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うつ病を宣告された人。自分の心と精神に向き合う。うつ病を治すにあたってこれまで取り組ん…

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うつ病を宣告された人。自分の心と精神に向き合う。うつ病を治すにあたってこれまで取り組んできたことや、今どんなことをしてるかなど、現在病気の真っただ中にいる人やメンタルに関心のある人に向けて情報を発信していきたい。(機械学習を勉強中)

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    うつ病から回復するためにできる健康法や、受けると役に立つ治療法、コミュニケーションのヒントなどをまとめて紹介します。 うつ病から回復するために脳機能を鍛えるとか、食事を改善するとか自分のできそうなことを取り入れて少しでも病気の症状が良くなって、毎日をよりよく過ごせるようになるヒントを知ってもらえたら嬉しいです。 新しい治療法や心理療法を知っていると自分に合った病院やクリニックを選ぶ際のヒントになりますし、自分が望む治療法がわかってくると思いますので参考にしてみてください。

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うつ病の磁気治療(TMS)を受けた時の話

磁気治療(TMS:Transcranial Magnetic Stimulation)は脳内の血流を良くすることでうつ症状を改善する治療法です。2018年に半年ほど磁気治療(以下TMSと表記します)を受けてい…

こうき
5年前
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身体を観察するのは脳を観察するのと同じ

身体に意識を向けると,身体がしっかりと感じられて,気持ちが穏やかになる部位があります.こういった部位を「身体のリソース」と呼びます. 例えば太ももや足の裏,背中…

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3年前
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長期的な目標達成のための自己報酬マネジメント

こんにちは.最近時間管理やモチベーションを維持する方法を改善したいと思っていたのですが,次の本が参考になりました. 病院でADHDと診断されていなくても,次項で紹介…

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3年前
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「べき思考」の解除

自分で自分を苦しめる思考の偏りの一つに「べき思考」があります.すべての思考の偏りに共通する対策方法は「偏った思考パターンと逆の思考パターンを考え、二つの視点から…

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3年前
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【読書メモ】逆境に生きる子たち -トラウマと回復の心理学

幼少期の家庭環境が劣悪でも社会的に活躍している人はたくさんいます.周りの目を気にしすぎてしまうとか,過去の出来事を思い起こして怒りを感じてしまうといった性質を抱…

こうき
4年前
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【読書メモ】スタンフォードの自分を変える教室

5年以上前に一度読んだことがあるのですが,再読してみると新たな発見があったのでまとめます. 瞑想をすると,前頭前皮質への血流が増えるのです. 瞑想の練習を8週間続…

こうき
4年前
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自我状態の柔軟性

人は自分の自我状態を使い分けて過ごしています。.例えば会社での自分と友人と話している時の自分は異なった自我状態です. 学校で明るい生徒が家庭訪問の時におとなしく…

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4年前
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【読書メモ】ポリヴェーガル理論入門

トラウマやうつ病を克服しようとして,「考え方を変えよう」「気にしないようにしよう」と努力することがあると思います.ただ,実はトラウマやうつ病は身体の生理的な反応…

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4年前
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【読書メモ】脳を鍛えるには運動しかない

運動が脳機能を向上させることについて,神経科学を元に解説している本です.この記事では主に,うつ病からの回復に役立ちそうな内容をまとめました. ストレスという概念…

こうき
4年前
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【読書メモ】なぜ、一流の人は「集中力」が1日中続くのか?

集中力を上げるための生活習慣はなんだろうと日々試行錯誤しているのですが、以下の本が参考になったので紹介します。 昼食は重大な集中阻害因子です。 大切な仕事に集中…

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4年前
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時間術大全を読了
①疲れ切る前に切り上げると生産性が高まる。
進みがのろくなったらやめる
②小さなきっかけから巨大な時間のロスが生まれる。
ex.ツイート後何度も反応を確かめる。ファストフードを食べると3時間睡魔が続く
③没頭することで疲労を回復することができる

こうき
4年前
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【読書メモ】「人見知り」として生きていくと決めたら読む本

私は人付き合いが苦手なタイプで、なるべく人付き合いは減らしたいと考えています。内向的で人見知りでも、人とのかかわりはゼロにはなりませんので、人と関わるうえで最低…

こうき
4年前
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緊張を解くと疲れにくくなります

身体が緊張していると血液の循環が悪くなります。脳に酸素が巡りにくくなるので、結果的に疲れを感じやすくなります。 では緊張を解くにはどうすれば良いでしょうか。 ま…

こうき
4年前
5

効率良く本を読む

私は本を最初から最後まで通して読みません。なぜなら、本文の中で興味のある部分はごく一部であり、時間をかけて全文読んだとしてもほとんど自分の頭の中には残らないから…

こうき
4年前
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日に日にヘルステック系の分野で働きたいという思いが増している(分不相応ですが)。医療情報の非対称性の解消や一人一人のセルフケア力の向上を技術でサポートしたいと最近ずっと考えている。

こうき
4年前
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【読書メモ】確率思考の戦略論

マーケティングの仕事はどのように意思決定しているのかが私には不鮮明で、考慮すべき要素が多すぎてどのように考えているのかがさっぱりわかりませんでした。個人の裁量や…

こうき
4年前
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うつ病の磁気治療(TMS)を受けた時の話

うつ病の磁気治療(TMS)を受けた時の話

磁気治療(TMS:Transcranial Magnetic Stimulation)は脳内の血流を良くすることでうつ症状を改善する治療法です。2018年に半年ほど磁気治療(以下TMSと表記します)を受けていたので、TMSがどういうものなのか、実際受けてみてどういう効果があったのかをお伝えします。

「磁気」というと、「本当に効果があるの?」とか、「もしかして疑似科学かな?」と懐疑的に思ってしまう

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身体を観察するのは脳を観察するのと同じ

身体を観察するのは脳を観察するのと同じ

身体に意識を向けると,身体がしっかりと感じられて,気持ちが穏やかになる部位があります.こういった部位を「身体のリソース」と呼びます.

例えば太ももや足の裏,背中など,地面や椅子に接触している部位は安定を感じやすい傾向にあります.

「身体のリソース」に意識を集中すると,対応する「脳の部位」を意識することになります.

身体で感じていることは,実際には脳で感じています.つまり,身体のある部位に意識

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長期的な目標達成のための自己報酬マネジメント

長期的な目標達成のための自己報酬マネジメント

こんにちは.最近時間管理やモチベーションを維持する方法を改善したいと思っていたのですが,次の本が参考になりました.

病院でADHDと診断されていなくても,次項で紹介するADHDの特性やそれに付随する困り事に心当たりのある方は参考になる本だと思います.

この記事では,本書を元に,ADHDの特性や困り事について紹介した後に,自分にご褒美を与える自己報酬マネジメントについて説明します.

ADHDの

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「べき思考」の解除

「べき思考」の解除

自分で自分を苦しめる思考の偏りの一つに「べき思考」があります.すべての思考の偏りに共通する対策方法は「偏った思考パターンと逆の思考パターンを考え、二つの視点から物事を見てバランスを取ること」です。この記事では「べき思考」から抜け出すためのテクニックを紹介します.

「〇〇すべき」という考えが出てきたとき,

「○○しなくてもいいけど,〇〇できたらいいなぁ」

ぐらいに考えると,無理をしようとしてい

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【読書メモ】逆境に生きる子たち -トラウマと回復の心理学

【読書メモ】逆境に生きる子たち -トラウマと回復の心理学

幼少期の家庭環境が劣悪でも社会的に活躍している人はたくさんいます.周りの目を気にしすぎてしまうとか,過去の出来事を思い起こして怒りを感じてしまうといった性質を抱えながらも,逆にその性質を活かす方向で生き方を考えていくことが一つの解答になります.

怒りは,ゴール志向で前向きな行動と組み合わさるときにこそ,生産的なものになりうるという考え方を,脳科学は支持している.

人ではなく,問題に怒りを向けた

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【読書メモ】スタンフォードの自分を変える教室

【読書メモ】スタンフォードの自分を変える教室

5年以上前に一度読んだことがあるのですが,再読してみると新たな発見があったのでまとめます.

瞑想をすると,前頭前皮質への血流が増えるのです.

瞑想の練習を8週間続けたところ,日常生活において自己認識の同愛が向上し,脳で自己認識をつかさどる部分の灰白質の量が増えているのがわかりました.

瞑想により,実際に脳が変化することを説明されています.前頭前皮質への血流を促進することで,脳の潜在能力を引き

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自我状態の柔軟性

自我状態の柔軟性

人は自分の自我状態を使い分けて過ごしています。.例えば会社での自分と友人と話している時の自分は異なった自我状態です.

学校で明るい生徒が家庭訪問の時におとなしくなるのも学校での自我状態と家での自我状態が競合し、どう対応して良いか決めあぐねている状態となります.

自我状態の中には最も大きな基盤となる「素の自分」が存在します.

「素の自分」があった上で、会社での自分や友達と一緒にいる自分など、自

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【読書メモ】ポリヴェーガル理論入門

【読書メモ】ポリヴェーガル理論入門

トラウマやうつ病を克服しようとして,「考え方を変えよう」「気にしないようにしよう」と努力することがあると思います.ただ,実はトラウマやうつ病は身体の生理的な反応であり,考え方や気の持ち方を変える以前に,身体反応を正常化させるために神経系を調整する必要があります.

トラウマを体験した人が抱えている状態について,神経生理学的な説明を行っているものとしてポリヴェーガル理論があります.

この理論によっ

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【読書メモ】脳を鍛えるには運動しかない

【読書メモ】脳を鍛えるには運動しかない

運動が脳機能を向上させることについて,神経科学を元に解説している本です.この記事では主に,うつ病からの回復に役立ちそうな内容をまとめました.

ストレスという概念を再定義するストレスは身体の均衡を脅かすものだ.脳でいえば,ニューロンの活動を引き起こすものはなんでもストレスとなる.ニューロンが発火するにはエネルギーが必要で,燃料を燃やす過程でニューロンは摩耗し,傷ついていく.ストレスという感覚は,基

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【読書メモ】なぜ、一流の人は「集中力」が1日中続くのか?

【読書メモ】なぜ、一流の人は「集中力」が1日中続くのか?

集中力を上げるための生活習慣はなんだろうと日々試行錯誤しているのですが、以下の本が参考になったので紹介します。

昼食は重大な集中阻害因子です。

大切な仕事に集中しなければならない時は食事を抜いてください。

朝起きたときに顔がむくんでいたら水分過剰なのです。朝、顔がむくんでいたり、唾液が出ていれば、水を飲む必要はない。

昼食をとった後は眠くなり、集中力が下がるので、もし食べる必要がありそうな

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時間術大全を読了
①疲れ切る前に切り上げると生産性が高まる。
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②小さなきっかけから巨大な時間のロスが生まれる。
ex.ツイート後何度も反応を確かめる。ファストフードを食べると3時間睡魔が続く
③没頭することで疲労を回復することができる

【読書メモ】「人見知り」として生きていくと決めたら読む本

【読書メモ】「人見知り」として生きていくと決めたら読む本

私は人付き合いが苦手なタイプで、なるべく人付き合いは減らしたいと考えています。内向的で人見知りでも、人とのかかわりはゼロにはなりませんので、人と関わるうえで最低限どういった配慮をすると良いかというラインを知っておくことは大事だと考えられます。

次の本が非常に参考になりましたので紹介したいと思います。

・外交的になる必要はない内向的な人が外交的になろうと努力するのは、自分の本質に逆らう行為であり

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緊張を解くと疲れにくくなります

緊張を解くと疲れにくくなります

身体が緊張していると血液の循環が悪くなります。脳に酸素が巡りにくくなるので、結果的に疲れを感じやすくなります。

では緊張を解くにはどうすれば良いでしょうか。

まず緊張していることに気づくことが大事です。瞑想やマインドフルネスといったテクニックで気づく能力を上げるのも良いですが、身体を動かして確かめるのがオススメです。

筋弛緩法のように、意図的に身体の一部に力を入れ、その後力を抜いて脱力すると

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効率良く本を読む

効率良く本を読む

私は本を最初から最後まで通して読みません。なぜなら、本文の中で興味のある部分はごく一部であり、時間をかけて全文読んだとしてもほとんど自分の頭の中には残らないからです。

私が本を読む目的は、新しい知見を取り入れ、自分の考え方を更新するためなので、本を最初から最後まで読む必要はありません。私は本文全体の3割程度を読んで読了する場合がとても多いです。

・優先順位をつけて読む:初めに目次を確認まず、本

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日に日にヘルステック系の分野で働きたいという思いが増している(分不相応ですが)。医療情報の非対称性の解消や一人一人のセルフケア力の向上を技術でサポートしたいと最近ずっと考えている。

【読書メモ】確率思考の戦略論

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マーケティングの仕事はどのように意思決定しているのかが私には不鮮明で、考慮すべき要素が多すぎてどのように考えているのかがさっぱりわかりませんでした。個人の裁量や経験、直観によって判断しているのではないかと推測したこともありますが、様々な記事や書籍を読んで、数字を用いて客観的な事実に基づいた意思決定ができるんじゃないかと思ったこともあります。データドリブンマーケティングという言葉もありますし、データ

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