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自我状態の柔軟性

人は自分の自我状態を使い分けて過ごしています。.例えば会社での自分と友人と話している時の自分は異なった自我状態です.

学校で明るい生徒が家庭訪問の時におとなしくなるのも学校での自我状態と家での自我状態が競合し、どう対応して良いか決めあぐねている状態となります.

自我状態の中には最も大きな基盤となる「素の自分」が存在します.

「素の自分」があった上で、会社での自分や友達と一緒にいる自分など、自我状態を切り替えて人間関係に適応しています.

自我状態の中にはトラウマにより形成された悪い自我状態もあります。トラウマケアの心理療法では、素の自分の状態で施術を受け、悪い自我状態を安全なものに変化させていきます.

自我状態の切り替えは、多重人格とは異なります.

自我状態が複数あることで人間関係における対応の柔軟性が増し、ストレスが減らされます.

「あの人は人によって態度が違うよねぇ」というような批判や悪口がありますが、人によって態度が違うのは当たり前の事で、人の態度としては,自然なことです.


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