悪い情報が集まるかが自分の仕事を測るバロメーター。

前回、部下が仕事で不安を感じている、というモヤモヤを話してくれた時のことを記しました。

これは、別の職制は正論を言いがちなために、不安があっても丸め込まれると思って打ち明けられず、私に話してくれたというエピソードで、その理由を私が普段心掛けている以下の点がポイントではないかと考えました。

1.とりあえず話を遮らず最後まで聴くということ
2.正論は言わないこと(そんなの言われなくてもわかってるか

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部下がモヤモヤを打ち明けてくれた話。

私が受け持っている課が所属している組織にはもう一つの課があります。

つまり私のチームと並列でもう一つのチームがあります。よって、組織としてみると、職制は次長、隣の課長、私という3名になっています。

我々は課が分かれているものの、同じ事業企画という業務の中で役割を分担しているので、基本的に同じ最終アウトプットに向けて連携しています。よって、チームメンバーも2つの課をまたいで業務の変更を行うことが

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叩き台を出す勇気に惜しみない拍手を。

叩き台を出す勇気に惜しみない拍手を。

私は今のチームで課長をする前、海外ビジネスを司るチームにいました。
このチームは地域ごとに担当が分かれていて、各地域一人ずつでした。即ち、私は一人で担当地域を持ち、海外子会社とやりとりをしてきました。
これはどう言うことかと言うと、自分はチームに属していない、と言うことになります。後輩も部下もいませんでした。上司はいますが、全地域の統括という立場なので、同じチームかと言うとちょっと違うところがあり

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自分の付加価値は他人の行動で測る。

自分の付加価値は他人の行動で測る。

仕事における自分の付加価値とは何でしょうか。与えられた指示を全部こなすことでしょうか。同僚より早く終わらせることでしょうか。それとも遅くまで残業することでしょうか。

事業が苦しくなると、正解というのがわからなくなります。恐らく、そもそも仕事に正解なんて無いのでしょうが、事業そのものが成長基調の時は過去の成功体験を繰り返すことで結果が出ますから、それを正解として仕事をすることがあります。
事業が苦

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